「高圧洗浄機」スタンダード静音モデルとコードレスモデルの違いを検証【最新人気カー用品ライバル対決!】
&GP / 2023年7月22日 20時0分
![「高圧洗浄機」スタンダード静音モデルとコードレスモデルの違いを検証【最新人気カー用品ライバル対決!】](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/goodspress/goodspress_543426_0-small.jpg)
「高圧洗浄機」スタンダード静音モデルとコードレスモデルの違いを検証【最新人気カー用品ライバル対決!】
【最新人気カー用品ライバル対決!】
9年ぶりにフルモデルチェンジしたサイレントタイプの水冷式エントリー機と、電源の取れない場所でも使えるコードレスタイプ、ケルヒャーのふたつの高圧洗浄機。空冷式を愛用する筆者が使い勝手や洗浄力を試してみた。
* * *
クルマのホイールにこびりついたブレーキダストや、ブロック塀の苔、外壁の黒い雨ジミを強力な水圧でそぎ落としていく。テレビの通販番組で高圧洗浄機のデモンストレーションを見るたびに購買欲が高まり、まさに購入を検討してるところ。候補に挙がったのが、電源のない場所で使えるモバイル高圧洗浄機「KHB6バッテリーセット」と、静粛性に優れる水冷モーターを採用した「K3 サイレント プラス」だった。
今回は、その2台を使う機会を得られた。実際に購入することを想定して、細かくチェックしていきたい。
「KBH6バッテリーセット」は、本体底面にセットする防水仕様の充電式バッテリーパワーで作動するので、電源を気にせずに使える。試しにオプションの自吸用ホースを使い、バケツに溜めた水で洗浄してみたが、十分な水圧が得られ、泥で汚れたクルマの下まわりがキレイになった。長い電源コードと水道ホースから解放されるので、狭い場所でも気軽に洗車できるのが魅力だ。使用後はクルマの荷室にコンパクトに仕舞えるので収納場所にも困らない。
静音タイプの水冷式サイレントシリーズは9年振りにフルモデルチェンジ。そのエントリーモデルが「K3 サイレント プラス」で、電源コードや高圧ホース、トリガーガンやノズルがコンクトに収まる。実際の作動音も静かで、周囲を気にせず使える。
伸縮ハンドルと大径キャスターのおかげでスムーズに移動でき、洗浄剤を注ぐタンクが本体上部に標準搭載されているのも便利だ。
外壁にはサイクロンジェットノズル、洗車はバリオスプレーランスを使用。どちらも連続して使っても水圧が安定し、水冷の利点を実感できた。
【スタンダード静音モデルとコードレスモデルの違いを検証】
■電源コードから開放され場所を選ばず洗車ができる
ケルヒャー
「KHB 6 バッテリーセット」(3万5090円)
自宅から離れた場所にある駐車場など、電源が取れない場所でも手軽に洗車ができるバッテリー充電式の洗浄機。オプションの自吸用ホースを使えばバケツに汲んだ水を使って、出先やベランダでも使えて便利。
▲バッテリーパワー18V2.5Ahが付属。使用中は残りの使用時間とバッテリー残量を表示する
▲オプションの自吸用ホース。長さは5mで、バケツやポリタンクに溜めた水を吸い上げて使うので水道のない場所でも高圧洗浄できる
▼泡の強弱を調整できるフォームノズルが便利
▲専用アクセサリーのフォームノズル。泡の強弱をダイヤルで調節でき、タンクに洗浄剤を注ぐとキメの細かい泡状になって吹き付けられる
▼汚れのタイプによってノズルを使い分け!
▲ボディやホイールはワンジェットノズル、下まわりの洗浄など頑固な汚れには水圧の強いサイクロンジェットノズルを使い分けることでクルマのあらゆる汚れを効率よく落とせる
▼軽量・コンパクトな本体と付属品はトランクや荷室に常備できる
▲17Lの洗車バケツにバッテリー付きの本体とノズル、アクセサリーがスッキリ収まる
■水圧を安定させて作動音の静かな水冷式モーターを採用
ケルヒャー
「K3 サイレント プラス」(3万7180円)
水冷モーターを採用するサイレントタイプのエントリーモデル。ノズルやトリガーガンをセットできるフロントオープンデザインで、高圧ホースや電源コードなどかさばる付属品を本体背面にスッキリ収納できるのが便利。
▲伸縮ハンドルと走行が安定する大径タイヤのおかげで、凸凹のある場所でもスムーズに移動できる
▲握りやすく作業性に優れたスプレーガン。水圧が掛かる際の反動も小さく疲れにくい
▲背面には、10mの高圧ホースをフックに掛けて収納できる。メッシュポケットも装備
▲電源オン/オフスイッチは前面に装備。オンにすると電源が入り、スタンバイ状態になる
▲アクセサリーをトリガー先端の奧まで押し込みながら90度回すと簡単に着脱できる
▼汚れによって洗浄剤を変えられる
▲本体上部に洗浄剤タンクを装備。3in1カーシャンプーを注ぐと、水だけでは落ちにくい汚れも落とせ、定期的な洗車におすすめ
▼汚れの度合いに合わせて2つのノズルを使い分け
▲バリオスプレーランスはノズルを回すことで低圧から高圧まで、洗浄する場所に応じて無段階に圧力が調節できる
▲高圧の水を回転させながら噴射するサイクロンジェットノズル。水圧がとても強いため、塗装面への使用は厳禁
▼頑固な汚れを根こそぎ落とす高圧洗浄機のポテンシャル
▲ブラシでこすってもなかなか取れないコンクリートの苔や外壁の雨ジミは、サイクロンジェットノズルの水圧でキレイにそぎ落とせる
【結論】
水冷式は作動音が静かで本体の熱が帯びにくいのが利点。コードレスタイプは想像以上に水圧が強く、バッテリーの消費も少なかった。
※2023年7月6日発売「GoodsPress」8-9月合併号別冊付録6-7ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/湯目由明 写真/澤田和久>
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