今年は買いでしょ!正当&強力な進化を遂げた「iPhone 15」「iPhone 15 Pro」【趣味と遊びの最新ヒット&流行モノ】
&GP / 2023年10月17日 20時0分
今年は買いでしょ!正当&強力な進化を遂げた「iPhone 15」「iPhone 15 Pro」【趣味と遊びの最新ヒット&流行モノ】
【趣味と遊びの最新ヒット&流行モノ】
Appleは日本時間9月13日にApple Eventを開催。iPhoneやApple Watch Seriesの新モデルを発表した。ここでは、新モデルに関する概要と、従来機種からの重要なアップデートを中心に、情報をおさらいしていこう。
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最大のトピックはEUが24年秋に施行開始を予定する法規制を背景にiPhoneのコネクタがUSB Type-Cに変わったことだろう。ただし、15/15 Plusのそれは、従来のLightningコネクタと同じUSB 2.0のままであり、データ転送速度は最大480Mbpsと変わらないため、ユーザーメリットはさほどない。一方、USB・Gen2に対応したPro/Pro Maxについては、データ転送速度が最大10Gbpsまで向上。撮影した動画データを、有線接続でMacなどへ吸い出す際に、新しいコネクタの真価が発揮されるわけだ。
ただし、総合的にはスタンダードモデルの進化も侮れない。
例えば、背面メインカメラのイメージセンサーは、従来の12MPから48MPへと高画素化。高解像度の写真が撮影できるだけでなく、センサー中央の12MPだけを使うことで擬似的な2倍ズーム撮影が可能になった。倍率にもよるが「望遠カメラが欲しいからProシリーズを」と言わなくて済むようになったのは、ユーザー視点で重要な変化だと言える。
また、ディスプレイも120Hzのリフレッシュレート対応などはProシリーズのみの特徴として残ってはいるものの、スタンダードモデルにもダイナミックアイランドが搭載され、最大輝度もProシリーズに追い付いた。
日常使用における体験については、Proとの差もかなり縮まった印象だ。ここ数年間、iPhoneシリーズの機種変更を渋ってきた人にとっては絶好の買い替えタイミングだと言える。
一方のProシリーズでは、プロ向けの撮影機材を思わせる新機能の搭載が目立った。例えば、新たにLog形式での動画撮影に対応したことや、外部ストレージで直接記録しながらの最大4K・60fpsのProResビデオ撮影が可能になったこと、ACES(アカデミーカラーエンコーディングシステム)のサポートなどだ。世代を経るたびに、クリエーターのための撮影機材としての位置付けが強調されている印象だ。
Apple Watchシリーズについては、SiP(システムインパッケージ)を「S9」へアップデートした2モデルが登場。外観の変化は少ないものの、ダブルタップジェスチャーのサポートや、オフラインでのSiri利用など、操作性が改良されている部分は多い。
なお、その他のトピックとしては「AirPods Pro(第2世代)」がUSB Type-C搭載モデルに置き換わることも分かっている。
ITライター 井上晃さん
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスなど取材。Webメディアや雑誌に、記事を寄稿する。X(旧Twitter):@kira_e_noway
■A16 Bionic搭載で基本性能が大幅アップ!
Apple
「iPhone 15」(128GB:12万4800円、256GB:13万9800円、512GB:16万9800円)
望遠カメラはないものの、メインが48MPになったことで実質的に2倍ズームが可能に。Dynamic IslandやUSB Type-Cポートの搭載もあり、スタンダードモデルとしては、ここ数年で特に大きなアップデートを遂げた印象
6.1型のスタンダードモデル。筐体はアルミニウム素材を使い、背面に新たにカラーインフューズドガラスを採用。手に取ったときの質感が大幅に向上した。淡い5色の仕上げを用意する。6.7型の「iPhone 15 Plus」も展開。
【ここが進化 1】カメラの解像度が大幅進化!
背面カメラのイメージセンサーが従来の12MPから48MPにUP。高解像度の撮影が行えるようになったほか、中央の12MPを使うことで擬似的な光学2倍ズームが可能に。
【ここが進化 2】ダイナミックアイランド採用!
ディスプレイ上部の切り込み(ノッチ)が無くなった代わりに、インカメラはパンチホール型になり、UIが連動する「Dynamic Island」機能をサポートした。
【ここが進化 3】USB Type-C初搭載!
コネクタはLightningを廃止し、USB Type-Cを採用。仕様はUSB2.0で、DisplayPortは対応するもののデータ転送速度は最大480Mbps。
【ここが進化 4】iPhone 14 Pro同様の実力
チップセットは、22年モデルの「iPhone14 Pro」シリーズと同じ「A16 Bionic」。CPUは高性能×2、高効率×4コア、GPUは5コア。
■チタン素材採用で堅牢性と超軽量化を両立!
Apple
「iPhone 15 Pro」(128GB:15万9800円、256GB:17万4800円、512GB:20万4800円、1TB:23万4800円)
ここ数世代のProシリーズは「重量」が気になりましたが、チタニウムを使った新筐体デザインの採用によって、「iPhone 12 Pro」時代と同等の質量にまで下がりました。USB Type-Cコネクタも最大10Gbpsに対応します
チップセットに「A17 Pro」を搭載する6.1型の上位モデル。筐体には新たにチタニウムを採用した。6.7型の「iPhone 15 Pro」も展開。
【ここが進化 1】15 Pro Maxは光学5倍ズームに
望遠カメラは「15 Pro」が光学3倍のままだが、「15 Pro Max」はテトラプリズム構造のレンズを採用し、5倍まで向上。外部ストレージを使うProResビデオ撮影にも対応した。
【ここが進化 2】チタン合金採用でより軽量に!
外装に高強度のチタン合金を採用し、筐体を従来よりもスリムかつ軽量に。重量は187gまで下がり、旧世代と比べて-19gも軽くなった。
【ここが進化 3】アクションボタンで快適操作
消音モードのオン・オフを操作するスライドスイッチが、ショートカット割り当てにも対応する「アクションボタン」に置き換わった。
【ここが進化 4】3nmのチップをスマホ史上初搭載!
「A17 Pro」チップは3nmプロセスの設計で、トランジスタはA16 Bionicより約30億多い約190億個に向上。USB 3.2 Gen 2にも対応。
■スマートウォッチの本命!Apple Watch Series 9も登場
Apple
「Apple Watch Series 9」(5万9800円〜)
新搭載するSiP「S9」は、トランジスタ数が60%増え、4コアのNeural Engineも搭載。新機能の多くは、こうした新チップの性能を活かしたものになっています。例えば、オフラインでSiriが使えることにも注目です
41mmと45mmの2サイズ展開。ケース素材は「アルミニウム」と「ステンレススチール」の2種類だ。ブランドコラボモデルも健在。
▲ディスプレイの最大輝度は、従来世代が1000ニトだったのに対し2000ニトまでに向上。屋外での視認性が改良されている
▲クリーン電力や再生素材の使用、輸送手段の工夫、植林などのカーボンクレジットを合わせ、Apple初のカーボンニュートラル製品に
▲ウォッチを装着した手の親指と人差し指の腹をトントンッと付ける「ダブルタップ」ジェスチャーでのコントロールに新対応
■Apple Watch Ultra 2もリリース!
こちらもS9の搭載で、Series 9と同様の機能をサポート。水深40mのスキューバダイビングだけでなく、フリーダイビングにも対応した。
※2023年10月6日発売「GoodsPress」11月号20-21ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/井上晃>
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