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Apple Watch汚れてない?日々の手入れ方法をチェック|Apple Watch Hacks

&GP / 2023年11月26日 19時0分

Apple Watch汚れてない?日々の手入れ方法をチェック|Apple Watch Hacks

Apple Watch汚れてない?日々の手入れ方法をチェック|Apple Watch Hacks

【Apple Watch Hacks_12】

外出するときも、運動するときも、就寝するときも——。日々装着し続けるウェアラブルデバイスだからこそ、汚れが蓄積しないように、こまめな手入れを心がけたいものです。一方で、精密機器の手入れ方法は、注意事項を把握しておかないと故障やダメージに繋がる可能性もあります。そこで、今回はApple Watchの手入れ方法について、どのような手順が推奨されているのか、改めてチェックしていきましょう。

 

■日常的な消毒方法は?

人混みがあるような場所へ外出したあと、そのまま寝室などでもApple Watchを装着し続けるのは衛生的ではありません。そこで考えたくなるのがアルコール消毒です。

しかし、アルコールで拭き取るという行為は、一般にデバイス表面のコーティングを剥がしてしまったり、デリケートな素材を変質させてしまったりすることもあるので、気をつけなくてはいけない行為でもあります。「Apple Watch」にアルコール消毒をするのは、そもそも大丈夫なのでしょうか?

アルコールでの洗浄 ▲Apple Watchをアルコールで軽く拭くのはアリ

Appleの公式ヘルプページでは、「Apple Watch のお手入れに消毒剤を使っても大丈夫ですか?」という質問に対して、以下のように、Apple Watchの表面を洗浄するのにアルコールでの消毒をして問題ないという回答を記載しています。

70 % イソプロピルアルコール含有ワイプ、75 % エチルアルコール含有ワイプ、クロロックス除菌ワイプ (Clorox Disinfecting Wipes) を使い、Apple Watch、ソロループ、スポーツバンド、Nike スポーツバンド、オーシャンバンド、金属製バンドの外表面を優しく拭き取る分にはかまいません。布製や革製のバンドには使わないでください。漂白剤 (ブリーチ) や過酸化水素を含む製品は使わないでください。開口部に湿気や水分が入り込まないようにご注意ください。また、洗剤類の中に Apple Watch を浸さないでください。(出典:Apple「Apple Watch のお手入れ方法」

つまり、日常的な洗浄には、洗浄用のアルコールを含んでいるウェットティッシュのようなもので優しく拭き取るなら大丈夫というわけです。そして、この手法は、ケースだけでなく多くのバンドにも使えます。ただし、布や革製のバンドについては、染みや変色の原因にもなるので避けなくてはならないと覚えておきましょう。

 

■しつこい汚れがケースについた時は?

では、皮脂などが溜まって取れにくい汚れとなっている場合や、砂や埃などをかぶってしまった場合などはどうするのが良いのでしょうか。

これについては、Appleが公式のヘルプページで紹介しているApple Watchのケースをクリーニングするための手順を追うのが良いでしょう。

準備としては、Apple Watchを充電器から外し、本体の電源を切っておきます。ストラップバンドとしてレザーバンドを使っている場合には、濡れると染みができてしまいますので、この時点でケースから外しておきましょう。

準備ができたら、“糸くずが出ない柔らかい布”を用いて、汚れを拭き取っていきます。もし、これで汚れが十分に落ちるのであれば完了です。

クリーニングクロスでの清掃 ▲クリーニングクロスなどで拭くのが基本だ

一方、軽く拭いても落ちない汚れだったり、スピーカー部分にゴミが入り込んでいるような場合には、水洗いをしていきます。蛇口から弱めの水流でぬるま湯を出し、Apple Watchをすすぎます。注意点として、この際に、石鹸や洗剤を使ってはいけません。また「Apple Watch Series 1」や「Apple Watch (第1世代)」などの古い機種は、防沫性能と耐水性能を備えているものの、水に浸すことは推奨されていないので注意しましょう。

この際、もしApple WatchのDigital Crown(リューズ部分)が動きづらくなっていたり、動かしづらかったりする場合には、ぬるま湯で流しながら、Digital Crownを回したり押したりし続けます。

すすぎが終わったら、“摩擦が起きにくく糸くずの出ない布”や、“高吸水クロス”を使ってApple Watchを拭いて乾かしましょう。Digital Crownの表面や、Digital Crownとケースの隙間などに水分が一切残らないように拭き取るように気をつけます。

このように、Apple Watchのクリーニングには、マイクロファイバーのクロスや高吸水クロスがあると安心です。ECサイトを検索すれば1000〜1500円程度で入手できますので、あらかじめ準備しておくことを勧めます。

とはいえ、実際には、Apple Watchを予期せずに汚してしまい、急に洗浄したくなったタイミングで、専用のクリーニング用の布を自宅に用意できているとは限りません。

そうした場合に、ハンドタオルやティッシュペーパーなどで念入りに水を拭きとったとしても、Apple Watchが急に壊れるという可能性は低いでしょう。ただし、デバイスの表面に糸くずが付着してしまったり、細かい傷ができたりする可能性はゼロではありませんし、水分が残っているとデバイスの劣化を招く可能性もあります。後の下取りなどを想定している人は、こうした部分にも注意しつつ、自己責任で判断するようにしてください。

 

■ストラップバンドの手入れ方法

続いて、ストラップバンドの手入れ方法をチェックしましょう。これは素材によって異なるので、使っている製品ごとに異なります。Appleの公式ヘルプページでは、
(1)レザー製バンド
(2)スポーツ系バンド
(3)ファインウーブンバンド
(4)Hermès バンド
(5)その他のバンド
の5つに分けて紹介されています。

例えば(1)レザー製バンドでは、「糸くずの出ない柔らかい布でレザー部分を拭く」、そして「汚れがしつこい場合には、きれいな水で布を軽く湿らせてから拭き、バンドを十分に乾かす」といった具合です。

ストラップバンドごとの清掃手順概要 ▲Appleのヘルプページに書かれたストラップバンドごとの清掃手順についてまとめてみた表(筆者作成)。素材ごとに工程に差があるのがわかる。ただし、本表組では、それぞれの素材における注意点などについては反映していない。あくまで参考に留め、クリーニングの前には公式の情報を確認するのを忘れずに

*  *  *

Apple Watchの手入れについては、これまであまり具体的にチェックしていなかった人も多いかもしれませんが、これを機に、ぜひ公式から推奨されている手順を頭に入れておきましょう。

>> [連載] Apple Watch Hacks

<文/井上 晃

井上 晃|スマートフォンやタブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスについて取材。Webメディアや雑誌に、速報、レビュー、コラムなどを寄稿する。X

 

 

 

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