ギミック搭載の新作ヘビーアウター5着【「冬の大本命」アウターとスニーカー】
&GP / 2024年11月5日 20時0分
ギミック搭載の新作ヘビーアウター5着【「冬の大本命」アウターとスニーカー】
【「冬の大本命」アウターとスニーカー】
防寒性に優れたヘビーアウターは冬の大本命アイテム。しかし、そのトレンドはここ数年で大きく変化しているという。「デタッチャブル」と「収納力」がキーワードと話すスタイリスト宇田川さんのおすすめアイテムとは?
* * *
冬コーデの主役となるヘビーアウター。暖冬が続いた影響からか、今年はショート丈が目立つと宇田川さんは話す。
「以前と比べると冬でもそこまで寒くないので、ショート丈や袖・ライナーが取り外せるアウターが増えています。今まではハイスペックなダウンにTシャツを合わせるようなスタイルが流行っていましたが、近年はアウターにアウターを重ねて温度調整するスタイルがトレンド。すでに重ね着状態になっているアイテムも多く登場しています」
防寒性をとことん追求したアウターは都市部ではオーバースペック。それよりも1着でさまざまな状況に合わせて着回しが可能な、“変形するアウター”に注目が集まっているという。
「また、収納力もここ数年のキーワード。ポケットが工夫されていて、手ぶらで過ごせるようなアウターも人気です」
デタッチャブルと収納力。この2つの機能に着目して、お気に入りのヘビーアウターを見つけてほしい。
スタイリスト 宇田川雄一さん
ファッション&モノ情報誌で活躍するスタイリスト。ビジネスからアウトドア、インテリアまで守備範囲が広い。ウェアを始めバッグや靴、雑貨に至る最新トレンドを把握
1. 自転車シーンで大活躍! 袖が取り外せる2WAYダウン
ザ・ノース・フェイス
「Enride Convertible Down Jacket」(5万2800円)
半袖にした時もレイヤードが楽しめます。脇ポケットは外した袖を収納できるように大きめに設計されているのも好きなポイントです(宇田川さん)
都市部の自転車乗りのために作られたコレクションの新作。袖が取り外せる2WAY仕様で温度調整が可能。襟にフードが格納されている。撥水加工を施したナイロン生地は、ダイニーマ繊維を格子状に織り込むことで耐切創性を向上。
▲袖はファスナーで取り外し可能。 簡単に温度調節できるのはもちろん、レイヤードスタイルを楽しめるのも魅力
2. 手ぶらスタイルを実現する収納力を備えた「着るバッグ」
アントラック
「Essential Skiing Padded Jacket」(5万7200円)
最近は手ぶらスタイルが流行っていて、「着るバッグ」というほど収納力のあるアウターが人気です。このブルゾンはまさにそれです(宇田川さん)
80年代のスキー用ダウンジャケットから着想を得た中綿ショート丈ブルゾン。身幅とアームホールにゆとりを持たせ、リラックスした動きやすい着用感に仕上げている。撥水機能と自宅で洗濯できるイージーケアもポイント。
▲収納できるアイテムのアイコンが付いた多機能ポケットを搭載。バッグを持たずとも自由に動ける収納力を確保
3. 3通りの着こなしが楽しめるデタッチャブル防水コート
マムート
「GORE-TEX Utilit」(9万3500円)
アウトドアで培った技術を街使いに落とし込んだハイスペックさが魅力。デタッチャブルで温度調整ができ、長い期間使える1着です(宇田川さん)
一体型の断熱ジャケットを備えた、3レイヤーのゴアテックスハードシェルコート。インナージャケットは単体でも使え、不要な時はサイドポケットに簡単に収納可能。天候や気温に合わせて3通りの着こなしが楽しめる。
4. バックパックに変形する近未来的な軽量ジャケット
アルクフェニックス
「コンボイジャケット」(7万9200円)
機能とデザインを斬新なアイデアで融合させる同ブランドならではのアウター。最近はこうした近未来的なデザインも注目されています(宇田川さん)
アウターからバックパックへとトランスフォームする“コンボイ”ジャケット。ストレッチ性が高いナイロンベースの撥水素材と、部分的にゴアテックスを掛け合わせることで、より軽量で高性能なシェルに仕上がっている。
▲BACK
▲アウター背面の大型ザックポケットに荷物を入れたまま、暑くなったらバックパックに変形させて移動できる
5. 3WAY仕様で着回し力抜群のショート丈モッズコート
ビームス ハート
「3WAY ショート モッズコート」(1万5400円)
インナーのキルティングが裾からチラッと覗くのがポイント。このレイヤードによって、おしゃれ初心者でもこなれ感を演出できます(宇田川さん)
モッズコートをモチーフとする、街着しやすい万能ショート丈アウター。ゆったりとしたシルエットのため厚手のインナーも合わせやすい。単体でも着用できるキルティングライナーを備えた3WAY仕様で、着回し力も抜群。
※2024年10月4日発売「GoodsPress」11月号68-69ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/津田昌宏 写真/野町修平 スタイリング/宇田川雄一>
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