キミを選んでよかった!頼れる相棒は年上の「ジムニー」【「男の趣味部屋」「理想の愛車」拝見】
&GP / 2023年1月5日 20時0分
![キミを選んでよかった!頼れる相棒は年上の「ジムニー」【「男の趣味部屋」「理想の愛車」拝見】](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/goodspress/goodspress_501548_0-small.jpg)
キミを選んでよかった!頼れる相棒は年上の「ジムニー」【「男の趣味部屋」「理想の愛車」拝見】
【「男の趣味部屋」「理想の愛車」拝見】
インドア・アウトドアに関わらず、趣味を持つことは毎日を楽しく、そして人生を謳歌するのに大切なエッセンス。そんな趣味を楽しむにあたり、インドア派にとっては趣味部屋、アウトドア派にはクルマが欠かせない存在となるだろう。そこで、さまざまな趣味ライフを満喫している人たちに、"趣味活"の場や相棒、使用しているギアを取材。それを受けてオススメのアイテムをたっぷり紹介する。これを読めばきっと「いいなぁ、憧れるなぁ、オレも…」と妄想が膨らむはず。その妄想こそが、趣味活の第一歩なのだ。
* * *
狭い山道をスイスイ駆け抜け、悪路も難なくこなすスズキのジムニー。そんな軽4WDをこよなく愛するゆきちさんだが、実は最初に狙っていたのは現行型だったとか。その心変わりの理由とは?
ゆきちさん
アウトドアショップに勤務したのち、現在はフリーでキャンプの楽しさをSNSで発信している。トヨトミストーブのアンバサダーを務めるなど、キャンプ系インフルエンサーとして活動中
SUZUKI
JIMNY
軽自動車の規格変更にあわせて、エンジンが660ccへとパワーアップしたJA11型。ゆきちさんのジムニーは、同シリーズ最終型である5型。初めて内装の内張りが施されたモデルだ。
■昔ながらのフォルムを生かしつつ自分好みのカタチに仕上げました
秋も深まって朝晩の冷え込みが厳しくなってくると、そろそろ次の春までキャンプはお預けかな…という人が多いのではないだろうか。しかし、ゆきちさんは「私のキャンプはこれからが本格シーズンです!」と笑顔でテントを設営する。月に最低3回はキャンプに出かけているという彼女だが、人出の多い7〜8月は基本的にキャンプをしないのだという。
「夏は暑いし混み合うし、他にも楽しい遊びがありますよね。ダイビングや渓流釣りとか。これからの季節は空気が澄んでいて最高の星空を楽しめるし、寒いからこそお鍋とかあったかいお料理がおいしいんですよ。キャンプは断然冬がおすすめですね」
▲ソロでは反射式、グループでは対流式とストーブを使い分けている。トヨトミの反射式ストーブはスリムな形状とジムニーに近いカラーがお気に入り
自然に囲まれた林間サイトが好きだというゆきちさん。行きたいと思えるキャンプ場は、必然的に山奥だったりアクセスの悪いところが多い。そんな彼女にとって、テントや寝袋と同じくらいキャンプに欠かせないのがジムニーの存在だ。
「3年半くらい前、初めての愛車として購入したのがこのジムニーです。現行のJB64型が出てまもないころで興味はあったんですけど、ショップで見たら現行モデルより旧型の方が好みで。エンジンも丈夫だと聞いて旧型で探すことにしたんです」
そして出会ったのが現在のJA11だ。しかし、製造されたのは平成7年。クルマを買うのが初めてなこともあり、自分より年上の旧車を維持していけるかどうかの不安もあったという。
「ショップの人や知り合いに聞いて回ってみたんですが、深刻なトラブルを抱えている人はいなくて。むしろ、みんなこの古さや昔ながらのカタチを楽しんでいたんですね。すっかり迷いが吹っ切れたので、せっかくだからとことん自分のほしいカタチに仕上げようと、全体的に手を入れてもらいました」
▲シートとドア内張りはブラウンのレザー調生地に張り替え。室内の雰囲気にあわせてステアリングもNARDIのクラシカルなデザインのもので統一感を出した
ボディカラーはキャンプ場に溶け込むようなサンドベージュに全塗装。内装もすべて張り替えて、キャンプ場に向かうまでの移動時間も楽しめる居心地のいい空間に作り上げた。革製のシフトノブカバーなど、手作りしたアイテムにも彼女の愛情がにじみ出ている。
「狭い山道や悪路を走るときなど、ジムニーでよかったと思う瞬間がこれまでに何度もありましたね。小回りが利くので運転しやすいし、本当に頼りになります。これからもいろいろカスタムを楽しみながら、長く付き合っていこうと思ってます」
▲荷室に収まらないアイテムは屋根上にカーゴネットで固定。ルーフキャリアは武骨なボディカラーになじむマットブラックに塗装した
▲ドイツの老舗メーカー・ZASSENHAUSのコーヒーミルは軽い力で豆が挽けて仕上がりがおいしい。革製のフィルターケースはハンドメイドだ
▲炎の揺らぎ好きで、IWATADENKIのオイルランタンを愛用している。ホヤは現在のアンバーな色合いのものに交換して、暖かい光のニュアンスを楽しんでいる
※2022年12月6日発売「GoodsPress」1・2月合併号102-103ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/中田美幸 写真/山岡和正>
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