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象の上に菩薩像! 古の“神仏習合”を驚異の完成度で再現した逸品とは

&GP / 2022年12月4日 15時0分

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象の上に菩薩像! 古の“神仏習合”を驚異の完成度で再現した逸品とは

尊い仏の御姿を驚くべき精密さで再現する仏像専門フィギュアブランド・イスム。なかでも御仏の存在をより身近に感じられる手頃なサイズで人気の“TanaCOCORO ”シリーズより、数量限定の新作「TanaCOCORO 普賢菩薩騎象像(ふげんぼさつきぞうぞう)」(3万7400円)が発表されました。

諏訪の古刹・佛法紹隆寺において神仏習合の象徴として伝えられる仏像“諏訪大明神御本地普賢菩薩”を、実物のおよそ1/10にあたる全高165mmのミニサイズで再現。白象の上に座を組む普賢菩薩の慈愛に満ちた表情、オリジナルの製作年代の違いまで見事に再現したレアな逸品です。

明治政府により布告された神仏判然令をきっかけに、別々の道を歩んできた神道と仏教。しかし古来より日本各地には日本固有の神と外来の仏が融合した“神仏習合”の信仰があり、人々の生活に深く根ざしていたといわれています。

その神道と仏教が150年ぶりの再会を果たすものとして、今年2022年秋に開催されたのが「諏訪神仏プロジェクト」。

神宮寺由来の仏像の一斉公開などを通じて、諏訪地方に古くより根付く神仏信仰を振り返ろうとするもので、地元をはじめ全国から参拝客が訪れるなど大きな話題を呼びました。

今回発売の「普賢菩薩騎象像」はそのうちの一体で、現在は佛法紹隆寺が所蔵する“諏訪大明神御本地普賢菩薩”をモデルとした、精密なポリストーン製フィギュアです。


“諏訪大明神御本地普賢菩薩”は、かつては諏訪上社神宮寺にて諏訪大明神の本地仏として祀られていたもので、戦国時代には武田信玄・勝頼親子が篤く信仰。織田信長が諏訪に攻め入った際には諏訪大明神の力を恐れ、上の菩薩部分を破壊したとも伝えられています。

そのため、台座の白象は鎌倉時代作、菩薩部分は年代が下ったのちに再彫刻されたものとされているのですが、今回のフィギュアではこうした製作年代の違いによる質感の差異まで見事に表現。台座である白象の体躯はシリーズ最長となる迫力のボリュームです。一方で、普賢菩薩の顔には慈愛に満ちた眼差しとともにヒゲのひとつひとつまで手書きで緻密に再現されています。

「阿修羅像」や「弥勒菩薩」など絢爛豪華な御仏が顔を揃えるイスムのラインナップにあって、この「普賢菩薩騎象像」はかなりレア度の高い存在といえそう。仏像ファン、歴史ファンの心をつかむ希少な300体の数量限定モデル、発売は12月21日からです。

>> イスム「TanaCOCORO 普賢菩薩騎象像」

<文/&GP>

 

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