本場ドイツ気分を満喫!焚き火で黒ビールがおいしくなる!?
&GP / 2024年1月10日 21時0分
![本場ドイツ気分を満喫!焚き火で黒ビールがおいしくなる!?](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/goodspress/goodspress_578322_0-small.jpg)
本場ドイツ気分を満喫!焚き火で黒ビールがおいしくなる!?
2023年秋、焚き火時間が楽しくなる一風変わった道具が誕生しました。touguの「joule」と「joule Pro」です。
▲左から「joule Pro」(1万9800円)、「joule」(6820円)、jouleをつまむ専用ハンドル(3850円)
「joule Pro」のハンドルこそ木製ですが、「joule Pro」と「joule」、どちらもずっしりした金属の塊。焚き火関連の道具というと、トングや火かき棒、ブラスターなんかを思い浮かべますがそのどれでもありません。
「joule」は丸ごと、「joule Pro」は球部分を焚き火に入れて約15分待ちます。十分熱してから取り出し、飲み物が入ったカップに入れる。そんな使い方。
▲焚き火から取り出した「joule」をドリンクに。ククサなど木製カップは底やフチに触れないよう注意
「joule」を入れるとあっという間にカップに入った飲み物が沸騰!
石をチンチンに焼いて鍋に入れる"石焼き鍋"と似た仕組みで、手元の飲み物を加熱・再加熱するために生まれた道具が「joule」なんですね。
その場で拾った石を加熱してもよさそうな気がしますが、石によっては熱すると割れるものもあって危険。「joule」なら安全にカップの飲み物を加熱できるんです。
小鍋に移し換えなくてもよく、また、カップを焚き火にかけなくてもいいので底が煤で汚れることもありません。
一方、丸い球が印象的な「joule Pro」はビアスパイク専用の道具。
ビアスパイクはドイツの鍛冶屋で生まれた"ビールの泡を焦がして風味の変化を楽しむ”というちょっと珍しい味わい方です。
こちらも焚き火でよく金属を熱してからビールに浸すのですが、ビールを温めるというよりは泡をつくってその泡を焦がす道具。
「joule」でもビアスパイクを作れますが、「joule Pro」は泡だけを狙えるようハンドルが付いています。
■泡を焦がすなら「joule Pro」
ビアスパイクはホットビールとは違って、ビールは冷たいまま、泡だけ焦がすのがポイント。どんな味? 初めて手にした人でも本当にできるのか? 試してみました。
まずは「joule Pro」で。
▲「joule Pro」をビールに浸すのは1秒ほど
熱した「joule Pro」を黒ビールに沈めると、すぐに沸騰したかのようにぶくぶくっと泡が立ち上がります。
▲ぶくぶく泡の表面や泡の内側を数秒なぞる
引き上げた「joule Pro」の球部分で泡をなぞると、香ばしくなって、泡もちょっとだけですが色が濃くなります。どんな状況が正解かわからないけど、ひとまずこんな感じで完了としました。
▲泡があたたかいのはなんだか新鮮
何度か試してみましたが、ビールに浸して3秒くらいたつと、ほんのりぬるい。サッと引き上げ、ていねいに泡を焦がすといいようです。
ちなみに黒ビールにもいろいろ種類があって、今回用意したのはビアスパイクを生んだドイツの鍛冶屋にちなんでバイエルン地方発祥の黒いラガー。苦み控えめなビールですが、泡を焦がしたからでしょうかほろ苦さが際だったような? ほかの黒ビールではどうなるか、エールビールでは? いろいろ試したくなります。
ハンドルのない「joule」でもビアスパイクを楽しめます。
▲「joule」でもできる
専用ハンドルは本体の穴を利用してがっちりつかめるのですが、そうだとわかっていても落としそうな気がして必要以上にギュッと握ってしまうわけで…。操作性はやっぱり専用設計の「joule Pro」に軍配が上がります。
また、「joule」のほうが熱を蓄える量も液に触れる面積も大きいため、タイミングがズレると温度が上がりやすいようです。決してイヤなぬるさではないのですが、「joule」ならはちみつとスパイスを加えてあえて長めに沈め、ホットビールっぽくするのもいいかもしれません。
■キャンプで実用的なのは「joule」か
▲「joule」を焚き火から取り出すのは専用ハンドルではなく、手持ちの焚き火用トングで
tougu担当者によると、「joule」はほかの調理器具といっしょに持ち運べるようあえてハンドルを付けず小型化を図っているそう。
小型化というとパワーが落ちているんじゃないのかと心配になりますが、ハンドルがないだけで「Joule Pro」よりも蓄熱性あり。カップ2杯の飲み物を続けて80℃まで加熱できるんです。
一方、「Joule Pro」の球部分は「Joule」より小さく、飲み物を再加熱する力は半分ほど。ビールの泡を焦がすのに特化しているのでそのあたりを踏まえて選べばいいでしょう。
いずれにせよ香ばしさとともにビールがぶくぶく沸くサマはかなりおもしろく、場を盛りあげます。焚き火道具のひとつに加えてもいいかも。
こんな味わい方を後世に残してくれたドイツの鍛冶屋さん、そしてキャンプ向きプロダクトに仕立てたtouguの知恵に乾杯!
>> tougu
<取材・文/大森弘恵 写真/逢坂聡 撮影協力/tougu>
大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。X
【関連記事】
◆ワイルドだけどそれがイイ。次のキャンプは「スウェーデンコーヒー」にチャレンジしてみない?
◆OD缶でもCB缶でも本格ピザが焼ける!ENRO「ガス式窯焼名人」がめっちゃ楽しい!
◆ニッポンの冬はハイランダー「炙二郎」で熱燗片手にしっとり冬キャン!
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
スノーピークのシェラカップにジャストフィット!直火使用でも持ち手が熱くならない!
&GP / 2024年7月12日 11時30分
-
「YEBISU BREWERY TOKYO」でつくられた、ここでしか飲めない夏の数量限定ビール「Midsummer Brut IPA」7月10日発売
PR TIMES / 2024年7月9日 11時45分
-
韓国の居酒屋「こぼれたビールをリサイクル」した“驚愕の生ビール”…「鉄の味」
KOREA WAVE / 2024年7月3日 4時0分
-
秋冬シーズンのキャンプに備えてチェック。足元から温まる新焚き火台「ocota bf」
IGNITE / 2024年6月26日 21時0分
-
象印の国内未発売モデル!取手付きタイプの温冷タンブラーを、6/26(水)よりマチヤにてクラウドファンディング開始
PR TIMES / 2024年6月26日 14時15分
ランキング
-
1終電間際、乗客同士のトラブルで車内は「まさに“地獄絵図”」泥酔サラリーマンが限界突破して…
日刊SPA! / 2024年7月22日 8時54分
-
2まるで夜空か海か宇宙。「青」が美しすぎる寒天菓子「空ノムコウ」【実食ルポ&インタビュー】
イエモネ / 2021年5月8日 12時30分
-
3「健診でお馴染み」でも、絶対に"放置NG"の数値 自覚症状がなくても「命に直結する」と心得て
東洋経済オンライン / 2024年7月21日 17時0分
-
412気筒+モーター「EV前夜」のランボルギーニ 6600万円の値札をつけて「レヴエルト」が発売
東洋経済オンライン / 2024年7月22日 12時0分
-
5【マック】ナゲットの持ち方で性格診断できるだと?SNS大盛り上がり「お上品ナゲットタイプだった」「確実に神経質ナゲットタイプ」
東京バーゲンマニア / 2024年7月22日 17時16分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)