4万円台で買える「OPPO Reno9 A」は質感とサクサク感が進化。今回もヒットなるか
&GP / 2023年6月14日 12時0分
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4万円台で買える「OPPO Reno9 A」は質感とサクサク感が進化。今回もヒットなるか
OPPOが最新スマートフォン「OPPO Reno9 A」を発表。6月22日に発売されます。OPPO公式オンラインショップでの価格は4万6800円。量販店、AmazonなどのECサイトのほか、楽天モバイル、ワイモバイル、一部のMVNOも取り扱います。
▲OPPO Reno9 Aの販売チャネル
OPPO Reno9 Aは、日本のユーザーのニーズに応える仕様を備えた「OPPO Reno A」シリーズの最新モデル。従来モデルと同様に、防水・防塵(IP68)とおサイフケータイに対応。さらに、昨年6月に発売された前モデル「OPPO Reno7 A」で注目を集めた「システム劣化防止機能」も引き続き搭載しています。
■背面パネルがガラスになって手触り感が向上
6月13日に開催されたメディア向けの説明会でOPPOは、Reno9 Aの特徴を3つ挙げました。
まずは、背面パネル。前モデルのReno7 Aは、細かい粒子を散りばめたような「OPPO Glow」という加工技術を用いた背面パネルが人気を集めました。前モデルはポリカーボネートながらガラスのような質感を実現していましたが、Reno9 Aでは背面パネルにガラスを使用。そこにOPPO Glowを用いて、見た目だけではなく、サラサラとしていて、なおかつ手にしっとりとなじむリッチな質感に仕上がっています。
▲カラバリはムーンホワイトとナイトブラックの2色
▲ムーンホワイトの背面。上部(カメラの近く)は光沢仕上げで、他の部分がOPPO Glow仕上げになっている
▲ナイトブラックも同じように異なる質感を楽しめる趣向
次に、サクサクとした操作感の向上。プロセッサーは前モデルと同じSnapdragon 695 5G(最大2.2GHz)ですが、メモリ(RAM)は6GBから8GBにアップグレード。データサイズの大きいアプリやマルチタスク操作がより快適に行えるように進化しています。
ただ、メモリを増やすだけでなく、新たに「Dynamic Computing Engine(DCE)」という技術が導入されています。マルチタスクを行う際のリソース配分を最適化し、操作の快適性を向上させつつ、消費電力も抑えるというもの。前モデルから引き続き、3年使ってもシステム劣化具合を5%以下に抑える「システム劣化防止機能」も搭載。ストレージの使っていない部分を利用して、メモリを最大16GB相当にまで拡張できる機能もあるので、長く使い続けたい人も安心できるでしょう。
▲サクサク感を向上させる「Dynamic Computing Engine」を搭載
▲標準的なユーザーには十分な8GBのRAMを搭載し、さらに8GBの仮想メモリを追加して拡張できる
3つめのポイントは電池持ち。約7.8mmの薄型ボディながら4500mAhの大容量バッテリーを搭載。音楽再生は最大39時間、動画視聴は最大20時間使い続けられるとのこと。スペック上の数値は前モデルと同じですが、Dynamic Computing Engineの導入などによって、前モデルから数%程度、電池持ちが向上しているそうです。
▲4500mAhの大容量バッテリーを搭載。18Wの急速充電に対応し、約30分で40%まで充電できる
■ディスプレイとカメラの性能は前モデル並みだが…
ディスプレイは前モデルと同じく約6.4インチの有機EL。解像度はフルHD+(2400×1080)で、リフレッシュレートは最大90Hzに設定できます。
▲ディスプレイは明るくて見やすい印象
▲右側面に電源ボタン
▲左側面にSIMスロットと音量ボタンを搭載。SIMスロットにはnanoSIMを2枚装着でき、2枚目のSIMの代わりにmicroSDを装着することもできる。さらに、eSIMにも対応している
▲底部にイヤホンジャック、USB Type-C接続口、スピーカーを搭載。内蔵スピーカーはモノラルだ
リアカメラは広角(約4800万画素/F値1.7)+超広角(約800万画素/F値2.2)+マクロ(約200万画素/F値2.4)。フロントカメラは約1600万画素(F値2.4)。前モデルと同じ構成・スペックで、ハードウエア面での変更はないとのこと。
撮影モードは従来からの「夜景モード」「ネオンポートレート」「アウト/イン同時撮影」などに加えて、新たに「AIカラーポートレート」を搭載。フロントカメラで自撮りをする際に、背景がモノクロになって、自分だけがカラーで写るユニークなモードです。
▲背面カメラは3眼で、スペックは前モデルと同じ
▲背景がモノクロになる「AIカラーポートレート」を追加
OPPO Reno Aシリーズの従来モデルと同じように、日常使いに役立つ機能が揃っていることも魅力。生体認証は指紋と顔認証に対応。指紋でロックを解除した際に、よく使う機能を素早く起動できる「クイック機能」を搭載。片手で素早くアプリを起動できる「アイコンプルダウンジェスチャー」、3本の指でなぞってスクショが撮れたりする機能も継承。今後、使うことが増えるであろうマイナンバーカード機能(スマホ用電子証明書機能)も搭載しています。
▲指紋センサーはディスプレイに搭載。よく使う機能やアプリを設定して、ロック解除に素早く起動することができる
▲ホーム画面の左下または右下から内側にスワイプすると、アプリのアイコンが指の近くに集まり、起動したいアプリのアイコンに指を当てて離すと、そのアプリが起動する
これまでに4機種をリリースして、累計180万台のセールスを記録しているOPPO Reno Aシリーズ。最新のOPPO Reno9 Aは、前モデルの基本スペックを引き継ぎ、さらにデザインに磨きをかけ、操作性を向上させたモデルです。いち早く触れてみましたが、多くの人に好まれそうなサイズで、操作感はミドルクラスとしては上々。2〜4年ぶりのスマホを買い替える人には格好の選択肢となりそうです。
<取材・文/村元正剛(ゴーズ)>
村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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