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安すぎっ! 6万円台から買えるハイエンドスマホ「POCO F6 Pro」の実力は?

&GP / 2024年5月24日 6時0分

安すぎっ! 6万円台から買えるハイエンドスマホ「POCO F6 Pro」の実力は?

安すぎっ! 6万円台から買えるハイエンドスマホ「POCO F6 Pro」の実力は?

シャオミ・ジャパン(小米技術日本)が「POCO」ブランドの最新スマートフォン「POCO F6 Pro」を発表しました。5月23日にXiaomi公式ストア、楽天市場、Amazon.co.jpで発売されます。市場想定価格は12GB+256GBモデルが6万9980円、12GB+256GBモデルが7万9980円となっています。

 

■POCOはシャオミのハイコスパブランド

「POCO」は、シャオミが「Xiaomi」「Redmi」とは別に展開するブランドで、ファンからの要望に応えることに重点を置いています。販路をオンラインに絞り、低価格に抑えていることも特徴。シャオミのスマホは高コスパで人気ですが、POCOはさらに安く“超コスパ” といった印象です。すでに世界の98の市場に進出し、主な若い世代に支持されているとのこと。日本向けには、2022年6月に発売された「POCO F4 GT」以来、2台目となります。

POCO F6 Proは「POCO」ブランドの最新フラッグシップに位置付けられています。SoCには「Snapdragon 8 Gen 2」を採用。1世代前の最高峰のチップです。12GBのRAMを搭載し、ストレージは256GBと512GBの2タイプを用意。昨今の相場としては10万円超でもおかしくない仕様です。

ディスプレイは6.67インチ。大画面ながら、横幅は74.95mmで、大き過ぎず、基本操作は片手でこなせそう。ただし、209gあるので、ちょっと重めです。

▲本体サイズは160.66×74.95×8.41mmで、重さは209g。片手でもある程度の作業はこなせるサイズ感

右側面に電源ボタンと音量ボタンを配置し、下部にSIMスロット、USB-C接続口を搭載。ステレオスピーカーを搭載し、Dolby Atmosにも対応しています。なお、イヤホンジャックは搭載していません。

▲右側面に電源ボタンと音量ボタンを搭載

▲上部にはマイクを搭載。イヤホンジャックはない

▲底部にSIMスロット、USB-Cポート、スピーカー、マイクを搭載

 

■注目すべきポイントは3つ

POCO F6 Proには大きく3つのセールスポイントがあります。

まず、他社の同価格帯製品と比べて大きな優位性となるのがバッテリーまわり。5000mAhの大容量バッテリーを搭載し、120Wの急速充電にも対応。なんと、わずか19分でフル充電できます。自社開発の「リキッドクールテクノロジー4.0」という冷却システムを導入し、発熱しやすいエリアを素早く冷やせることも特徴。ゲームを存分に楽しみたい人にも適しています。

▲主にゲームを楽しみたいユーザーに向けて、高度な冷却技術を導入

次はディスプレイ。6.67インチの有機ELで、解像度は3200×1440ドット。1〜120Hzの可変リフレッシュレートにも対応しています。高輝度で屋外での視認性が高く、1万6000段階の自動明るさ調整機能を備え、ブルーライトを低減する機能など、目にも優しい設計となっています。Dolby Visionに対応しているので、サブスクの映画を観たりするにも適しているでしょう。

▲雨が降っても、濡れた指先でも正確に操作できる技術も搭載

そして、カメラ。アウトカメラはメイン(5000万画素)+超広角(800万画素)+マクロ(200万画素)という構成。メインカメラには1/1.55インチの大型センサーを採用し、F値は1.6。光学式手ブレ補正にも対応しています。独自機能として1ショットで最大50フレームを連続撮影できる機能も備えています。

AIを用いた編集機能も搭載しており、不要な被写体を消したり、不足する背景を生成したりすることが可能。さらに、今後のアップデートで「AIポートレート」が追加される予定。これまでに撮影した人物写真を解析し、例えば、“モデルになった私” “レーサーになった自分” など、理想とするポートレートを生成できるそう。

▲5000万画素をメインとするトリプルレンズカメラを搭載。なお、フロントカメラは1600万画素

▲アップデートで追加予定の「AIポートレート」は、自分の理想的な顔が生成される

▲AIによって新しい自分と出会うといった新しい体験ができそうだ

 

■デザインの好みは分かれるかも…

カラバリはブラックとホワイトの2色。背面パネルはガラスで月面を連想させる模様がデザインされています。ブラックはサラサラ、ホワイトはしっとりとした手触り。レンズのリングの色もそれぞれ異なります。サイドフレームはメタルで、全体的に硬派でスタイリッシュな印象。そんなに派手ではないものの、特徴的なデザインなので、好き嫌いは好みで分かれるかもしれません。

▲カラバリは2色

▲ブラックのカメラのリングはゴールド

▲ホワイトは磨りガラスのようなしっとりとした質感

 

■4万円台の大画面タブレットも発売

POCOブランド初のタブレットも発表されました。12.1インチのディスプレイを搭載する「POCO Pad」で6月中旬以降発売予定。市場想定価格は4万4800円です。

▲12.1インチの大画面を搭載するPOCO Pad。サイズは181.85×280.0×7.52mmで、重さは571g

▲片手で持つと、かなり大きく感じられた

SoCはSnapdragon 7s Gen 2で、RAMは8GB、ROMは256GBという構成。最大1.5TBの外部ストレージにも対応。12インチのディスプレイはLCD(液晶)で、解像度は2560×1600。120Hzの高リフレッシュレートにも対応しています。

ハイレゾに対応したクアッドスピーカーを搭載し、Dolby Vision、Dolby Atmosにも対応しているので、音楽や映画を楽しむには最適。イヤホンジャックを備えているので、お気に入りのヘッドフォンで、観たい作品に没頭することもできます。バッテリー容量は10000mAhで、最大12時間の動画視聴が可能。

▲左右に2口ずつのスピーカーを搭載。3.5mmイヤホンジャックも備えている

▲カラバリはグレー、ブルーの2色。カメラは背面・正面ともに800万画素

▲XiaomiやPOCOのスマホとの連携機能も搭載

コスパを重視する人には、見逃せない1台となりそうですよ。

>> Xiaomi

<取材・文/村元正剛(ゴーズ)

村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

 

 

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