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吉田由美の眼★「体は売っても魂は売れない…」アバルト 124スパイダー

&GP / 2016年9月1日 18時30分

吉田由美の眼★「体は売っても魂は売れない…」アバルト 124スパイダー

吉田由美の眼★「体は売っても魂は売れない…」アバルト 124スパイダー

2016年下半期の注目車のひとつは、なんといってもアバルトの「124スパイダー」。

そんな話題モデルをいち早く体験したのは、“美人すぎる自動車評論家”の吉田由美さん。

日々、クルマの楽しさを人々に伝える人気カーライフ・エッセイストが注目したのは、走りでもフォルムでもなく、印象的な124スパイダーのボディカラーでした!


今回は、いきなりドッキリさせちゃうタイトルでごめんなさい。実は、ボディカラーのお話なんです。

アバルトの新型「124スパイダー」は、マツダ「ロードスター」をベースに開発された2シーターのオープンスポーツモデル。生産もマツダの広島工場で行われている、まさに“兄弟”車です。

アバルト 124スパイダー×吉田由美さん

とはいえ、エンジンはイタリアからフィアット製の1.4リッター“マルチエア”4気筒ターボエンジンを取り寄せ、内装、足回り、ブレーキ、制御系などはすべて、アバルトのレーシングチームが手掛けたものです。なので思いのほか、走りのフィーリングが違うんですねぇ。

 ■マツダがソウルレッドの提供を拒んだ!?

そして、サイズはほぼ同じですが、2台のデザインは大きく異なります。124スパイダーのデザインは、70年代の名車であったオリジンの124スパイダーをオマージュしたもので、アバルトのDNAを継承した、どことなくレトロ感のある懐かしいスタイル。ロードスターと並べると、2台の違いははっきり分かります。

124スパイダーに用意されるボディカラーは、全部で6色。そのうち日本マーケットには、4色が導入されます。

カラーは、赤が「ROSSO CORSTA BRAVA 1972」、白が「BIANCO TURINI 1975」、ブルーが「BLUE ISOLA DELBA 1974」、パールホワイトが「ACROPOLIS 1972」と、オリジンの124スパイダーがレースで活躍したサーキットの名前がつけられています。

注目したいのは、白、青、パールホワイトは兄弟車のロードスターと共通のカラーリングなのに、唯一、赤だけはそれぞれのオリジナルであるという点。どうやらマツダが「ソウルレッドだけは提供しなかった」みたいなのです。

マツダ ロードスター

マツダにとって赤といえば、特別なカラーリング。「RX-7」、「ロードスター」、初代「ファミリア」など、マツダの歴史の節目を刻んだクルマには、すべて赤が採用され、人気を得るなど、マツダの赤に対する思い入れはひとしお、なのです。

特に、現在のデザインフィロソフィである“魂動デザイン”を象徴する“ソウル(魂)レッド”が登場してからは、すっかりマツダ=赤のイメージが定着しています。

今ではそれがマツダファンだけではなく、広島県民、そして、広島カープファンの間にもしっかり認知されています。ソウルレッドはまさに、マツダの魂なのです。

一方、124スパイダーにとっても、赤は特別な色。かつてサーキットやラリーシーンでは、赤い124スパイダーが大活躍していましたからね。

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124スパイダーとロードスターの一番の違い、それは“ソウル”にありました…。

アバルト 124スパイダー×吉田由美さん

(文・写真/吉田由美)


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