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2億画素カメラ付き!超絶スペック「Galaxy S23 Ultra」は約20万円~と価格もトップクラス!

&GP / 2023年4月8日 9時0分

2億画素カメラ付き!超絶スペック「Galaxy S23 Ultra」は約20万円~と価格もトップクラス!

2億画素カメラ付き!超絶スペック「Galaxy S23 Ultra」は約20万円~と価格もトップクラス!

サムスン電子ジャパンが、最新フラッグシップ「Galaxy S23」シリーズの日本発売を発表しました。同シリーズはグローバルでは「Galaxy S23」「Galaxy S23+」「Galaxy S23 Ultra」の3モデル展開ですが、日本ではGalaxy S23とGalaxy S23 Ultraの2モデルが発売されます。

▲左がGalaxy S23 Ultra、右がGalaxy S23

高性能かつコンパクトなGalaxy S23はドコモ、au、楽天モバイルが、2億画素カメラを搭載する上位モデルのGalaxy S23 Ultraはドコモとauが取り扱います。どちらも4月20日発売で、4月6日から予約受付が始まっています。

4月6日に開催された発表会で、いち早く実機に触れることができました。使用感を含めて、両モデルの特徴を紹介します。

 

■高性能とコンパクトを両立させた「Galaxy S23」

Galaxy S23は約6.1インチの有機ELディスプレイを搭載しつつ、約168gに抑えられていることが特徴。ディスプレイのリフレッシュレートは最大120Hz。環境に合わせて画面の色味を調整する「ビジョンブースター」が進化して、晴れた日はもちろん、曇りの日や屋内の照明にも最適化されます。

▲Galaxy S23は、そこそこ大きい約6.1インチの画面を搭載しつつ、片手で操作しやすいサイズ感

片手で楽に操作できるサイズ感ながら、「Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy」という高性能プロセッサーを搭載。そもそも「Snapdragon 8 Gen 2」は最大3.2GHzのオクタコアで “史上最速” と言われるチップですが、Galaxy S23シリーズに最適化された「for Galaxy」は最大3.36GHzという、さらに速い処理速度を実現しています。メモリ(RAM)は8GBで、ストレージは256GB。

▲Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxyのスペック。4つのパフォーマンスコアを搭載し、電力効率も向上

▲レイ・トレーシングに対応するなど、ゲーミングPCに匹敵する性能を備えている

背面には超広角(約1200万画素)+広角(約5000万画素)+望遠(約1000万画素)の3眼カメラを搭載。前モデルのGalaxy S22にはカメラの土台のようなものがあり、やや出っ張りが気になりましたが、Galaxy S23では、3つのレンズリングが並ぶ、スッキリとしたデザインになっています。

▲3つの並ぶリングが新デザインの象徴

望遠カメラは光学3倍で撮影でき、10倍のデジタルズームと組み合わせて、最大30倍で撮影可能。AIの処理によって高画質化される「スペースズーム」というもので、画質劣化をさほど気にすることなく活用できます。さらに、Galaxy独自の「Expert RAW」というアプリを使って、多重露出や天体撮影なども楽しめます。

▲三脚に固定して撮影すると、星の軌跡を捉えることも可能

▲多重露出で、ユニークな写真も撮影できる

 

■「Galaxy S23 Ultra」は2億画素カメラとSペンに注目

Galaxy S23 Ultraは約6.8インチの有機ELディスプレイを搭載。プロセッサーはS23と同じくSnapdragon 8 Gen 2 for Galaxy。メモリ(RAM)は12GBで、ストレージは256GB、512GB、1TB(1TBモデルはauのみ)から選べます。5000mAhの大容量バッテリーを搭載し、Sペンも内蔵しています。“Galaxy史上最強” と言って差し支えないパワフルな端末です。

▲Galaxy S23 Ultraは約6.8インチの大画面ディスプレイを搭載

▲Sペンを内蔵し、メモを手書きしたり、画像編集に使ったりできる

リアカメラは4眼で、超広角(約1200万画素)+広角(約2億画素)+望遠(光学10倍/約1000万画素)+望遠(光学3倍/約1000万画素)という構成。2億画素カメラは複数の画素を結合させて集光効率を上げる仕組みですが、2億画素をフルに使って撮影することも可能。その場合、画像の一部を精細な画質のままで切り出せます。

▲左の大きな3つの円は、上から超広角、広角、望遠(10倍)と並ぶ。超広角の右にレーザーAF、広角の横に望遠(3倍)という構成。背面パネルは、艶消しでサラサラとした手触り

フロントカメラは約1200万画素。前モデルのGalaxy S22 Ultraのフロントカメラは約4000万画素だったので、スペックが下がっています。しかし、前モデルのデフォルトの記録画素数は1000万画素だったので、記録画素数としては向上。AIが顔のパーツを認識する技術を搭載し、暗い場所でも適切な明るさで自分撮りを楽しめるのこと。

光学ズームとデジタルズームを組み合わせたスペースズームは最大100倍。三脚を使わず、手持ちでも月をクッキリと写せるそうです。

▲100倍は、ちょうど月がキレイに撮れる倍率

 

■2億画素カメラの画質は?

発表会の後、会場に設けられた体験コーナーで、Galaxy S23 Ultraのカメラ性能を試すことができました。

デフォルトの撮影サイズはフルHDになっていましたが、簡単に「50MP(5000万画素)」または「200MP(2億画素)」モードに切り替えられました。

▲カメラ起動時に、上部に表示されるメニューから撮影サイズを変更可能。「200MP」にすると2億画素で撮影できる

一般的には、画素数を増やすと、暗い画質になったり、画像処理に時間がかかったりしがち。されど、Galaxy S23 Ultraのカメラは、200MPモードでも鮮明に写り、パシャパシャと連続して撮影できました。ズームでもキレイに撮れますが、構図を決める余裕がない状況などで、“とりあえず全体を撮っておく” といった使い方ができそうです。

▲200MPモードで撮影した画像。16320×12240ピクセルで記録された(ここにはリサイズしたものを掲載しています)

▲拡大しても画質が粗くならないことがメリット

次に、高倍率ズームを試してみました。会場の天井に、天体の模型が設置されていたので、30倍ズームで撮影してみました。プレビュー画面の左上にガイドが表示されるので、フレーミングがしやすく、ピントが合った表示も出るので、シャッターを押すタイミングがわかりやすいのも便利。と言っても、高倍率のズーム撮影では、微かなブレでも画質に大きな影響を及ぼします。筆者の感覚として “絶対にブレているだろう” と思った写真でも、結構はっきりとした画質で写っていたので驚きました。手ブレ補正やAI処理がうまく機能している印象です。

▲ズーム使用時のプレビュー画面。スクショを撮るために端末が動いて画質が不鮮明になってしまったが、実際にはもっと鮮明に表示される

▲30倍ズームで撮影した写真。肉眼では見えない文字まで写った

Galaxyは「ナイトグラフィー」という夜景撮影にも力を入れています。会場にはネオンサインや花火の映像などを撮影できるスペースが用意されていました。光源が白飛びしたりせず、バランスがとれた明るさで撮影することができました。

▲暗い部屋に設置された電飾を撮影。これを背景にしてセルフィーも撮ってみたが、顔と背景をバランスよく写せた

▲ゲームを体験できるコーナーも。グラフィックに凝った「原神」を試してみたが、なめらかな操作感だった。前モデルから冷却性能も向上させたとのこと

 

■Galaxy S23 Ultraは20万円超えのモデルも

両モデルの一括価格と、使用後に端末を返却するプログラムを利用した場合の実質負担金は下記の通り。

▼Galaxy S23

ドコモ:13万6620円(「いつでもカエドキプログラム」適用時は6万9360円)
au:13万6330円(「スマホトクするプログラム」適用時は7万7050円)
楽天モバイル:14万7700円

▼Galaxy S23 Ultra(256GBモデル)

ドコモ:19万7670円(「いつでもカエドキプログラム」適用時は9万9990円)
au:19万7650円(「スマホトクするプログラム」適用時は10万7410円)

▼Galaxy S23 Ultra(512GBモデル)*オンラインショップ限定

ドコモ:23万6500円(「いつでもカエドキプログラム」適用時は11万7480円)
au:22万5120円(「スマホトクするプログラム」適用時は12万1440円)

▼Galaxy S23 Ultra(1TBモデル)*オンラインショップ限定

au:25万3440円(「スマホトクするプログラム」適用時は13万8000円)

▲ドコモ版のカラバリ

▲au版のカラバリ

▲楽天モバイル版のカラバリ

上位モデルのGalaxy S23 Ultraは、トップクラスの性能を備えているがゆえに、価格もトップクラス。購入には慎重な検討が必要になるかも!?

>> Samsung Japan

 

<取材・文/村元正剛(ゴーズ)

村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

 

 

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