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ぬるぬる動くゲーミングモニターを選べ!【最新ヒット商品&流行モノ頂上決戦】

&GP / 2024年3月23日 20時0分

ぬるぬる動くゲーミングモニターを選べ!【最新ヒット商品&流行モノ頂上決戦】

ぬるぬる動くゲーミングモニターを選べ!【最新ヒット商品&流行モノ頂上決戦】

【最新ヒット商品&流行モノ頂上決戦】

少しでも有利にプレイできる環境を整えるなら、まずは良いゲーミングモニターを導入しよう。映像が滑らかに見えるだけでなく、反応速度の向上にもつながりやすいからだ。では、今季必見の製品をチェックしていこう。

*  *  *

ゲーム体験を向上するのにサイズは大きいほど良いわけではない。画面の端から端まで見る際、視線が動く距離が増え、タイトルによっては不利になるからだ。レスポンスを早めるうえでは、実は23~24型程度が適するとも言われる。一方、大画面のメリットは、周辺視野を使いつつ多くの情報を得られることや、迫力を伴った映像美などにある。

仕様としては、特にリフレッシュレートが重要だ。高リフレッシュレートのモニターを使い、高フレームレートのコンテンツを表示できれば、映像表示は滑らかになり、ブレなどによる視覚的なノイズも低減できる。また、新しい映像を若干早いタイミングで確認できることも有利なプレイに繋がる。さらに、ゲームタイトルによっては、プレイヤーの入力に対する判定ルーチンが画面更新の頻度に連動する場合もあり、入力で有利になる可能性もある。

象徴的な製品としては、エイスースやエイサーが540Hzに対応したゲーミングモニターを発売している。もちろん、こうした数値はオーバークロックでの利用が前提となり、グラフィックボードやWindows OSの対応バージョンなどに条件があることには注意が必要だ。しかし、準備次第で次世代の体験に手が届くことは知っておこう。また、リフレッシュレート以外にもコントラストの高さや、色域の広さ、色精度などもチェックしておきたい要素だ。スタンド部が高さ調整などに対応しているかどうかも忘れずに確認しよう。

ちなみに、PS5が4K・120Hzの出力に対応しているように、ゲーミングPCユーザー以外にとってもモニターにこだわる意味のある時代になった。もし自宅でゲームを満喫する目的ならば、一部の仕様に特化せず、総合的に使い勝手のよい製品を選びたい。

ITライター/井上晃さん
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスなどを取材。Webメディアや雑誌に、記事を寄稿する。X:@kira_e_noway

 

■リフレッシュレートが重要なワケと選び方の目安

モニターではパラパラ漫画のように画像が切り替わる。1秒間用に用意される画面枚数を「フレームレート(fps)」、ディスプレイ側が画面を切り替える速度を「リフレッシュレート(Hz)」と呼び、両者を高く揃えると滑らかな表示が可能になり、情報取得も早くなる。ゲーミングでは少なくとも144Hz、できれば240Hz以上が望ましい。

 

<NEXT HIT>

■4K QD-OLEDをいち早く採用

デル・テクノロジーズ
「Alienware 32 4K QD-OLED ゲーミングモニター AW3225QF」(15万9800円)

ゲーミングモニターとして世界で初めての4K QD-OLED(量子ドット有機EL)パネル採用を謳う製品。有機ELの青色光源を、量子ドット(小さな半導体結晶)を使って、色を変換し、輝度や色域を向上する仕組みです

CES 2024で発表され、2月に発売されたゲーミングモニター。32型の曲面パネルを搭載する。量子ドット有機ELを採用し、色域はDCI-P3を99.3%カバーするほか、色精度もDelta-E 2未満。応答速度はGTG minで0.03ミリ秒だ。リフレッシュレートは最大240Hz。

▲スタンドは高さ調整にも可能。100×100mmのVESAマウントにも対応する。モニター背面にはインチを表す数字

▲対角31.6インチの曲面パネルを採用。湾曲率は1700R(半径1.7mの円の弧を意味)だ。スタンド脚は「V」字型

▲インターフェースには、DisplayPort、HDMIx2、USBType-C(充電対応)、Type-A、Type-Bなどを備える

 

<BEST BUY>

■ウルトラワイドで没入しよう

JAPANNEXT
「JN-i375C144UQR-H」(10万9800円)

ミニマルなデザインや、充実したスタンド機能を踏まえて、コスパの良い一台。ウルトラワイドディスプレイが欲しいと思ったときに

37.5インチのIPSパネル(3840×1600ピクセル)を搭載するウルトラワイドゲーミングモニター。色域はDCI-P3 94%をカバーし、リフレッシュレートは最大144Hzをサポート。

▲画面中心に照準を表示するなど、ゲームプレイに適したいくつかの表示モードを選択可能だ

▲リフレッシュレートは最大144Hzをサポート。応答速度はGTGで5ms、MPRTで1msに対応する

▲スタンドは高さ調整、左右30°のスイベル、-5~20°のチルトに対応。100×100mmのVESAマウントも利用可能

 

<BEST BUY>

■速さと滑らかさを追求する一台

ASUS
「ROG Swift Pro PG248QP」(14万220円)

22年頃から度々話題に上がっていた500Hz超えのゲーミングモニターが、24年2月についに発売。とにかくHzの値にこだわるなら◎

24.1型フルHDのゲーミングモニターで、リフレッシュレートは、オーバークロックで540Hzに対応。540HzにはNVIDIA RTX 20以降のグラフィックカードなどが必要だ。

▲スタンドは高さ調整やスイベル、チルトに対応。スタンド脚部分を内側に閉じて設置面積を抑える機構も備える

▲OSDの「アスペクトコントロール」から、ゲーミングに有利なアスペクト比を選択できることも特徴だ

 

<NEXT HIT>

■残像感を抑えるプロ志向なモニター

BenQ
「ZOWIE XL2546X」(8万7000円)

プロ向けeスポーツ機器に特化したZOWIE(ゾーイ)ブランドから2月に発売。揺れや残像感の低減機能が改良されています

「XL2546K」の後継モデルで、24.5インチのノングレアTNパネルを採用。解像度はフルHDで、リフレッシュレートは最大240Hzをサポートする。応答速度はGTGで0.5ms。

▲スタンドには、ベアリングを使った柔軟な高さ調整機能を搭載。ベース部分の設置面積が少ないのも特徴だ

▲プレイするゲームに合わせて明暗・色彩の設定を整える機能や、暗いシーンでの視認性を高める機能なども搭載

 

<NEXT HIT>

■最速540Hzの体験はいかに!?

日本エイサー
「Nitro XV242Fbmiiprx」(9万9800円)

リフレッシュレートの高さは必見。また、表示色自体は約1677万色ですが、Delta E1未満の色精度の高さは見逃せないポイントです

1月に発売されたコアゲーマー向けの24.1型ゲーミングモニター。解像度はフルHDで、リフレッシュレートは最大540Hzに対応。応答速度はGTGで1ms、GTG minで0.1msだ。

▲インターフェースにはHDMI2.0×2やDisplayPort v1.4を搭載。ヘッドホン端子やステレオスピーカーも備える

▲リフレッシュレートは最大540Hzまで対応。利用にはPC側がWindows 11 23H2以降のバージョンであることが必須

 

<BEST BUY>

■次世代のIPSパネルを搭載

MSI MSI
「MAG 323UPF」(12万780円)

IPS方式のパネルは発色に優れ、視野角も広い反面、応答性が劣るとされていましたが、「RAPID IPS」は4倍ほど高速な応答速度を兼ね備えたことで良いとこどりに。飛び抜けた仕様はないものの、総合的な魅力は高いです

昨年11月に発売された32型のゲーミングモニターで、解像度4K UHD、かつHDRに対応。リフレッシュレート160HzのRAPID IPSパネルを搭載し、応答速度はGTGで1msだ。色域はDCI-P3を95%カバーする。USB PD90Wでのデバイスへの給電が可能なこともポイント。

▲通常のIPSパネルの応答速度は、5~6ms前後と言われるが、RAPID IPSでは1msまで高速化し、TNパネルに近い値に

▲ディスプレイサイズは32インチで、アスペクト比は16:9。解像度は4KUHD(3840×2160ピクセル)だ

▲端子類は、HDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4a、USB Type-C(PDも対応)やType-A/B、ヘッドホン端子など

※2024年3月6日発売「GoodsPress」4月号32-33ページの記事をもとに構成しています

>> 特集【最新ヒット商品&流行モノ頂上決戦】

<文/井上晃>

 

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