まさにSFの世界！360度カメラと「Gear VR」でガチVR体験

スマホ「Galaxy」や「Gear VR」と連動する新型カメラ「Gear 360（SM-C200NZWAXJP）」（4万9550円）が発売になりました。

この「360度カメラ」のCM、もう見ましたか？  父が風邪で出かけられない娘のためにライブの様子を撮影し、帰宅後に映像をGear VRで見せてあげるというストーリーです。なにがスゴいんだか、新しいんだか、ちょっとわからない人も多かったのではとちょっと心配ですが…。

この360度カメラのスゴさは、ずばり「臨場感をそのまま伝えられる」ことなのです！

首を動した方向の映像が見える。まさにバーチャルリアリティ

動画撮影しているときは、常に前後左右360度の映像が記録されます。今までは、せいぜいレンズの向こう側の180度しか記録できないのがカメラの一般的概念でしたが、この「Gear 360」は前後２つのカメラ（1500万画素）を備える２眼式になっており、カメラの前も後ろも撮影してくれます。

なので、Galaxyで動画を再生しているときに画面を左右に振れば、実際の映像も左右に移動します。つまりさっきまで見えなかった方向の画像を見ることができるわけです。

さらに、ヘッドセット型モニター「GearVR」で動画を見てみると…。

ライブ会場で、右を見れば右の観客がいて、左を見れば左の観客がいて、前を見ればステージがある。そう、CMで描かれていたのは、そんな体験だったんですね。まさにバーチャルリアリティ。撮影した世界を擬似体験できることになるんです。

スマホとの連携機能はGalaxyの対応端末でないと利用できませんが、microSDXCスロットを搭載しているので、撮影した動画を後からPCで編集することも可能です。つまりGalaxyを持っていなくても、「Gear 360」単体で360度や180度の画像や動画を残すことが可能なわけです。

なおPC(Windows限定)向けの「全天周映像編集アプリ」も配布される予定になっています。

もちろん、静止画撮影でも同じように360度を取り込むができます。タイムラプス、ループビデオも可能です。防滴・防塵なので、野外での撮影も安心です。

従来のカメラのように、機器を撮影者が抱えたままでは「後ろ」が撮影できないので、「Gear 360」では専用スタンドに乗せて撮影します。

集まった友達とカメラを取り囲んで撮影したり、美しい景色を全方向で残してみたり。アイデア次第で、思い出を記録する方法がいろいろ増えそうですね！

余談ですが、いつの日かスクリーンも360度のものが発売されたら、Zガンダムのコクピットが再現できるのになあと思ったりもします。「Gear 360」は、近い将来、そんな可能性も感じさせてくれる画期的なカメラであることは間違いありません！

「Gear 360」>> http://www.samsung.com/jp/consumer/mobilephone/gear/gear/SM-C200NZWAXJP

（文／&GP編集部）