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蒲焼きが幾重にも…! 日本橋 鰻 躻(うつけ)の「マウンテン」が最高すぎた!

&GP / 2024年10月26日 22時0分

蒲焼きが幾重にも…! 日本橋 鰻 躻(うつけ)の「マウンテン」が最高すぎた!

蒲焼きが幾重にも…! 日本橋 鰻 躻(うつけ)の「マウンテン」が最高すぎた!

<“デカ盛り”発見伝!>

美味しいものをお腹いっぱい、思いっきり食べたい…。実際に食べられるかどうかは置いておくとして、漠然とそんな気持ちが常にどこかにあるのが世の男たちではないでしょうか。そして、そんなロマンを叶えてくれる、“デカ盛り”と呼ばれるメニュー。我々&GPが見つけてきた、ワンパク“デカ盛り”メニューをぜひご賞味あれ!

*  *  *

人生でお腹いっぱい鰻を食べたことってありますか?ご飯を含めお腹いっぱいになったことはあっても、鰻だけでお腹いっぱいになるなんて、そんな贅沢の極み、経験したことない人がほとんどのはず。

しかし、日本橋・馬喰横山にある店でその夢が叶う! と聞いて、早速調査に向かいました。ただ、お腹いっぱい食べられるとしても、何万円もかかるのは無理…。果たしていくらなのか? そして鰻はどれくらいの量なのか?

▲店頭のメニュー。松竹梅の上にマウンテンって! 値段は5000円以内で内心“ホッ”

大きな白い暖簾が目印のお店が今回の目的地「日本橋 鰻 躻」。店頭に置かれたメニューで早速発見! 「マウンテン」4500円(税込4950円)。ネーミングに期待感が高まります。

▲店内。1階はテーブル席とカウンター席、2階にもテーブル席がある

店内には、おそらく近くで働いている人たちと思われるスーツ姿の人々が。「うな重」や「せいろ重」だと税込1800円。日本橋エリアでこの価格で鰻を食べられる店はかなり貴重ではないでしょうか。ちょっと贅沢なランチ、という感じなのかもしれません。

そして昼からビールなどお酒を楽しんでいるグループも。いいなぁ、平日の昼にビールと鰻。大人の過ごし方という感じでちょっと憧れます。ドリンクメニューを見ると「山椒エール」(880円)なるものが。ビールに山椒? さぞ鰻に合うんだろうなぁ。「こだわりのお茶割り」(4種各770円)も気になります。

メニューを見たり店内をキョロキョロしたりしているうちに、いよいよ本命の「マウンテン」が到着です!

■最早ご飯が見えない! 衝撃的ビジュアルの「うな重 マウンテン」852g!

▲「うな重 マウンテン」(4950円)。お重の器からはみ出ている&上に重なっている! これは贅沢〜!

目の前にやってきたのは、重箱からドーンとはみ出た鰻計4切れ(おそらく鰻2匹分)! まずは計測です。15×12cm、高さ7cmの重箱に、ご飯大盛りで総重量は852g(器の重さを除く)。高さは一番高いところで約10cm。ご飯を大盛りにしたけれど、鰻とのバランスから考えたら、ご飯が倍の量あってもいい気がする!

普段は丼に鰻1切れくらいで味わっている身としては、なんかもぉ、鰻とご飯の比率がすごいことになっていて、テンションがアガる~!

▲重さ852g。お吸い物などを考えると、おそらく1kg弱胃袋に入れることに。“鰻で満腹”の夢がいよいよ実現!

早速一口! 香ばしくて身がふわっふわ。皮まで美味しい! ほんのり甘辛なタレでご飯が進む! 普段ならご飯2口に対し鰻1口ですが、今回はご飯1口に鰻1~2口の贅沢食い。うわ〜、幸せだ〜。

「うちは関西風の直火焼きで仕上げているので外はパリパリ、中はふんわりとした焼き上がりになっています」と話すのは、大将の野口瑛太さん。皮の食感が違うなと感じたのは関西風だから?

▲高さは約10cm。メニュー名通りボリュームはしっかりマウンテン級!

「鰻自体は愛知県のうなぎ問屋から、その日おすすめの新鮮なものを直送で仕入れていて、タレは岐阜県の名店から受け継いだ秘伝のタレ。じっくりと火を入れて継ぎ足すことで、旨みとコクを出しているんですよ」

なるほど〜。関西風でタレは岐阜の名店、仕入れは愛知県。確かに、関東風の蒲焼とは違う。パリッとしている! ちなみにご飯を大盛りにすると?「約450gになります」。ということは、鰻は約400g!

▲卓上に置かれた調味料。スティック状のものは、七味と削りたての山椒。ツボには別の山椒と鰻のタレが

そもそも、「マウンテン」が生まれたきっかけは?

「大人の夢を叶えたい、という思いから生まれました。この店がオープンしたのは昨年11月末なのですが、今年3月ぐらいに誕生したメニューなんです」

どうやって食べるのがおすすめ?

「鰻を一度蓋に移してから食べるといいですよ。ただ、関西風の焼き方は箸で切れるほどの柔らかさが魅力。だから、思いきりかぶりついて、口いっぱいに鰻をかき込んで満喫するのもアリですね」

▲ずっしり、でもふわふわ。香ばしい香りがたまらない!

序盤はそのまま、そして中盤からは卓上にある2種類の山椒をかけて。カリッとふわっと香ばしい鰻は、ほぼ噛まずに食べられるほど柔らかい。口の中が旨みですごいことになったらお吸い物で一息。鰻2匹分もあるのに、思ったよりスイスイ食べられるのに衝撃です。

これ、最初はビールやお酒のアテにうなぎだけで味わって、〆にご飯と一緒に味わう、という粋な楽しみ方もできそうです。

▲「夜は本格的なコース料理が始まりました。飲み放題込みで5500円〜。忘年会、新年会などの利用もお待ちしています」(大将・野口瑛太さん)

「夜は一品料理もあるので他の料理も楽しみつつ、お酒と鰻を楽しんでいただきたいですね」と大将。次回は夜、一品料理も味わいつつ、お酒も楽しみつつ、もちろん「マウンテン」もゆったり味わいたいと思います!

「日本橋 鰻 躻(うつけ)」
住所:東京都中央区日本橋横山町1-4
TEL:03-3527-3938
営業時間:11:30〜15:00、17:00〜22:00
定休日:なし

>> 【連載】“デカ盛り”発見伝!

<取材・文/いしざわりかこ 撮影/小嶋 裕>

 

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