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Nothingが開放型イヤホン「Ear(open)」とカスタマイズ式スマホ「CMF Phone 1」を発表

&GP / 2024年9月28日 11時0分

Nothingが開放型イヤホン「Ear(open)」とカスタマイズ式スマホ「CMF Phone 1」を発表

Nothingが開放型イヤホン「Ear(open)」とカスタマイズ式スマホ「CMF Phone 1」を発表

特色のあるデザインが人気を集めるNothingからふたつの新製品が発表されました。

ひとつはオープンイヤー型のワイヤレスイヤホン「Ear(open)」、もうひとつは外装のカスタマイズを楽しめるスマートフォン「CMF Phone 1」です。どちらもデザインだけでなく、性能にも細かいこだわりが見られ、“人とは違うモノが欲しい” という人の物欲をくすぐりそうです。

▲ワイヤレスイヤホン「Ear(open)」

▲カスタマイズできるスマホ「CMF Phone 1」

 

■Nothing初の開放型ワイヤレスイヤホン「Ear(open)」

Ear(open)はNothing初の開放型のワイヤレスイヤホン。耳を塞ぐことなく、周囲の音を認識しながら、臨場感あふれるサウンドを楽しめる「オープンサウンドテクノロジー」が採用されています。10月1日発売で、Nothing公式サイトでの価格は2万4800円。

Ear(open)は耳の穴に挿すのではなく、耳に引っ掛けて装着する仕組み。イヤーフックはしなやかながら、適度な硬さがあるシリコン製。3点でバランスを取るため長時間装着していても疲れず、ランニングやサイクリングなどの運動時に安定して装着できることも特徴。

▲Nothingの従来のイヤホンと同じように、スケルトン調のデザインを採用

▲耳に掛けて、耳の前部、上部、後部の3点でバランスを取られる仕組み

特許出願中のチタンコーティングの振動板と、階段状の軽量ドライバーによって、一般的なイヤホンよりも軽量化を図りつつ、高音質を実現しているとのこと。また、独自開発の「サウンドシールシステム」と指向性スピーカーにより、オープン型ながら音漏れは最小限に抑えられているそうです。発表会では、実際に装着して試聴することはできませんでしたが、これまでにNothingが発売したイヤホンは、いずれも音質の評価が高いので、期待できそうです。

▲Ear(open)の内部構造

▲スピーカー部はフラットで、約50度の傾斜で耳にフィットする。イヤホン1つの重さは、わずか8.1g

充電ケースが19mmという薄さで、持ち運びに適していることも魅力。1回の充電で8時間、充電ケースを使えば最大30時間まで再生できます。

▲充電ケースは19mmという薄さで、重さは62.4g

Nothingの従来のイヤホンと同じように、AndroidとiOSの両方に対応し、スマホでは「Nothing X」アプリでイコライザーやコントロールの設定が可能。ChatGPTに対応し、Nothingのスマホと接続して使う場合は、ボイスコントロールによってハンズフリーで知りたい情報を調べたりもできます。

 

■ハードウエアのカスタマイズを楽しめる「CMF Phone 1」

Nothingは「CMF by Nothing」というサブブランドを展開しています。同ブランド初のスマートフォン「CMF Phone 1」が10月1日に発売されることも発表されました。

▲CMF Phone 1はすでに海外では発売されていて、10月1日の日本発売が決まった

▲右側面に電源ボタン

▲左側面には音量ボタンを搭載

▲下部にSIMスロット、USB Type-C接続口、スピーカーを搭載。microSDカード(最大2TB)も装着可能

CMF Phone 1は、スマホの外装となるケースを取り外して交換したり、アクセサリーを追加したりと、カスタマイズできることが特徴。

▲別途発売されるカスタマイズ用のアイテム。ネジを外して交換できるケース、取り付けられるカードケース、スタンド、ストラップが用意される

プロセッサーには、Nothingが共同で開発したというMediaTek Dimensity 7300(最大2.5GHz)を搭載。RAMは8GBで、ストレージの一部を仮想的にRAMとして使う「RAMブースター」によって、最大16GBまで拡張可能。バッテリーは5000mAhなので、使い方にとっては2日間の連続使用を見込めます。

ディスプレイは6.67インチのスーパーAMOLED(有機EL)で、解像度は1080×2400ドット。リフレッシュレートは最大120Hzで、ピーク輝度は2000ニト。

▲6.67インチの大画面ディスプレイを搭載。Nothingのスマホと同じようにNothing OS(ベースはAndroid)を搭載し、独自のモノクロ基調の画面デザインを楽しめる

リアカメラはソニー製のセンサーを採用する50メガピクセルカメラでF値は1.8。ポートレート用のセンサーも搭載し、背景をぼかす撮影も可能。4Kビデオや120fpsのスローモーション撮影にも対応しています。

▲背面はマットでサラサラとした質感。2眼に見えるカメラは、50メガピクセル+ポートレート用センサーという構成

カラバリはブラック、オレンジ、ライトグリーンの3色。Nothingの公式サイトではストレージが256GBのモデルを取り扱い、価格は4万4800円。MVNOのIIJmioでは128GBモデルを取り扱い、価格は3万9800円ですが、他社からの乗り換えの場合は「CMF Buds」というイヤホン付きで3万4800円という発売記念BOXも限定発売されます。

▲IIJ限定の発売記念BOXに付く「CMF Buds」の市場価格は6600円なので、合計で通常価格よりも1万1600円も安くなる

9月26日に開催された発表会では、Nothingの製品の売れ行きが好調で、日本では今年4月に発売されたPhone(2a)のSpecial Editionがあっという間に完売になり、Ear(a)が品薄状態が続いていることもアピールされました。今回登場するふたつの製品も注目を集めそうです。

▲2024年9月に発表されたデータによると、スマホもイヤホンも売れ行きは絶好調とのこと

>> Nothing

<取材・文/村元正剛(ゴーズ)

村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

 

 

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