軽くて暖かいってやっぱり最高!人気アウトドアブランドの“イチ押し”ダウンジャケット5選
&GP / 2023年11月27日 21時0分
軽くて暖かいってやっぱり最高!人気アウトドアブランドの“イチ押し”ダウンジャケット5選
【大活躍間違いナシ!2023年最新冬アウター特集1】
いよいよ冬本番。気温がさらに下がっていくことを考えれば、アウターの中でも、やっぱり頼りになる“ダウン”を用意しておきたいところ。
とはいえ、ひと口にダウンといっても、選択肢は星の数ほどあるわけで…。そう、今、大人が欲しいのは、しっかりと寒さをしのぐことができて、かつ羽織るだけで着こなしがサマになるダウンジャケット! ということで注目したのは、暖かさに定評のあるアウトドアブランドのラインアップです。
さらに近年、デザイン面もブラッシュアップされ、街にも映えるスタイリッシュなモデルが急増しているのです。そこで、おなじみのアウトドアの殿堂ブランドから、今シーズンのイチ押しモデルをピックアップ! 寒さ対策にもおしゃれにも真価を発揮するダウンジャケットをご紹介します。
1. スリーピングバッグ開発の知見が生かされたハイスペックダウン
NANGA(ナンガ)
「オーロラライトスタンドカラーダウンジャケット ミカミ」(9万3500円)
今やスリーピングバッグメーカーの枠を超え、ダウンの定番ブランドとして不動の地位を確立したNANGA(ナンガ)。そのダウン作りの集大成といえるのが、ブランドの本拠地・滋賀県にそびえる近江富士こと“三上山”の名が冠されたこの一着です。
“ギア”といった言葉がしっくりくる機能美デザインもさることながら、注目すべきはキルト構造。長年のスリーピングバッグ研究をもとに導き出されたボックスキルト構造を随所に採用することで、最大限の保温性が引き出されているのです。
表地は抜群の防水透湿性を誇る独自のハイテクファブリック・"オーロラライト"で、裏地には体温を羽毛へ伝えた吸い薄手のしなやかなナイロンを使用。
さらに高品質のポーランド産グースダウンを封入することで、ナンガ・ダウンでもトップクラスの保温性を実現しています。
デザインのアクセントにもなっている首元のサイドジップは、開くとメッシュ衿となり、ベンチレーションの役割に。ほかにもベルクロの袖口や裾のドローコードなど防水・防風性能を高めるディテールが随所にあしらわれています。
>> NANGA
2. ビジネススタイルにも似合うシンプル顔ダウンの決定版
ARC’TERYX(アークテリクス)
「サーミ― パーカ」(9万9000円)
通勤でも使えるスタイリッシュなダウンが欲しい。そんな大人のニーズにばっちり応えるのが、“街に似合うアウトドアブランド”、アークテリクスが擁する「サーミ― パーカ」です。
雨や雪の多い寒冷地での着用が想定されたダウンは、余分な装飾性が削ぎ落されたシンプルデザイン。にもかかわらず、750フィルパワーのヨーロッパ製グースダウンに加え、湿気がこもりやすい部分に断線摘素材のコアロフトを配することで高い保温性を実現しています。
表地は防水・防風・透湿性を備えたゴアテックスの2レイヤー素材で、裏地には耐久性撥水加工が施されたリサイクルナイロンを採用。
フォルムの調節が可能な立体的なストームフードやすき間風をシャットダウンする袖口のガスケットなど、ディテールのこだわりも光ります。
中でもアークテリクスらしさを感じさせるのがハンドウォーマー。身頃の脇のステッチラインと一体化させたポケットが、スタイリッシュなイメージを加速させます。
>> ARC’TERYX
3. 完成の極みに達した定番ダウン。今年も完売警報発令中
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
「バルトロライトジャケット」(6万4900円)
「バルトロライトジャケット」といえば、毎冬、完売ショップが続出するブランドきっての人気モデル。“街ダウン”としてもおなじみですが、その正体は真冬の天体観測や雪上ハイクにも対応できる本格防寒ジャケットです。
“インナーはTシャツでもOK”とウワサされる暖かさの秘密は中わたにアリ。特殊セラミックスの遠赤外線効果によって保温効果が持続する光電子リサイクルダウンに加え、高度な洗浄技術が駆使された高品質のダウン&フェザーが高い保温性を実現します。
表地には30デニールのゴアテックス ウィンドストッパー プロダクツの2レイヤー素材を採用。防風・透湿性に加え、耐水性も備え、雪や小雨の濡れを抑えることができる高機能素材です。
なお、中綿入りの内衿やフロントのダブルフラップはコールドスポットの軽減にお役立ち! デザインも秀逸で、胸にあしらわれたブランドロゴといい、胸やアームのツートーンの切り替えといい、文字通りノースの王道を感じさせる逸品です。
4. 保温性に加え、技ありポケットで収納力もブラッシュアップ
Karrimor(カリマー)
「ネビスダウンジャケット」(5万3900円)
1946年に英国で誕生したリュックサックブランドをルーツとする『カリマー』。総合アウトドアブランドへ成長を遂げた近年はダウン人気もうなぎ上り。たとえば、ベージュと黒のツートーンカラーが英国らしい品のよさを感じさせる「ネビスダウンジャケット」。
たっぷりと封入された上質なダウン&フェザーをはじめ、風を防ぐ高密度ナイロンの表地、ダブルフラップの前立て、袖先のインナーカフなど保温性を高める工夫を随所に施しています。背面と両脇には動きやすさを高めるためにポリウレタンがミックスされたストレッチナイロンを使用。
ブランドの語源が「carry more=もっと運べる」だけあって、収納力へのこだわりも光ります。
雪や雨の浸入を防ぐジッパー+フラップ仕様の大型のチェストポケットに加え、内側にはグローブやゴーグルも楽々収納できるメッシュのインナーポケットが装備されています。優れた収納力は、冬のアウトドアシーンだけでなく、タウンユースでもアドバンテージとなることでしょう。
>> Karrimor
5. スイスブランドらしい洗練デザインに秘められた多彩な機能性に注目
MAMMUT(マムート)
「グラビティ IN フーデッド ジャケット AF」(4万7300円)
1862年創業というアウトドアブランドの中でも長い歴史を持つ『マムート』は、スイスブランドならではの高い品質とアルプスで培われたクライミングへの深い知識を駆使したプロダクトが売り。その実力を物語るのが、上質な750フィルパワーのグースダウンがたっぷり封入されたフーデッドダウンです。
一見シンプルなデザインながら、スペックは本格派。ダイヤモンド状の糸で高密度に織られたパーテックス ダイヤモンド フューズの表地は超軽量、撥水性、そして耐摩耗性に優れます。
ディテールも技ありで、左胸のほか、サイド、内側にも撥水ジップのポケットを装備。また、動きやすさを確保した2WAY仕様のフロントファスナーや操作しやすいよう引き手がついたジップタブ、持ち運びに便利なスタッフサックなど随所に機能性ディテールがちりばめられています。
タフに使えて、収納力も抜群。おまけに着こなしやすいシンプルデザインとくれば、人気が高いのは当然でしょう。
>> MAMMUT
* * *
今シーズンのアウター戦線も依然としてダウン人気が継続。あちこちのブランドからダウンジャケットがリリースされ、選びきれないほどの選択肢が存在します。とはいえ、「ダウンとは何か?」を考えれば、つまるところ“防寒ギア”。ならばフィールドで培われた機能性を持つアウトドアブランドにアドバンテージがあるのは明らかです。
さらに今回は、着こなしの主役となる存在感や大人っぽいカラーリング、コーディネイトのしやすさといったデザイン面も重視。いずれのダウンジャケットも、サッと羽織るだけでスタイリングがサマになる、この冬の勝負アウターです。
<文/押条良太 メイン写真/五十嵐 真>
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