1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. モバイル・アプリ

いつでもiPhoneで残金確認!「Apple Pay」でSuica利用の便利さと注意点

&GP / 2016年10月27日 19時0分

いつでもiPhoneで残金確認!「Apple Pay」でSuica利用の便利さと注意点

いつでもiPhoneで残金確認!「Apple Pay」でSuica利用の便利さと注意点

2016年10月25日に日本でのサービスが開始した「Apple Pay」。Appleが提供するiPhoneを利用したモバイル決済サービスで、すでに米国などの海外では2年前にサービスが開始していましたが、ようやく日本でも使えるようになったんです。多くのiPhoneユーザーが一番気になっているSuicaの利用を中心に紹介しましょう。

 

■Apple Payに登録可能なクレジットカードは?

Apple Payは、手持ちのクレジットカードの情報を登録しておくことで、カードを持ち歩かずにiPhoneだけでクレジット決済できるのが魅力です。
複数のクレジットカードを登録し、「Wallet」のアプリ上で使うカードを選択して決済できます。

Apple Payはアプリ内の決済やウェブ上の決済であれば、日本国内で発売されたiPhone 7/ 7 Plusに加え、iPhone 6s/6s Plus、iPhone 6/6 Plus、iPhone SEでも利用できます。ただし、交通機関や店舗の決済はiPhone 7/ 7 Plusのみとなっています。

「Wallet」アプリはiPhoneに標準インストールされています。アプリを起動したら、「カードを追加」もしくは「+」をタップし、「クレジットカード/プリペイドカード」を選択します。

クレジットカードの登録方法は簡単で、iPhoneのカメラでクレジットカードをスキャンするだけです。あとは、認識された名前やカード番号を確認し、有効期限とセキュリティコードを入力すれば完了します。

 

■登録できるカードに制限があるので注意

Applee Payに現在対応しているクレジットカード会社は、Apple のホームページ上で確認できます。

対応クレジットカードは、10月26日時点で以下のとおりです。

・イオンカード
・オリコカード
・クレディセゾン
・JCBカード
・トヨタファイナンスのTS CUBIC CARD
・ビューカード
・三井住友カード
・楽天カード
・Docomoのdカード
・KDDIのau WALLETクレジットカード
・ソフトバンクカード

三菱UFJニコスカードも今後対応予定となっています。

VISAは使えないのかと思いきや、例えば三井住友VISAカードの場合、Walletに追加して「iD」のカードとして店舗での買い物に使えます。ただし、アプリとオンラインの決済はAmex、 JCB、 MasterCardに限定されているのでVISAは使えません。

 

■最新iPhoneならSuicaが使える

iPhone 7/7 PlusにはFelicaが搭載され、JR東日本の「Suica」が利用できるようになりました。

旧iPhoneのユーザーがSuicaを利用するには、「Apple Watch Series 2」を使う手も。Apple Watch Series 2にはFelicaチップを搭載しているので、iPhoneと同じようにカードリーダーにかざして決済できる仕組みです。

Suicaは全国のICマークのある鉄道、バス、お店などで利用できるので、首都圏以外のユーザーも利用可能。電車だけでなく電子マネーとして活用するのにも良さそうですね。

 

■Suicaのカードがない人はオンラインで取得可能

筆者もせっかくなのでiPhoneでSuicaが使えるようにしようと思ったのですが、何を隠そうJRユーザーではなく、Suicaのカードを持っていないのです。そんな人にもオススメなのが、「Suica」アプリを使ったカード発行。


「Suica」アプリをインストールしたら起動し、「Suica発行」を選択します。

Suicaを発行するには、「Suica発行」画面で「Suica(無記名)」「My Suica(記名式)」「Suica定期券」のいずれかを選択します。今回は「My Suica(記名式)]を選択して会員情報を登録しておきました。まだApple Payにクレジットカードを登録していない人は、ここでクレジットカードを登録する必要があります。

ただし、登録できるクレジットカードは、ビューカード、JCB、VISA、Diners Club、JR東海エクスプレス・カードに限られています。ちなみに、オートチャージ機能を使うには、ビューカードを登録しなければなりません、

会員登録を終えたら、あとはSuicaをチャージしましょう。先にApple Payにクレジットカードを登録している場合は「Pay」、まだ登録していないなら「ご登録いただいたクレジットカード」で支払います。

次に、Suicaを「Wallet」に追加します。「次へ」をタップして利用条件に同意したら、Suicaカードの追加は完了です。

 

■手持ちのSuicaカードを使うには?

Suicaカードを取り込むには、「Wallet」アプリを使います。ただし、取り込めるSuicaは無記名のもの、大人用で記名済みのもの、Suica定期券に限られます。「ビュー・スイカ」カードや、「社員証Suica」など取り込めないSuicaカードがあるので注意してください。

「+」をタップして案内画面を確認したら「次へ」をタップし、カード種類で「Suica」を選択。続いて、取り込むSuicaの固有番号(券面裏のJEから始まる番号)の下4桁と生年月日を入力し、カードの上にiPhoneを置きます。Suicaの残金などのデータの読み込みが終われば、設定は完了です。

iPhoneにデータを読み込むと、カードは使えなくなります。カード発行時に支払ったデジポット代500円は電子マネーとして返金されるシステムで、最初に料金をチャージする必要はありません。

 

■電車もタクシーもiPhoneひとつで簡単決済!

登録直後、さっそく東急電車に乗るのにSuicaを使ってみたのですが、やっぱりスムーズ! 以前、AndroidでモバイルSuicaを使っていたのですが、そのときはスマホの背面全体をリーダーにペタッと近づけていましたが、iPhoneの場合は端末の先端を改札のリーダーにかざすイメージで使うようです。このとき、Walletアプリの起動やTouch IDによる認証は一切不要です。

さらに、iPhoneのSuicaは改札を通ると残金がポップアップで表示されるので、移動中にチャージしておこうとか考えられるのが便利。細かい部分ですが、これはかなり気に入ったポイントです。

タクシーの乗車時も「Suicaで払います」と伝え、カードのSuicaと同じようにリーダーにかざすだけでOK。これまでの電子マネーと同じではあるものの、現金をやり取りしなくていい利便性を改めて実感できました。

ただし、注意したいのはiPhoneのバッテリー切れ。電源が入っていないとApple Payは使えないので、モバイルバッテリーが手放せなくなりそうです。

 

■Suicaへのチャージ方法は2種類

Suicaをチャージするには、「Suica」アプリを使う方法と、「Wakllet」アプリを使う方法があります。

Suicaアプリに登録できるのはビューカード、JCB、VISA、Diners Club、JR東海エクスプレス・カードという制限がありますが、VISAが使えるのが利点です。WalletではVISAを使ったウェブ決済ができないので、VISAユーザーはSuicaアプリでチャージするといいでしょう。

 

■クレジットカードなしでもiPhoneでSuicaは使える?

もし、クレジットカードを使わずにSuicaは使いたい場合は、手持ちのSuicaカードをApple Payに取り込み、コンビニエンスストアなどで現金でSF(電子マネー)をチャージしなくてはなりません。ただし、クレジットカード決済が必須のモバイルSuica特急券・Suicaグリーン券・Suica定期券の購入には利用できません。

日本での電子決済サービスは“使う人”と“使わない人”がはっきり分かれている状況です。このApple Payの日本上陸で、ライフスタイルがどう変わっていくのかが今後楽しみですね。

>> Apple Pay

 

(文/今西絢美

いまにしあやみ/エディター、ライター いまにしあやみ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください