「撮る」楽しみが味わえる“性能充実”ミラーレスカメラ4選【最新ヒット良品と秘密基地づくり】
&GP / 2024年10月1日 20時0分
「撮る」楽しみが味わえる“性能充実”ミラーレスカメラ4選【最新ヒット良品と秘密基地づくり】
【最新ヒット良品と秘密基地づくり】
趣味としてのクリエイティブな写真に挑戦したいなら、やっぱりスマホではなく本格的なカメラで楽しみたい。ここでは、脱初心者を目指す人や写真がもっと上手くなりたい人にオススメな、ミドルクラスやハイアマチュア向けのモデルを厳選!
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スマホやSNSの普及もあって、写真を撮る行為そのものは現代人の生活の中で身近なものとなっている。その一方で、スマホの手軽さに押されてか、昨今では一眼レフやミラーレス一眼を日常的に持ち歩く人は決して多くない。だが趣味として写真を楽しみたいなら、やはり本格的なカメラがオススメだと逢坂さんは話す。
「描写力や表現力ではスマホにはない魅力がありますね。最近の機種はフィルター機能や手ぶれ補正など、性能も充実しています。また手軽さの面でも、例えば富士フイルムのX-T50は約438g(バッテリー、メモリーカード含む)と軽量ですし、従来機よりさらにコンパクトになったソニーのα7CⅡも持ち運びやすくてオススメです」。
せっかくの高性能機も、重かったり嵩張ったりすると結局「スマホでいいや」と持ち出すのが億劫になりがち。趣味の相棒に選ぶなら、重量やサイズ感にも注目するのが吉だ。
ほかにも、ミラーレスカメラではないが“撮る楽しさ”という意味ではチェキも面白いと逢坂さんは推す。最新機種ではプリントの高画質化に加え、レンズとフィルムのエフェクトを組み合わせてより多彩な表現ができるようになっており、カメラとしての魅力が増している。ここで挙げたモデルを参考に、ぜひ趣味としての写真撮影を楽しんでみてほしい。
カメラマン 逢坂 聡さん
本誌を始め、登山・キャンプなどのアウトドアメディアでも活躍中。ファッション、ポートレートなどさまざまシーンの撮影もこなす。北海道出身
1. 直感的操作でフィルムカメラのような色味を出せる最新機種
富士フイルム
「X-T50」(実勢価格:24万6400円前後 ※ボディ)
20種類のモードからルックを選べ、名作フィルムの「プロビア」や「ベルビア」などのオリジナルに近い仕上がりの写真が楽しめます(逢坂さん)
富士フイルムが誇る色再現技術を結集させた全20種類の「フィルムシミュレーション」をはじめ、表現の幅を広げる機能が充実。第五世代「X-Trans CMOS 5 HRセンサー」を搭載し、4020万画素の高画素化と高解像度化を実現した。重量は438g、センサーサイズはAPS-C。
▲「フィルムシミュレーションダイヤル」を新搭載。写真の色味や質感を直感的に選択できる
▲カメラ好きの所有欲をくすぐるクラシカルなデザイン。カラーはシルバーとブラックの2色
2. 先進技術とコンパクトさを両立したフルサイズ機
ソニー
「α7CⅡ」(実勢価格:29万円前後 ※ボディ)
高性能な手ぶれ補正が特に優秀。暗い室内やスローシャッターでもISO感度を抑えて撮影することができます(逢坂さん)
コンパクトボディに精度と追随性に優れたAFシステムや最新の画像処理エンジンを搭載。また、「AIプロセッシングユニット」を採用したことで処理能力が大幅に上昇した。10種類のプリセットから選べる「クリエイティブルック」も搭載しており、写真の雰囲気も気軽に変えられる。
▲バリアングル液晶モニターを搭載。ローポジションなどアングルに縛られない撮影が可能だ
▲従来機よりもさらに小型化され持ち運びやすい。約W124.0×D63.4×H71.1mm、約514g
3. 約40コマ/秒の高速連続撮影も可能な実力機
キヤノン
「EOS R8」(実勢価格:26万4000円前後 ※ボディ)
連写中でもシャッター音を抑制できるので、鳥などの野生動物を撮る際や演奏会といった音が気になるシーンにもオススメです(逢坂さん)
常用ISO感度(静止画)はISO100~102400なので光量が足りないシーンでも高感度に設定可能。暗い室内や夜間でもシャッタースピードを上げることができ、すばやく動く被写体の撮影にも対応できる。重量はボディ単体で約461g(バッテリー、SDカードを含む)。
▲独自の「デュアルピクセル CMOS AF」により、画面全域で高精度かつ高速でピントが合う
▲握りやすいグリップや自然な位置のシャッターボタン、直感的なダイヤルなど操作性も◎
4. 表現の幅を広げる2つのモノクロームモードが魅力!
ニコン
「Zf」(実勢価格:29万9200円前後 ※ボディ)
専用レバーをカチッと回すだけでモノクロに切り替えられるのは便利。モノクロ表現をさらに楽しめる一台です(逢坂さん)
ロゴやボタンなど、名機「NikonFM2」を思わせるクラシカルなデザインが印象的なモデル。通常の「モノクローム」に加え、柔らかい印象の「フラットモノクローム」と特徴的な階調特性・感色性を持つ「ディープトーンモノクローム」が選択でき、よりクリエイティブな写真表現を追求できる。
▲タッチパネルのバリアングル式モニターを搭載。レトロなルックスながら機能は最新だ
▲クラシカルなデザインのダイヤルは真鍮製。心地良いクリック音など、細部までこだわりが光る
<進化した最新チェキも要チェック!>
■富士フイルムグループ創立90周年を記念した特別仕様
富士フイルム
「instax mini Evo FUJIFILM 90th Anniversary Special Kit」(予想実勢価格:3万9800円前後 ※10月発売予定)
レンズとフィルムのエフェクトを掛け合わせて100通りの写真表現ができます。初期のinstaxを持っていますが、この進化には驚きです(逢坂さん)
デジタル技術を搭載したハイブリッドインスタントカメラ。専用アプリと連携することでスマホからのプリントや遠隔操作も可能だ。限定カラーのTITANIUMGOLDとDARK SILVERの2色から選べる。
※2024年9月6日発売「GoodsPress」10月号46-47ページの記事をもとに構成しています
<文/古澤健太郎(編集部)>
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