ワンランク上の臨場感を満喫できるプロジェクター&サウンドバー9選【趣味と遊びの秘密基地ギア】
&GP / 2022年9月23日 20時0分
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ワンランク上の臨場感を満喫できるプロジェクター&サウンドバー9選【趣味と遊びの秘密基地ギア】
【趣味と遊びの秘密基地ギア】
インドアでの趣味の筆頭ともいえるホームシアター鑑賞。プラスαすれば臨場感の溢れるシアター体験が手軽に得られるサウンドバーとプロジェクターに注目。ミドルクラスを中心に紹介する!
* * *
インドアの趣味として、誰もが一度は憧れるのがホームシアター環境の構築だ。
AV評論家の折原一也さんは「ホームシアターという言葉が指すイメージは、ここ数年で大きく様変わりしました。一番の理由はサブスク動画配信の普及。これにより、コストがかかる専用ルームでの試聴から、リビングやプライベートルームなどでの視聴へシフトしているケースが増えています」と話す。
自宅をホームシアター化する場合、効果的なのがスピーカーの追加による音の強化やプロジェクターの導入による映像面の強化だ。
「リビングに大画面テレビがあるなら、サウンドバーを追加して音のグレードアップから始めてみるのがオススメ。5万円を超えるミドルクラスの製品は、各社ともドルビーアトモスを中心とした映画の立体音響への対応が進んでいて、映画館さながらの臨場感を体験できます。5万円以上の予算をかければ、音質の追求はもちろん、憧れのオーディオブランドの製品にも手が届きます」
テレビを中心に考えない場合はプロジェクターの導入が効果的だが、この市場はここ数年でトレンドが急速に変化しているという。
「Wi-Fi搭載でAndroid TVを利用できる10万円以下のモバイルプロジェクターはAnker、XGIMIなどが中心。一方、国内メーカーやBenQなどが発売する据え置き型のホームシアタープロジェクターは10万円以上が相場です。つまり、予算10万円前後がミドルクラスの主要価格帯なのです。現在の人気は、手軽さ重視のモバイルプロジェクターですが、明るさに限界があるので、100インチクラスの大画面を投射するのは厳しいでしょう。部屋で使う前提なら、100インチ級の明るさと画質を確保できる据え置きタイプがオススメ。最近は据え置きモデルでもWi-Fiの内蔵化が進んでおり、サブスク動画配信の視聴も簡単になっています」
では、プロジェクターで大画面を実現する場合、サウンド環境はどう考えるべきだろうか。
「最近のプロジェクターは、内蔵スピーカーの音質まで作り込んだオールインワンが基本なので、まずはプロジェクター単体で始めても良いと思います。上を目指すなら設置性次第でサウンドバーを導入。それでも物足りないならAVアンプとスピーカー…そこまでこだわると昔も今も一緒ですね(笑)」
ホームシアターのアイテム構成に選択肢が増えた今だからこそ、自分のこだわるポイントに合った製品選びが重要といえる。
AV評論家 折原一也さん
オーディオ・ビジュアル専門誌やWeb媒体、商品情報誌でトレンド解説や製品レビューなど多彩な記事を執筆。2009年よりVGP(ビジュアルグランプリ)審査員も務める
【サウンドバー】立体音響にこだわるならミドルクラス以上が狙い目
1. 名門のサウンドをワンボディで届ける
映画の音響制作スタジオのような空間上の音像定位を実現する。高解像サウンドは、まさにB&W流。圧倒的な高音質が魅力(折原さん)
B&W
「Panorama 3」(実勢価格:14万9600円前後)
英国の誇る世界的Hi-Fiスピーカーブランドによる一体型サウンドバー。合計400Wの強力なパワーアンプ搭載で、ドルビーアトモスの立体音響も再現するモデルだ。
▲センサー感知で表示されるタッチ操作のUIまで美しくインテリアとして映える
▲接続端子はHDMI eARCメインで最小限。“Bowers&Wilkins Musicアプリ”で操作する
2. サブウーファー別体で重低音も大迫力
外見以上に肉厚で高さのあるパワフル系サウンド。大型フロアスピーカーのような音を体験できます(折原さん)
デノン
「DHT-S517」(実勢価格:5万9800円前後)
幅1050mmの筐体に合計7基ものスピーカーユニットを搭載し、ハイクオリティな立体音響を再現。ワイヤレスサブウーファーも付属。
▲付属の大型サブウーファーは、一体型とは一線を画すサウンドが魅力
3. 3つの独自技術でシアター空間の再現性を極める
横、高さ方向ともに、音の回り込みの上手さと自然な定位が特徴。映画館の理想的な席の音をリビングに再現する性能はトップクラス(折原さん)
ソニー
「HT-A7000」(実勢価格:17万6000円前後)
7.1.2chで最大出力500Wと強力なスピーカーを内蔵する幅1300mmの大型サウンドバー。3Dオーディオ「360 Reality Audio」にも対応。
▲立体音響の再現にイネーブルドスピーカー、ビームトゥイーター、バーチャルサラウンドを併用
4. BOSE独自のスピーカー技術が満載
特に天井から壁まで音空間の拡張をテーマにしたサウンドです。音に取り囲まれる臨場感はまさに一級品!!(折原さん)
BOSE
「Bose Smart Soundbar 900」(実勢価格:11万9900円前後)
米国・BOSEのワンボディサウンドバー。横長の本体にはアップファイアリング(天井反射)スピーカーも搭載して立体音響を再現。
▲ビーム状に音を放出して音の定位をコントロールするBOSE独自の「PhaseGuideテクノロジー」を搭載
5. 小型プレミアムという新境地
本体サイズから想像もつかないほど部屋空間に音を拡張させて臨場感あり。高解像でパンチを効かせたサウンドは音楽にマッチします(折原さん)
デノン
「Denon Home Sound Bar 550」(実勢価格:8万6260円前後)
幅650mmというコンパクトなワンボディで立体音響にも対応。ネットワークオーディオ技術「HEOS」もサポートしている。
▲HDMI(eARC)以外にも光デジタル入力、AUX、有線LAN端子も搭載
【プロジェクター】じっくり鑑賞するなら据え置き型も視野に
6. 4K投射に対応したオールインワンプロジェクター
自動台形補正、高速オートフォーカスに加えて、自動画面補正、障害物回避まで搭載。多機能最強モデルです(折原さん)
XGIMI
「HORIZON Pro」(実勢価格:19万7890円前後)
3840×2160ピクセルのリアル4K、2200ANSIルーメンというハイスペックの一体型プロジェクタ。Android TV 10.0搭載とOSも最新。
▲Harman/Kardonの8Wスピーカーを2基搭載。Dolby Audio、DTS Studio Soundにも対応
7. 最強輝度を求めるならレーザー光源
とにかく明るさ重視で推奨したいレーザー光源モデル。日中のリビングでも投射できるほどのハイスペックです(折原さん)
アンカー・ジャパン
「Nebula Cosmos Laser」(16万9900円)
Nebula史上最高の2400ISOルーメンフルHDプロジェクタ。Android TV 10.0搭載のNebula 4K Streaming Dongle付属。
▲プロジェクターとしてだけでなくテレビ代わりにもなる
8.明るく動きに強いプロジェクター
ゲーミングが主な用途の個性派。明るいのでリビング投射にも優秀。ホームシアターでも通用する万能モデル!!(折原さん)
BenQ
「TK700STi」(実勢価格:22万円前後)
4K UHD解像度(3840×2160ドット)。フルHD解像度で240Hz駆動対応のゲーミングプロジェクター。3000lmの輝度もハイスペックだ。
▲4K解像度と低入力遅延でFPSやアクションゲームもストレスなくプレイ可能
9. オールインワンの決定版!!
バッテリー内蔵で輝度900ANSIルーメンのスペックは優秀。臨場感あるサウンドからネット対応まで一台で揃う優秀機(折原さん)
XGIMI
「Halo+」(実勢価格:10万9890円前後)
XGIMIのポータブルプロジェクターの最上位。Android TV搭載でサブスク試聴もラクラク。Harman/Kardonの5Wスピーカーを2基搭載する。
▲内蔵バッテリーで2時間駆動なのでポータブル利用はあくまで屋内向け
■AVアンプ&スピーカーでさらにサウンドにこだわる!
自宅のサウンド環境を映画館化したい本格派は、やっぱりAVアンプ&5.1chスピーカー導入が入り口。予算総額の目安は入門クラスで20万円以上。スピーカーを設置・配線できる、環境に余裕がある人向きだ。
デノン
「AVR-X1700H」(実勢価格:6万4680円前後)
Dali
「SPEKTOR 2」(実勢価格:5万4000円前後)
※2022年9月6日発売「GoodsPress」10月号48-49ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/折原一也 撮影/湯浅立志(Y2)>
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