1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. モバイル・アプリ

iPadで表組みを作ろう!付属の表計算アプリ「Numbers」5つの基本操作|iPad Hacks

&GP / 2022年10月30日 19時0分

iPadで表組みを作ろう!付属の表計算アプリ「Numbers」5つの基本操作|iPad Hacks

iPadで表組みを作ろう!付属の表計算アプリ「Numbers」5つの基本操作|iPad Hacks

【iPad Hacks_35】

iPadをノートPCのように使おうと思ったときに、表計算ソフトを使った資料作成が求められる場面も少なくありません。

その際に、Apple製のオフィススイートiWorksに含まれる「Numbers」アプリを使えば、追加費用なく表組みを作成できます。ただし、Microsoft 365(旧Microsoft Office)のExcelの操作に慣れている人や、表計算ソフトをあまり扱ったことがない人にとっては、Numbersを使おうと思っても、最初の一歩を超えただけで、次に進めずに悩んでしまうかもしれません。本稿では、そんな人に向けて、基本の入力操作について紹介していきます。

 

1)自動入力機能を使おう

表計算ソフトに表示される枠は「セル」と呼びます。まずは、このセルに対して数値やテキストを入力していくことになりますが、複数のセルに対して入力を行ううえで、手入力だけでは膨大な作業時間がかかります。そのため、いかに楽をするのかが重要です。

例えば、「日付」など1、2、3…のように連続する数値入力に対しては、自動で規則的な入力を行える機能(Excelでいう「オートフィル」)を活用しましょう。iPadでは「セルに自動入力」という機能を使うことで、これを実現できます。

iPadのNumbersの画面 ▲セルを選択して、メニューから「セルアクション」を選び(左)、「セルに自動入力」を選ぶ(右)

iPadのNumbersの画面 ▲黄色い枠が表示されるので、辺の中央部をドラッグ(左)。規則的な自動入力が行える(右)

 

2)関数を使う

合計値や平均値などの入力を行うには、「関数」を利用しましょう。例えば、関数を入力したいセルを選択した状態で、画面右下に表示される「セル」をタップ。最下部にスクロールすると「簡易数式」という欄があるので、その中の「合計」を選びます。これで入力値の合計がすぐに表示されます。

iPadのNumbersの画面 ▲セルを選択してから画面右下の「セル」と書かれたボタンをタップ

iPadのNumbersの画面 ▲ここでは、メニュー下部にある「合計」をタップ。これで合計値が表示された

また、関数を手入力できる場合には、セルを選択した状態で、数式を入力しても問題ありません。この際、もちろん全てをキーボードで入力してもいいのですが、ショートカットバー(物理キーボード装着時に表示される細長いバー)にある「=」をタップすると、各種記号を選択しやすくなりますよ。

iPadのNumbersの画面 ▲セルを選択した状態で、ショートカットバーの「=」をタップ

iPadのNumbersの画面 ▲「=」や四則演算の記号などを、選択して入力できるように

 

3)セルを整える

表組み自体を画像として資料に利用したい場合などには、ある程度数値が入力できたらセルの外観を整えておきましょう。

まず、不要な列・行を指定して削除し、見づらい箇所は幅も調整しておきましょう。これらの操作は列・行自体をタップして選択してから操作します。なお、具体的な操作手順は以下の通りです。

iPadのNumbersの画面 ▲左端をタップしてから、中央の点をドラッグして複数の行を選択

iPadのNumbersの画面 ▲「削除」をタップすると選択した行が消える

iPadのNumbersの画面 ▲行の左端を選択してそのままドラッグすると…

iPadのNumbersの画面 ▲行の幅が変わった

そして、枠線の太さも調整して整えておきましょう。こちらは、画面上部のブラシのアイコンをタップしてから、「セルの枠線」を選び、種類と幅などを指定します。

iPadのNumbersの画面 ▲ブラシのアイコンをタップして、「セル」のタブを選び、「セルの枠線」をタップ

iPadのNumbersの画面 ▲枠線のタイプを選んでから幅を調整しよう

ちなみに、本稿では詳細手順の説明は割愛しますが、セル内のフォントも整えたい場合には、セルを選択した状態で画面上部のブラシをタップすることで、フォントに関する項目を整えられます。

 

4)表組みをグラフ化する

続いて、作成した表組みをもとに、グラフを作成してみましょう。グラフ化したい範囲のセルを選択した状態で、画面上部にある「+」をタップ。円グラフのようなアイコンのタブを選び、ここでは「2D」を選択し、棒グラフを選びます。これで表組みをもとにしたグラフが作成されました。

iPadのNumbersの画面 ▲グラフ化したいセルを選択した状態で、「+」をタップ。グラフのタブから、「2D」を選び、基本の棒グラフを選択した

さらに、作成されたグラフを選択した状態で、画面上部のブラシのアイコンをタップし、「スタイル」タブから「ラベル」を選択。「軸名」のスイッチをオンにすることで、縦軸、横軸の名称を入力できるようになります。

iPadのNumbersの画面 ▲さらに作成されたグラフを選択した状態で、ブラシのアイコンから「スタイル」→「ラベル」を選び、X軸・Y軸それぞれの「軸名」のスイッチをオンに

iPadのNumbersの画面 ▲軸名は直接編集できる

グラフのカスタマイズに関しては、ほかにもさまざまな項目があるので、設定画面をいろいろといじって試してみましょう。

 

5)図形の挿入

表組みやグラフ上にアイキャッチとして図形を添えたい場合には、画面上部の「+」をタップして、丸と四角が重なったアイコンのタブを選ぶと、記号やイラストを挿入できます。これらのオブジェクトは、挿入後にサイズや位置をドラッグして調整可能です。

iPadのNumbersの画面 ▲「+」から図形のアイコンを選び、挿入したい記号やイラストを選択する

*  *  *

今回は、Numbersで最低限の表組み・グラフを整えるために必要な手順の一部を紹介しました。iPadが手元にある場合には、ぜひ一連の操作を実際に試しておきましょう。全ての手順を覚える必要はありませんが、一度全ての流れを触っておくことで、大まかなメニューの位置を把握できるはずです。

なお、次回はもうすこしNumbersを掘り下げて、スタイルの選択や、条件付きハイライトの設定、出力方法などについても解説する予定です。

>> [連載] iPad Hacks

 

<文/井上 晃

井上 晃|スマートフォンやタブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスについて取材。Webメディアや雑誌に、速報、レビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter

 

 

 

【関連記事】

◆iPadの「Pages」で一歩進んだWordのような操作にチャレンジ|iPad Hacks
◆iPadでPDFファイルを扱うための5つの基本|iPad Hacks
◆iPadでメールチェックを時短化するための3つのテクニック|iPad Hacks

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください