メガネ2本持ちビギナーがタクティカルな「メガネケース」を選んだ理由
&GP / 2024年11月10日 21時0分
メガネ2本持ちビギナーがタクティカルな「メガネケース」を選んだ理由
<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>
40代も後半になり、どうも老眼テリトリーに突入したようです。諸先輩方、新参者ですがよろしくお願いいたします。
これまで長年、ド近眼(&乱視)で過ごしてきました。歴は30年以上。若い頃はコンタクトレンズ(ハード)を使っていましたが、バイクに乗っていた時に目にゴミが入り、何度も地獄を見た結果、常時メガネに切り替えました。
裸眼で0.0いくつというかなりパンチの効いた近眼なので、もし老眼になったとしても大したことないだろう、なんて高をくくっていました(根拠なし)。でも今なら言える。「大したことなくても老眼は老眼」と。もう大変。
そもそもド近眼×老眼になるとどう見えるかが分かりませんでした。【近眼=遠くが見えない】+【老眼=近くが見えない】って、どこも見えなくない?
そして今、老眼になったことでいろいろ分かってきました。下の図が実感としてのくっきり見える距離です(あくまで個人の実感です)。
裸眼(①③)の場合は、老眼になる前となった後で、くっきり見える(ピントが合う)距離はさほど変わりません。視力を矯正しないと不便極まりない状態です。
老眼を自覚する前は、クルマの運転も想定して、かなり強い度のメガネを使っていました(②)。矯正視力1.2ぐらい。しかしこのメガネをかけてスマホを見た時、文字がくっきり見える距離が徐々に遠くなってきたんです(④)。スマホが遠くなった結果、文字が小さくなり読みづらくなってしまいました。なんてこったい。
そんなある日、ふと立ち寄った眼鏡店で何気なくフレームを見ていたところ、店員さんに声をかけられました。ちょうどいいやと、最近スマホが見えづらいことを伝えると、「ちょっと試してみませんか?」と視力検査することに。例のレンズを入れ替えられるゴツいメガネをかけて、レンズをかちゃかちゃ。「これでスマホを見てみてください」と言われ見てみると、うおぉぉぉぉ!めっちゃよく見えるやん! どういうこと?
どうやら、度が弱いレンズとのこと(⑤)。矯正視力は0.4ぐらい。度を弱くすると見えやすくなる場合もあるなんて驚きです。
▲上が新たに作ったメガネ。下がここ数年掛けているメガネ。下のメガネは超薄型レンズにしている
即、フレーム決めてお買い上げ。
よくよく考えると、④で見える範囲がグッと手前に移動した感じです(この表現が正しいかは分かりません)。遠くはボヤボヤするのでクルマの運転には使えませんが、スマホや本、書きものの際には⑤がちょうどいい。老眼鏡というと凸レンズというイメージでしたが、こういう老眼対策もあるんですね。
すいません、前置きが長くなってしまいました。要するにメガネを2本使うようになったというわけです。
外出時に度の弱いメガネの出番はまだ少ない(PCの距離は度の強いメガネでもまだ大丈夫)ですが、何かの時のために眼鏡店でもらったケースに入れて常に持ち歩いていました。
でもね、このケースがリュックの中で底の方にいっちゃうんですよ。
そこで、以下の条件でメガネケースを探してみることに。
・頑丈=リュックの中で圧迫されても潰れない
・カラビナ付き=リュックに引っ掛けられる
・大きく開く=普段はトレイとして使いたい
いろいろ探した結果、見つかったのはガチタクティカルブランド、HAZARD 4(ハザード4)の「Mil-Pod - sunglasses multi-mount case」(3801円)。まさかたどり着いたのがミリタリー系サングラスケースとは。
▲サイズは実測で長さ19×高さ8×幅6.5cm(カラビナ除く)
ということで、さっそくメガネを入れてみます。
■表の素材はバリスティックナイロン
普段は自宅でPCの横に置いておきたい。なぜなら、必要な時にすぐに掛けかえたいから。ガバッと大きく開けば、メガネトレイのように使えるというわけです。
ファスナーはぐるりと3辺に取り付けられているため、フルオープンにすると、トレイのようになります。サイズが大きいため少々場所は取りますが、許容範囲内です。
内部は起毛素材が貼り付けられているのでレンズは傷つかずに済むのですが、どうせ使うからと思いメガネクロスを敷いて、その上にメガネを置いています。
ちなみに通常は、テンプル(つる)を開いた状態で、レンズを下にして置いています。これならすぐに掛けかえられます。横着ですね。
そして背面側にはカラビナが。結構大きいので、使い勝手は良さそう。リュックなどカバンのどこかにぶら下げるにしても、帰宅すれば外すわけで、付け外しがしやすいカラビナは必須でした。
リュックに付けてみると、このとおり。
外に付けると大きいので目立ちます。それもそのはず、500mlのペットボトルをちょっと短くしたぐらいのサイズ感。でもこれだけ大きければ、失くすこともないはず。
リュック内部にぶら下げてもかなりの存在感。このサイズなら、底にあってもすぐに見つけられそうですが、上からぶら下げることで必要な時にすぐに取り出せます。
ちなみにこのハザード4、アメリカのタクティカルギアブランドです。ガチ系です。「standard threat-classification index」というセキュリティ分野での脅威分類の中でも最も致命的な脅威である「4」がブランド名の由来だそうです。そのため、バッグ類にもモールシステムが付いていたりと、ミリタリー感しかありません。
そのためこのメガネケースも、モールに取り付けられるようになっています。今のところ、使いどころはないですが。
メイン素材にバリスティックナイロンが使われていることからも、頑丈であることは伝わるかと思います。いかんせん、もうひと回り小さければ…。
とは思うものの、ひとまずこれでメガネ2本運用していくつもりです。こういうの結構あるでしょ、と思われるかもしれませんが、案外ないんですよこれが。そもそも、使い方が横着しすぎと言われると何も言えないんですが。
メガネケースを真剣に探すということ自体、初めてだったのですが、サングラスケースやゴーグルケース(サバゲー用?)みたいなところまで範囲を広げていくと、ちょこちょこ面白いものも見つかりました。
望まざる状況ながら老眼用メガネ(いまだ老眼鏡とは思えないんです。だって度の弱い近視用メガネだから)を持つことになりましたが、こうやって新たなアイテムの世界を知ることもできたので、そういう意味では楽しいかも。
>> Hazard 4
<取材・文/円道秀和(&GP)>
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