寒い時期こそ行きたい！ポカポカできるあったかスポット5選！

11月の声を聞くこの頃、寒い日も多くなってきました。メランコリックな気分になりがちなこの季節、心身ともに温まる旅はいかがでしょうか。日本国内から、楽しく「ポカポカ」できるスポットを5つピックアップしました！

■日本最南端の証明書をゲットせよ！沖縄県「波照間島」

まずご紹介するのは、やっぱり直球あったかスポットである南の島、沖縄県の「波照間島」です。日本最南端の有人島ですから、緯度的な意味でもポカポカNO.1！

波間島は八重山諸島の1島で、「ハテルマブルー」と呼ばれる透き通った碧い海の色、12月～6月にかけては南十字星も観測できる見事な星空など、島旅好き憧れのスポットとなっています。

平均気温は11月でも23度程度で、なんともあたたかい秋を堪能できます。島内の売店や役場では「日本最南端の証」という証明書も500円（税込）で入手可能！

アクセスは石垣島から高速船で約1時間。「最南端」と聞くとかなり秘境な感じがしますが、八重山旅行の一環として意外に気軽に行けちゃうのも魅力です。

>> 竹富町観光協会

■都心からアクセス超良好な島「伊豆大島」

島をもう一丁！　ということでお次は“都心から行きやす過ぎる島”代表の「伊豆大島」です。

なにせ高速船で1時間45分。朝8時に乗れば、10時前には着いている。すごいです。
船着き場も「竹芝桟橋」ですから、浜松町駅からすぐ。平均気温で言えば本州とそう変わりはありませんが、黒潮の影響で、夏は涼しく冬は暖かい穏やかな気候に恵まれている島です。

海を望む温泉や、三原山のトレッキング、日本唯一の砂漠その名も「裏砂漠」に、青唐辛子の入りの醤油ダレに魚を漬け込んでつくる島寿司など、見どころと魅力が満載。

また大島の早春の名物である椿の花も、早い品種は11月から咲き始めます。

住所は東京都、ちなみにクルマは天下の品川ナンバーです。かなり気軽にアクセスできるのに、島の美しさや旅情もたっぷり味わえるおすすめスポットです。

>> 伊豆大島観光協会HP

■間歇泉ぶしゃー！北海道でポカポカ「道の駅しかべ間歇泉公園」

寒さの厳しい北海道からは、ド迫力のポカポカ体験を1つ。函館から車で約1時間、道南有数の温泉地である鹿部町にある「道の駅しかべ間歇泉（かんけつせん）公園」です。

周期的に噴水のように温泉が噴き出される「間歇泉」。全国にいくつかありますが、噴出の間隔が長いものだと、せっかく訪れても噴出が見られないことも。その点、鹿部の間歇泉は10分間隔、噴出量は1回500リットル、地上15メートルにまで噴き上がるというサービス（？）満点のすごいスポットです。

あまりに勢いが強く、温泉が周辺の道路などにかかるのを防ぐため、壁とフタが設置されています。この間歇泉と親しむ公園は、今年3月に道の駅としてリニューアルオープンしたばかり。吹き上がった温泉を利用した足湯からは、大迫力の噴出を眺めることができます。

また物産館や食堂には、地元の特産品である海の幸がいっぱい。ぜひ試したいのが「温泉蒸し釜」。物産館で購入した食材を、温泉の蒸気で調理して食べることができます。

間歇泉を様々な角度から楽しめるポカポカスポットです。

>> 鹿部町公式HP

■名前からしてポカポカ！「草津熱帯圏」

群馬県・草津温泉の穴場（？）スポットとして名高いのが「草津熱帯圏」。海抜1165mという日本で最も高いところにある動物園ですが、熱帯圏！　もう名前からしてポカポカです。

温泉熱を利用したドーム型の温室の中には、トロピカルな動植物がいっぱい。ジャングル感たっぷりで、忘れていた少年ゴコロがくすぐられる妖しさがあります。

またカピバラや様々なおサルさん、南国の鳥にワニ、ヘビ、カメにエリマキトカゲなど、動物の種類が超豊富！

それぞれかなり近くで見られるのも評判です。これで大人1000円の入場料はお得と言えます。

草津の温泉街からも歩いて行けるとってもナイスなスポット。ファミリーでも、カップルでも、いやむしろ逆に1人でもおすすめ。特にエキゾチックアニマル好きにはたまりません！

>> 草津熱帯圏HP

■今秋もアツイぜ、日本のハワイ！ スパリゾートハワイアンズ

日本屈指の常夏観光地といえば、やっぱりおなじみスパリゾートハワイアンズ。福島県にいながらにして、ハワイ以上にハワイな気分になれる老舗ポカポカスポットです。

ドーム6個分の敷地に5種類の温泉テーマパークがあり、とにかく1日では周りきれないほど。プールで泳ぐもよし、江戸情緒たっぷりのお風呂にゆっくり浸かるもよし、フラガールたちのショーを楽しむもよしと、ハワイアンズに死角なし！

今年は日本で唯一のプロファイヤーナイフダンスチームの単独ショーが開始されたり……。

昨年オープンした"流れるアクアリウムプール"フィッシュゴーランドがディスプレイ産業賞を受賞したりと、ポカポカなニュースもたくさん。

宿泊する人には、首都圏の各地から無料の送迎バスが出ているのも嬉しいところです。今年12月から2017年3月22日までは、いわき市市制施行50周年を記念して、地元のいわき湯本温泉旅館との連泊プランも実施されるので、かなりお得な温泉旅ができそうです。

知ってはいたけど、実はまだ行ったことがない……なんて方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか？

>> スパリゾートハワイアンズ

>> いわき湯本温泉旅館協同組合

美しい日本の秋ですが、ちょっと淋しくなる日だってある！　そんな時はポカポカスポットを探して旅に出ましょう。

（取材・文／くぼきひろこ）

くぼきひろこ／ライター

美食・カルチャー・ライフスタイル・クルマ・ゴルフ・巷の美女etc……対象は様々に、雑誌・ウェブサイト等の各種媒体にて活動中のフリーライター。「人の仕事のすべて。そして、その仕事から生み出されるすべてのモノゴトが面白い！」と津々浦々の興味津々で取材・執筆を行う。