快適&集中してプレイするためのゲーミング周辺機器頂上決戦【GoodsPress Award 2023】
&GP / 2024年1月5日 20時0分
快適&集中してプレイするためのゲーミング周辺機器頂上決戦【GoodsPress Award 2023】
【GoodsPress Award 2023】
2023年も様々なゲーミング周辺機器が登場した一年だった。ここでは、ゲームが好きな人々に、新しく、そして快適な体験を提供してくれそうな製品を中心に振り返り、特に印象的だった5つの製品に絞り込んだ!
* * *
広く訴求する製品として、PCとコンソール機に両対応する周辺機器は評価したい。例えばパナソニックの新型ネックスピーカーは2.4GHz帯でのワイヤレス接続に対応し、ケーブル長を気にせずに家庭のリビングなどでも導入しやすくなった。マイクもクリアな音声を届けられるようになり、多くの人にとって「使ってみたい」と思える製品に仕上がっていると感じる。
同じく、ヘッドセットの「Stealth Pro」はANC機能をサポート。PCやコンソールはもちろん、スマートフォンとも接続可能であり、ハイエンドのTWSを使い慣れた層にとっても、違和感なく手を伸ばしやすいアイテムだろう。
マウスやキーボードは対象がやや限定的になり、好みや想定ジャンルによっても評価が変動する。普遍的な評価は難しいものの、2023年はRazerが展開する製品群に面白い個性を感じ、2製品をノミネートした。XR関連では、「Meta Quest 3」が2023年を象徴した一台として見逃せない。
ITライター/井上 晃
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットなどを軸に、ICT機器やガジェット、クリエイティブツールなどを幅広く取材。雑誌やWebメディアにて記事監修などを手がける
GoodsPress AWARD 2023
ーゲーミング周辺機器ー
<大賞>
■臨場感を演出、臨場感を演出するネックスピーカー
パナソニック
「ネックスピーカーシステム SC-GNW10」(実勢価格:3万5000円前後)
従来モデルの「SC-GN01」と比べて、ワイヤレスで使えるようになったほか、低音域や音圧が強化され、ボイスチャット機能も進化したのがポイント。長時間のヘッドホン装着で耳が痛くなりがちな人ならば要検討の一台です
11月に発売されたゲーミングネックスピーカー。PCやコンソールに無線ユニットを接続し、2.4GHz帯での低遅延なワイヤレス接続で使える。ボイスチャットでは、ゲームや周囲の音に干渉されず、ユーザーの声だけを届けられる。バッテリー持続時間はVol 8で約9時間。
▲PCアプリ「SOUNDSLAYER Engine」を使うことで、サウンドモードのプリセットのほか、自分好みにカスタムすることも可能
▲直径38mmのコーンを備えたフロントスピーカーとリアスピーカーを左右それぞれに配置。送信機には3.5mmの音声出力端子があるので、アクティブサブウーハーにも接続できる
<オールラウンダー賞>
■長時間プレイもOKなヘッドセット
Turtle Beach
「Stealth Pro」(4万4980円)
交換式のバッテリーパックを採用しており、ワイヤレス接続でも長時間のゲーミングに備えやすいのが特徴。ANCと外部音取り込み機能なども備え、モバイル用途もカバーします
米VOYETRA TURTLE BEACHが展開するゲーミングブランドのANC対応ワイヤレスヘッドセット。日本ではSB C&Sが6月から取り扱う。50mmドライバーを搭載したスピーカーを備えるほか、空間オーディオにも対応。
▲バッテリーパックは専用ドックで充電可能。バッテリーパックの交換時には自動的に再接続される機能も◎
▲「Turtle Beach Audio Hub」アプリで、EQやノイズキャンセリングを調整できる。ホイールへの割り当ても可能
<コンパクトデザイン賞>
■多機能で適応力の広いマウス
Razer
「Cobra Pro」(2万480円~)
パフォーマンスよりも、使い勝手の良さが光る選択肢。マシンスペックが高ければ、別売の充電ドックを用意して、ポーリングレートを4000HzにUPしつつ、管理を容易にすると◎
6月に発売された小型ゲーミングマウスの上位機。扱いやすいコンパクトなサイズ感と、左右対象のデザインを採用。ガラス面でも使えるセンサーや、カスタマイズ可能な10個のボタンなどを搭載する。最大DPIは30000。
▲無線接続だけでなく、有線接続でも利用可能。万が一充電が切れそうな場面でも、プレイを継続できる
▲RGBライティングは1680万色に対応。アプリ操作で保存したプロファイルを、底面のボタンで切り替えられる
<爆速キーボード賞>
■キーの速い連打にこだわるなら
Razer
「Huntsman V3 Pro」(4万1880円)
キーが反応する深さを0.1~4.0mmの地点で調整できるほか、キーが動き出した時点ですぐ反応する「Rappid Trigger」モードにも設定可能。“速さ”にこだわれるキーボードです
11月に発売された有線ゲーミングキーボードで、独自の光学式スイッチは第2世代モデルを採用。同製品は、テンキーや、ダイヤル、パームレストなどをフル装備した最上位モデル。よりコンパクトなモデルも選択可能だ。
▲右上には、ジョグダイヤルと、2つのマクロボタン、1つのメディアボタンを配置。各種操作を素早く行える
▲アクチュエーションポイントが0.1~4.0mmで可変。押下圧30~60gの製品が多いなかで同製品は軽めの40g
<クロスリアリティ賞>
■手が届く複合現実ヘッドセット
Meta
「Meta Quest 3」(7万4800円~)
メガネが必要なユーザーでも、スペーサーなしでそのまま遊べるようになったのは地味に嬉しいポイント。水平の視野角も従来の最大96°から最大110°へと拡大しました
10月に発売された複合現実ヘッドセット。画素数がQuest 2と比べて10倍以上になっているほか、フルカラーパススルーに対応し、外部の景色を装着したまま見られるようになった。内蔵スピーカーの音量も40%UP。
▲カメラで撮影した外部の景色が映し出されるため、現実空間にVRの映像が混ざったような体験になる
▲Snapdragon XR2 Gen 2プラットフォームを初めて搭載。グラフィック処理能力はQuest 2の2倍に向上した
※2023年12月6日発売「GoodsPress」1・2月合併号34-35ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/井上晃 撮影/湯浅立志(Y2)>
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