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使ってわかった!新型ポメラとiPhoneでモバイル環境が快適になる7つの理由

&GP / 2016年10月25日 18時0分

使ってわかった!新型ポメラとiPhoneでモバイル環境が快適になる7つの理由

使ってわかった!新型ポメラとiPhoneでモバイル環境が快適になる7つの理由

文書作成に重点を置いたガジェットとして、2008年から販売を開始したキングジムの「ポメラ」。発売から8年目にして、ついにシリーズ初となる無線LAN搭載機「DM200」が登場しました。

作成した文書を自分のメールアドレス宛に送信したり、iPhoneのメモアプリと双方向で文章編集できたりと機能はさまざま。デザインもシンプルで、「人前でパソコンを開くのが恥ずかしい……」という人でもカフェなどで使いやすいのも◎。パソコンとは違う、新型ポメラの使用感と、使ってわかった便利な活用法をご紹介します。

 

①片手で持ててバッグにもすっぽり収納

ポメラの持ち味は、何と言ってもそのコンパクトさ。「電車内で文書を作成したいけど、重いノートパソコンを持ち歩くのは面倒」という人も、ポメラならカバンに楽に収納でき、膝やカバンの上に広げての操作も可能です。手の小さい筆者でも片手で持てました。

これなら、通勤カバンだけでなくお出かけ用の小さめのバッグにも入りそうですね。重さは約580gで、Macbookの半分程度。

文書作成というと、会社や家のなかなど限られた場所でしかできないイメージがあります。ポメラの場合、そのコンパクトさから文書作成の場を電車内や、休み時間に立ち寄ったカフェなどにも広げられます。筆者の場合、アイデアに煮詰まったときはポメラひとつを持って外出し、公園などで企画書のアウトラインを書き進める、といった使い方もしました。

ポメラはインターネットでの調べ物はできません。でも、情報をいったん遮断した状態だと新鮮な気持ちでアイデアを練ることもできます。また、ポメラは開いた瞬間に起動できるので、急に湧いたアイデアをメモしそびれる、といったリスクもありません。

 

②2画面同時表示にしても文字が見やすい!

ポメラのコンパクトさを強調すると、「画面が小さいのでは?」と不安に思う人もいるかもしれません。確かにこれまでのポメラは、「性能はいいけれど画面が小さい」という課題がありました。DM200では画面サイズが7インチに拡大。2画面同時表示にしても画面上の文字が見やすいのが魅力です。

なお、2画面を同時表示するには、「メニュー」を開き、「表示」→「比較」の順にクリック。次画面で同時に表示したい文書ファイルを選べばOK。以前作成した資料と見比べながら新しい文書を作りたいときなどに活用しましょう。

ポメラを使う場所は、電車内やカフェなど狭いスペースである場合が多いと思います。そんなとき画面が小さ過ぎると、画面をしっかり見ようと姿勢が前かがみになり、疲れやすくなってしまいます。7インチのワイド画面なら、姿勢を正した状態でもしっかり画面が見えるので、狭い場所でも疲れずに文書を作成できますよ。

 

③ミスを大幅に減らしてくれる専用ATOK搭載

「キーボードを打つのが苦手で誤変換が多い」という人は、ポメラに最適化された日本語変換ソフト “ATOK for pomera ” により打ち間違いを減らせます。

前機種と比較し3倍もの語彙を搭載。そして賢くなっています。たとえば「九州」と打ちたいのに「きゅしゅう」と入力してしまっても、母音部分を補いきちんと「九州」と変換できます。

過去の修正履歴を利用して修正候補を表示することも可能。「鉄砲」と変換したかったのに「てっぽお」と入力してしまった場合。そのあとに「てっぽう」と正しく入力し変換した履歴があれば、次に「てっぽお」と入力しても修正候補欄に正しい漢字が表示されます。

また、パソコンなどで文書を作成する際に、わからない言葉の意味をネットで調べる人も多いと思います。ポメラの場合、言葉の検索は本体内に搭載されている「角川類語新辞典.S」「明鏡国語辞典MX」「ジーニアス英和辞典MX」「ジーニアス和英辞書MX」の4種類の電子辞書から行えます。

「メニュー」を開き、「ツール」→「電子辞書」の順にクリックしましょう。使用したい辞書を選び単語を入力すれば、意味を確認できます。

ポメラで作成した文書は、あくまで「下書き」というイメージがあります。しかし、「下書き」の段階で誤字や漢字の誤用を防げていれば、パソコンでの清書がずっと楽になりミスも減らせるはずです。「誤変換に気づかず企画書を提出して恥ずかしい思いをした」という経験がある人にこそおすすめの機能です。

 

④スケジュール帳としても使える

スケジュール管理をスマホやパソコンで行っている人も多いのではないでしょうか。DM200でも日付を指定し、その日の予定や日記を書き込めます。

「メニュー」から「ツール」→「カレンダー」の順にクリックし、予定を書き込みたい日を選択してください。

予定がある日には「●」のアイコンが表示されます。これなら予定を見落とすリスクを減らせますね。なお、日付メモの最大入力文字数は8000字までです。

 

⑤作った文書はGmailに保存できる

いよいよポメラDM200最大のと言える無線LANを使用していきます。無線LANの搭載により、ポメラでは作成した文書を自分のメールアドレス宛に送れるようになりました。従来機のように、データ移行にSDカードやケーブルを必要としないので、文書のバックアップが手軽に取れます。

ではWi-Fiに接続してみましょう。

「メニュー」を開き「アップロード」を選択。利用可能なWi-Fiが表示されるので、接続したいWi-Fiを選択します。メールサーバーのアカウントや宛先を入力したら、準備は完了です。

「開始」を選択し、接続に問題がなければ文書を指定のメールアドレスに送信できます。ちなみに、ポメラが無線LANに接続されるのはファイルを送信するこのタイミングのみ、これによりバッテリーの消耗を防ぐことができます。

文書を受信した側にはこのように表示されます。

 

ポメラで作った文書がメールの文面として送られてくるのに少し驚きましたが、あくまでこれを「下書き」と考えれば不便は感じません。筆者の場合、メールの文面として送られてきた文書をパソコンのWordにコピー&ペーストし、そのまま清書まで済ませてしまいました。

 

⑥iPhoneとの連携がカンタン!

スマホを使うほうが文章を速く作成できる――そんな人に朗報なのが、ポメラとiPhoneを同期する「ポメラSync」という機能。

Googleアカウントを介しiPhoneとポメラを同期することで、ポメラで作成した文章をiPhoneの「メモ」アプリ内で編集できます。また、iPhoneで編集した文書をポメラに同期することも可能です。残念ながらAndroidスマホへの同期には対応していないので注意しましょう。

まずはポメラをWi-Fiに接続します。

「メニュー」→「ツール」の順に進んだら、「ポメラSync」を選択。画面が切り替わったら、Wi-Fiに接続しましょう。続いて「アカウント」にGoogleアカウントとパスワードを入力したら、「開始」を選択。

同期が完了すると、iPhoneの「メモ」アプリ内に「pomera_snyc」というフォルダが作成されます。「pomera_snyc」は「メモ」アプリとGoogleアカウントの同期が完了していないと表示されないので注意。

同期が完了したら、ポメラの「pomera_snyc」フォルダ内に文書ファイルを作成します。

文書を作成し終わったら、「ツール」から「pomera_snyc」を選択。iPhone内の「pomera_snyc」フォルダ内に新しいファイルが表示されます。

iPhone内で編集した文書は、ポメラの「ツール」から「pomera_snyc」をクリックすると同期され、新しいファイルとしてポメラに追加されます。ただし、ポメラとiPhoneで同時に文書を編集することはできないので注意。

ポメラを開くスペースすらないのに急いで文書を校正しなくてはならないときや、キーボードの前に向かう気力もないくらい疲れているときでも、iPhoneでなら自分にとっていちばん楽な姿勢で文書を作成できます。「スマホだとおもしろい投稿が書けるるのに、キーボードでは緊張して文章が書けない……」という人はアイデアをiPhoneの「pomera_snyc」内に書き留めておき、ポメラでそのアイデアを文書に仕上げる、といった使い方もできそうです。

 

⑦Bluetoothキーボードとしても使える

前機種にもあった機能ですが、ポメラはスマホのBluetoothキーボードとして利用できます。iPhoneとペアリングする場合は、まず「設定」アプリからBluetooth設定をオンにし、「キーボード」を選択。ペアリングするためのコードが表示されたら、iPhone側の動作を一旦終了します。

続いてDM200を起動し、「メニュー」→「ツール」→「Bluetoothキーボード」の順にクリック。先程iPhoneで表示されたコードを入力し、ペアリングは完了です。

なお、前機種の「DM100」から引き続き、キーピッチは17mm。手の大きい人でも楽にキーボードを打つことができます。

 

 

ポメラは、場所を選ばずデジタルメモが取れるツールとして年々進化を遂げてきました。1つのファイルに最大5万字を打ち込むことができるので、メインの文書作成はポメラで済ませてしまい、パソコンでは清書のみ行う、といった使い方もできます。ポメラの傍らにスマホ置いておけば、調べ物に困ることもありません。

販売価格は5万3784円。安価なノートパソコンなら買えてしまう値段です。しかし、本体を開けばすぐに電源がオンになる起動性や、持ち運びやすさ、iPhoneと同期できる機能を考えれば、ノートパソコン以上に文書作成の機会を広げられるガジェットと言えるかもしれません。

なお、ポメラには4644円の専用ケースも別売りされています。本体の表面が指紋などで汚れやすいので、気になる人はケースの購入も検討するとよいでしょう。

 

(文/神戸紅実子)

かんべくみこ/エディター、ライター かんべくみこ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」に所属。”平成生まれ昭和育ち”ながら、スマホやアプリに関する記事を若者文化に乗り遅れまいと執筆中。東横線ユーザーだが、ときどき中央線沿線にも出没する。

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