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もはやカメラ(スマホ機能付き)! ライカ印の「Xiaomi 14 Ultra」でいろいろ撮ってみた!

&GP / 2024年5月10日 6時30分

写真

もはやカメラ(スマホ機能付き)! ライカ印の「Xiaomi 14 Ultra」でいろいろ撮ってみた!

シャオミ・ジャパン(小米技術日本)が5月9日に、新製品発表会を開催しました。スマートフォン3機種、タブレット1機種、チューナーレステレビ1機種が発表されましたが、目玉は「Xiaomi 14 Ultra」。ライカと共同開発したカメラを搭載するハイエンドスマホで、シャオミの今年のフラッグシップに位置付けられるモデルです。

▲5月9日に東京で開催した新製品発表会で、5つの製品の日本発売が発表された

Xiaomi 14 Ultraは、5月16日からmi.com(Xiaomi公式オンラインストア)、Amazon.co.jp、楽天市場、ビックカメラ、ヨドバシカメラなどで発売。また、au(au +1 collection取り扱い店とauオンラインショップ)とIIJmioも取り扱います。市場想定価格は19万9900円となっています。

「&GP」では、発売に先駆けて、実機を借りて試すことができました。ライカ監修のカメラで実際に撮った写真も交えて、使用感をレビューしたいと思います。

 

■4つのカメラで幅広い撮影シーンをカバー

Xiaomi 14 Ultraの最大の魅力は、言うまでもなくカメラ。レンズにはライカの「VARIO-SUMMILUX」を採用。超広角、広角、2つの望遠(3.2倍と5倍)の計4つのカメラを搭載し、すべてが約5000万画素で、光学式手ブレ補正にも対応しています。メインの広角カメラにはソニー製の「LYT-900」という1インチセンサーを採用し、F1.63からF4.0の可変絞り機能も備えています。

背面パネルはヴィーガンレザーで、しっとりと手に馴染む質感。カメラの存在感をアピールするデザインだ

▲カラバリはブラックとホワイトの2色から選べる

実際に身近な景色や物を撮ってみたところ、オートの「写真」で、ただシャッターを押すだけでも、人に見せたくなるような写真が撮れました。明るい場所でナチュラルな色で撮れることはもちろん、暗い場所で撮っても黒つぶれが起きにくかったり、微妙な色の濃淡を表現してくれたり…。なお、色調は「Leicaバイブラント」「Leicaオーセンティック」の2つのスタイルから選べます。多彩なフィルターの中にもライカが監修したものがあり、ライカらしさを存分に楽しめる趣向です。

▲2つのスタイルは、撮影画面で簡単に切り替えられる

▲光と陰がバランスのよい明るさで写る印象だ

▲背景ボケはナチュラル

▲悪天候の日だったが、夜景もキレイに撮れた。水面も黒つぶれしなかった

▲発表会後に開催された体験会で撮ったポートレート

▲絞りをコントロールして、光源を美しく撮影することも可能

4つのカメラをシームレスに使えることも利点。画素を効率的に使う仕組みも併せて、35mm換算の焦点距離で12mmから240mmの範囲では、光学ズーム相当の鮮明な画質で撮影可能。また、動画撮影時もなめらかなズームが可能で、動く被写体を追尾しつつ、自動でズームイン・ズームアウトする機能も備えています。

デジタルズームは最大120倍。30倍くらいまでは、さほど劣化が気にならない画質で写るので、望遠撮影も積極的に楽しめます。高倍率ズームは、遠くにあるものを確認したいときにも重宝。倍率を60倍以上にすると、写したい対象をフレームに収めやすいガイドが表示されるのが便利でした。なお、2つの望遠カメラはマクロ撮影にも使えます。

▲2倍で撮影

▲3.2倍で撮影

▲5倍で撮影

▲10倍で撮影。スマホカメラの望遠とは思えない、鮮明な画質で写る

▲30倍で撮影。画質はかなり粗くなるが、スマホの画面で見る分にはさほど気にならない

▲最大の120倍で撮影。さすがに粗くなるが、ここまで写せることに驚いた

▲望遠カメラはマクロ撮影にも使える。被写体から離れて撮影できるので、スマホが影にならないのが利点

▲実際に撮影した画像

 

■もれなくプレゼントされるキットでデジカメに変身!

Xiaomi 14 Ultraには「フォトグラファーキット」という純正アクセサリーが用意されています。これを取り付けると、カメラ専用機さながらに操作でき、NDフィルターやPLフィルターなどの取り付けも可能に。グリップになる部分には1500mAhのバッテリーが内蔵されていて、電池持ちも長くなります。mi.comでの価格は2万2000円ですが、買う必要はなし。Xiaomi 14 Ultraを買うと、もれなくプレゼントされます。

▲Xiaomi 14 Ultra フォトグラフィーキット一式。手前右のオレンジのリングはデコレーションリングで、あらかじめ付いているシルバーのものと交換できる。左のリングは67mmフィルターのアダプター

▲キットを取り付けると、デジカメそのものの外観になる

▲シャッターボタンは半押しでピントを合わせられる

フォトグラファーキットのシャッターを押す感覚はカメラそのもの。ダイヤルで露出を調整でき、自分がよく使う機能を割り当てられるカスタムダイヤルも備えています。キットを付けた状態で本体にもキットにも充電できるので、常時装着して使ってもよさそうです。

▲グリップを取り付けると、本体とグリップそれぞれのバッテリー残量が表示される。グリップを付けた状態でもUSBケーブルで充電可能。グリップにあるダイヤルや録画ボタンはカスタマイズできる

 

■Xiaomi 14 Ultraはスマホとしての性能もトップクラス

SoCは最高峰の性能を有するSnapdragon 8 Gen 3。RAMは16GB、ストレージは512GBという構成。バッテリー容量は5000mAhで、90Wの急速充電に対応。同梱の充電器を使えば、33分でフル充電できるとのこと。さらに、ワイヤレス充電にも対応しています。

ディスプレイは約6.73インチのAMOLED(有機EL)で、解像度は3200×1440ドット。リフレッシュレートは最大120Hz。いわゆる “ヌルサク” の操作感なので、快適にネットサーフィンを楽しめて、動画やゲームもストレスなく楽しめること請け合いです。IP68の防水・防塵にも対応しています。

▲6.73インチの有機ELディスプレイは明るく、視認性は良好。ベゼルが細く、大画面のわりには持ちやすい

唯一の弱点として、FeliCa(おサイフケータイ)に対応していないことが挙げられますが、そこに妥協できるのであれば、誰もが満足できる仕様と言えるでしょう。

 

■「Redmi Note 13 Pro 5G/13 Pro+ 5G」は高コスパが魅力

Xiaomi 14 Ultraと同時に発表された製品についても簡単に紹介しておきます。いずれも注目すべきポイントが多い製品です。

スマートフォンは「Redmi Note 13 Pro 5G」と「Redmi Note 13 Pro+ 5G」の2モデルを発表。どちらも5月16日発売で、Redmi Note 13 Pro 5GはauとUQ mobileから、Redmi Note 13 Pro+ 5Gはオープンマーケットモデルで、量販店、オンラインストア、一部のMVNOから発売されます。

▲Redmi Note 13 Pro 5Gのカラバリは3色。RAM 8GB+ストレージ 128GBで、auでの価格は4万1800円

▲Redmi Note 13 Pro 5Gのフロントパネルはフラット

▲Redmi Note 13 Pro+ 5Gのカラバリは2色。価格は8GB+256GBモデルが5万9800円、12GB+512GBモデルが7万4800円

▲Redmi Note 13 Pro+ 5Gのフロントパネルは左右端が曲面になっている

両モデルは約6.7インチの有機ELディスプレイを搭載し、サイズ感は同等。最大の特徴は2億画素カメラ。16の画素を1つの画素として使うピクセルビニングによって高感度で撮影でき、画素を効率的に使う「インセンサーズーム」で光学4倍相当のズーム撮影も行えます。

スピーディに充電できることも魅力。Redmi Note 13 Pro 5Gは5100mAhのバッテリーを搭載し、67Wの急速充電に対応。Redmi Note 13 Pro+ 5Gのバッテリー容量は5000mAhので、120Wの急速充電に対応しています。両モデルのSoCはミッドレンジですが、搭載されている機能はハイエンド相当。Xiaomiらしいハイコスパモデルといえるでしょう。

 

■“AIアート”も楽しめるハイエンドタブレット「Xiaomi Pad 6S Pro 12.4」

タブレットの「Xiaomi Pad 6S Pro 12.4」は、約12.4インチの3Kディスプレイを搭載し、SoCにSnapdragon 8 Gen 2を採用するハイエンドモデル。5月9日に、mi.com、Amazon.co.jp、楽天市場で発売されます。価格は8GB+256GBモデルが6万9800円、12GB+512GBモデルが8万4800円。

▲Xiaomi Pad 6S Pro 12.4は画面アスペクト比が3:2であることも特徴。別売りのデジタルペンはタブレットの上部にくっつけて充電できる

同モデルの最大の利点は拡張性。純正アクセサリーとしてタッチパッド付きのキーボード(1万6800円)、高性能な「フォーカスペン」(1万4800円)などが用意されており、これ1台でノートPCのように使えて、お絵描きなども楽しめます。落書き程度の絵をAIでプロが描いたような絵に変える「AIアート」という機能があり、発表会後のタッチ&トライで、取材陣から注目を集めていました。

 

■自宅にホームシアターを作れる「Xiaomi TV Max 86”」

シャオミは昨年、4サイズのチューナーレステレビを発売し、人気を集めました。今回は、従来モデルで最大だった65インチよりも、さらに大きい86インチの「Xiaomi TV Max 86”」を発表。解像度は4K Ultra HD(3840×2160)で、120Hzのリフレッシュレートに対応。Android TVが搭載されていて、リモコンからの音声操作にも対応しています。

▲Xiaomi TV Max 86”は、43インチのテレビ画面の約4枚分の広いスクリーンを搭載

Xiaomi TV Max 86”は5月9日から、mi.com、Amazon.co.jp、楽天市場で予約販売が開始されます。価格は19万9900円ですが、5月31日までは早割キャンペーンによって18万9900円で購入できます。

>> Xiaomi

<取材・文/村元正剛(ゴーズ)

村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

 

 

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