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静止から時速100㎞まで2.8秒!馬力がそのまま車名になったマクラーレン「750S」は唯一無二のスタイル

&GP / 2024年2月23日 21時0分

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静止から時速100㎞まで2.8秒!馬力がそのまま車名になったマクラーレン「750S」は唯一無二のスタイル

F1でも知られた英国のマクラーレンの新型スポーツカー「750S」が日本で発売開始されました。ホオジロザメをイメージした精悍なルックスのボディに、750馬力のハイパワーエンジン搭載の2人乗りです。

馬力がそのまま車名になったマクラーレン750S。2023年8月に日本でお披露目されて、年が明け24年2月に、ジャーナリストにドライブのチャンスが提供されました。場所は、千葉・南房総市の「Magarigawa Club(マガリガワ・クラブ)」なるプライベートサーキットです。

いきなりサーキットでの試乗ですから、マクラーレンは、性能的にそうとう自信があると見受けられました。先代ともいえる720Sは公道での乗り心地もよく、いわゆるGT(グランドツアラー)としてもよく出来ていましたが、750Sへと”進化”するにあたり、もうひとつの側面である高性能ぶりをしっかり思い出させてくれました。

■自然からインスピレーションを得た、なにものにも似ていないスタイル

▲フロントのスプリッターを拡大するとともに、アイソケットインテーク(ヘッドランプまわり)を細くするなど機能が表情をあたらしくしている

750Sの最大の魅力のひとつは、なにものにも似ていないスタイルです。これまでのマクラーレン車は、冒頭で触れたとおり、サメのような生き物や、木の葉や波紋にインスピレーションを得てデザインされてきました。

空力などを考えても“自然のなかにヒントがある"と、現在のラインナップをまとめた先代のヘッドオブデザイン(デザイン統括者)ロブ・メルビル氏が語っていたのを思い出しました。

たんにオーガニックなデザインで奇をてらっているわけではありません。スポーツカーとしての機能が第一なのは言うまでもないでしょう。例えば、乗員が乗るキャビン背後に搭載された4リッターV8エンジンが収まるコンパートメントに適切な量の冷却気を取り込み、同時に熱気を効果的に排出するための設計。

▲油圧リンク式サスペンションが「PCCⅢ」として進化し、前後のサスペンションの硬さも変更

サーキットで速く走ることを目指したスポーツカーなので、走行抵抗を減らすための空力効果も重要です。750Sでは、フロント部分の設計を変更するとともに、後輪から後ろの部分の長さを変え、太い口径の排気管がさらに大型のスポイラーを装着して車体が浮き上がるのを防いでいます。

750Sは、720Sの特徴を引き継ぎ、さらに性能を引き上げています。車名のとおり、馬力は30馬力上がって750ps(552kW)に。さらに、部品は約30%を新しくし、車重も30kg軽減されているのです。

▲リアデッキは720Sより延長されるとともに、排気管は1本出しに、リアウィングは長く、高くなっている

■静止から時速100㎞まで2.8秒、最高速は332㎞

▲サーキットで俊敏、市街地で快適

加速性能をみると、静止から時速100kmまでを2.8秒で、時速200kmに達するのも7.2秒しかかかりません。

参考までにトヨタ・ヤリスを例にとると、こちら時速100kmまでは9.2秒(それでも悪くはない)。ヤリスが時速100kmに達する前に、750Sは200kmのラインを超えて、時速332kmという最高速をめざして加速中、ということになるわけです。

はたして、サーキットでの走行感覚はすばらしい。まさにこれこそスーパースポーツというものでした。舞台のMagarigawa Clubのコースがカーブではしっかり傾斜をつけて、あまり横からのGがかからない設計になっていて運転しやすかったこともあるでしょうが、がんがんとアクセルペダルを踏み込んで走っても、じつに安定しています。

1.5トンを切る車重に、800Nmの大トルクですから、ダッシュ力はハンパない。抜けのいい中低音の排気音を運転している私の背後で響かせながら、(乗ったことはありませんが)ロケットを思わせる加速を味わわせてくれます。

■デザインと機能が両立したマクラーレンの魅力

▲計器盤はハンドルのコラムといっしょに動き、ドライブモードの選択などはブラインドタッチで指先だけで行える

▲炭素樹脂のシェルを使ったレーシングシートは720Sより17.5kg軽量化しているうえ、カラースキームは楽しい

750Sではあらたにメーターのバイナクル(ナセルとも)にマニュアルで操作するドライブモードセレクターが装備されました。市街地走行モードに加えて、スポーツとトラック(サーキット)が選択可能。ハンドルを握りながら、人差し指と中指で操作できます。

インテリアも特別感に溢れていて、造型だけでなく、機能性にも富んでいます。サーキットを疾走するためにデザインされているので、周囲の視界がとてもよいのも、魅力です。

上に跳ね上がるディヒドラルドアは見た目のスペシャルさに加え、開口部が大きいので乗降性も良好。気分がアガるカラーバリエーションが用意されたインテリアには、デザインと機能が両立しています。これもマクラーレンの特徴。

▲液晶パネルには空力、ハンドリング、パワートレイン、変速機など走行中の情報が子細に表示される

快適性も高く、今回、大型化したインフォテイメントシステムではApple CarPlayが使えるようになっています。クーペの天井は特殊なガラス製。室内のダイヤル操作で、ほぼ透明から完全に外光を遮断するまで、透過率を変えられます。つまり快適性も抜群。これも従来から継承している美点です。

 

【Specifications】
Mclaren 750S
全長×全幅×全高:4569×1930×1196mm
ホイールベース:2670mm
車重:1277kg
エンジン:3994ccV型8気筒 ミドシップ
駆動:後輪駆動
最高出力:552kW@7500rpm
最大トルク:800Nm@5500rpm
燃費:8.2km@リッター(WLTP欧州参考値)
価格:3930万円

>> マクラーレン 750S

<文/小川フミオ>

オガワ・フミオ|自動車雑誌、グルメ誌、ライフスタイル誌の編集長を歴任。現在フリーランスのジャーナリストとして、自動車を中心にさまざまな分野の事柄について、幅広いメディアで執筆中

 

 

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