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端末デザインもボケ演出もまさにライカ!世界観を満喫できる「Leitz Phone 3」を使ってみた

&GP / 2024年4月17日 6時0分

端末デザインもボケ演出もまさにライカ!世界観を満喫できる「Leitz Phone 3」を使ってみた

端末デザインもボケ演出もまさにライカ!世界観を満喫できる「Leitz Phone 3」を使ってみた

ソフトバンクがライカ監修のスマートフォン「Leitz Phone 3」を発表しました。2021年7月に発売された「Leitz Phone 1」、2022年11月に発売された「Leitz Phone 2」に続く3世代目で、2024年4月19日から、ソフトバンクの一部店舗(ソフトバンクのホームページで確認可能)で発売されます。一括購入価格は19万5696円と予告されています。

筆者は発売に先駆けてLeitz Phone 3を使ってみることができました。結論を先に言うと、写真を撮ることが楽しくなる端末でした。Leitz Phone 1は高性能ながら使いこなしが難しいと感じられ、Leitz Phone 2の白いボディは好みが分かれるかも…思ったのですが、最新のLeitz Phone 3は “ライカらしさ” がグンと高まった印象。所有するだけで幸せな気持ちに浸れて、使うとさらに満足できる、そんなデバイスです。

 

■ライカらしい高級感のあるデザインが魅力

Leitz Phone 3のカラーは、ライカのカメラを彷彿とさせる「ライカブラック」の1色のみ。背面パネルはレザーのような質感で、細かいダイヤモンドパターンが施され、しっとりと手に馴染み、滑りにくい趣向。サイドフレームにも、ライカらしいローレット加工が施されています。

▲背面パネルにはダイヤモンドパターンが施されている

▲サイドフレームにはライカらしいローレット加工

約6.6インチの有機ELディスプレイを搭載し、本体サイズは約161×77×9.3mmで重さは約209g。スマホとしてはかなり重めですが、Leitz Phone 3がほぼカメラとして使われることを考えると、安定感のある重さはメリットと感じられます。

▲ずっしりとした重みがあるが、それによってカメラらしく感じられる

専用のケースとマグネット式のレンズキャップを同梱。ケースにも赤い「Leitz」ロゴがあり、ケースに入れてもライカのスマホであることを主張できます。

▲専用のケースとレンズキャップを同梱

▲ケースに入れてもライカを主張できる

 

■カメラの操作性もライカそのもの

背面上部に搭載されたメインカメラは1インチセンサー(約4720画素)を採用。F値は1.9で、焦点距離は19mm(35mm換算、以下同)。その左に、撮影時の光の状態を測定する14チャンネルのスペクトルセンサーを搭載する測距用カメラ(約190万画素)も備えています。

▲カメラを主張するデザイン

カメラアプリのUIは、前モデルから継承。シングルレンズですが、超広角(19mm)、広角(24mm)、望遠(50mm)に切り替えて撮影でき、デジタルズームは広角に対して最大6倍。デフォルトの広角で撮影する際は、撮影範囲がわかる「ブライトフレーム」という白い枠が表示されます(表示されないように設定変更することも可能)。ライカの音を再現したシャッター音は小さめで、飲食店などで撮影する際に気にならないのも魅力。

▲広角(24mm)での撮影時にはブライトフレームが表示される

▲超広角(19mm)で撮影

▲広角(24mm)で撮影

▲望遠(50mm/2倍ズーム)で撮影

 

■ライカらしく撮れる「LEITZ LOOKS」が進化!

実際に写真を撮ってみて、Leitz Phone 3の最大の魅力と感じられたのが「LEITZ LOOKS」。ライカらしい写真を撮影できるモードです。

Leitz Phone 3に搭載されているのはSUMMICRONレンズですが、レンズを交換する感覚で、「SUMMILUX 28mm」「SUMMILUX 35mm」「NOCTILUX 50mm」の3つのモードに切り替えて撮影できます。これは前モデルから搭載されている機能ですが、今回は、LEITZ LOOKSで撮影する際にも、F1.4からF8までの6段階の可変絞り機能が追加されました。LEITZ LOOKSでも、撮影者任意のボケのコントロールが可能になったわけです。

▲レンズを変える感覚でモードを切り替えられ、絞り値や色調フィルターも変えられる

さらに、LEITZ LOOKSで楽しめる色調フィルターにコントラストを強調する「ENHANCED」と鮮やかな「VIVID」が追加され、6つのフィルターを使い分けられるようになりました。

▲「SUMMILUX 28mm」モードの「ORIGINAL」で撮影

▲「MONOCHROME」で撮影

▲「CINEMA CLASSIC」で撮影

▲「CINEMA CONTEMPORARY」で撮影

▲「ENHANCED」で撮影

▲「VIVID」で撮影

Leitz Phone 3はデフォルトの「写真」でもきれいに写り、「マニュアル写真」モードでは、デジカメ同様の細かい撮影設定を行えます。しかし、ライカらしさを存分に味わうにはLEITZ LOOKSで撮影するのがおすすめ。LEITZ LOOKSで撮るだけで満足できること請け合いです。

▲「マニュアル写真」にはスマホの傾きを検知する機能も搭載(左)。多彩な撮影モードを備えている(右)

なお、フロントカメラは約1260万画素で、F値2.3、焦点距離は27mm。マニュアルでの設定も可能で、鮮明な画質で写りますが、LEITZ LOOKSには対応していません。

 

■基本性能も満足必至

Leitz Phone 3は、スマホとしての基本性能もトップクラス。CPUはSnapdragon 8 Gen 2(最大3.18GHz)で、メモリ(RAM)は12GB。内部ストレージ(ROM)は512GBで、microSD(最大1TB)を装着して拡張することもできます。

約6.6インチのディスプレイは、シャープの「Pro IGZO OLED」で、最大解像度は2730×1260ドット。最大240Hzの高リフレッシュレートに対応しつつ、省電力にも配慮されていることが特徴。バッテリー容量は5000mAhなので、かなりヘヴィに使う人でも電池は1日持たせられると考えていいでしょう。

▲ディスプレイは明るく、視認性は良好

生体認証は指紋認証と顔認証に対応。指紋センサーはディスプレイに搭載されていて、スピーディに登録でき、2本の指を当てないと解除できないようにするなど、セキュリティを高めることもできます。

▲指紋センサーは「Qualcomm 3D Sonic Max」という技術を用いており、登録も認証もスピーディー

スピーカーはステレオで、臨場感を高めるドルビーサウンドにも対応。イヤホンジャックを備えているので、お気に入りのヘッドフォンで音楽や映画を楽しむこともできます。

防水・防塵、おサイフケータイにも対応しているので、ほぼ全部入りのハイエンド仕様と言っていいでしょう。

*  *  *

Leitz Phone 3のスペックを見ると、2023年7月に発売されたシャープの「AQUOS R8 Pro」と共通する部分が多く、Leitz Phone 3はAQUOS R8 Proをベースとするモデルと捉えてよさそうです。Leitz Phone 3の優位性は、 高級感のあるデザイン、LEITZ LOOKSを使えること、内部ストレージが多い(Leitz Phone 3は512GB、AQUOS R8 Proは256GB)などが挙げられます。AQUOS R8 Proにもライカ監修の同じカメラが搭載されていますが、ライカの世界観を満喫したいのであれば、Leitz Phone 3を選ぶことをおすすめします。

>> Leitz Phone 3

<取材・文/村元正剛(ゴーズ)

村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

 

 

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