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ロジクールの8000円以下トラックボールマウス、狭デスク民の希望の光かもしれない

&GP / 2024年12月15日 21時0分

ロジクールの8000円以下トラックボールマウス、狭デスク民の希望の光かもしれない

ロジクールの8000円以下トラックボールマウス、狭デスク民の希望の光かもしれない

<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>

PC環境回りってみなさん何を使ってますか?

これまで2019年モデルのMacBook Pro 16インチを使っていましたが、5年落ちだと流石に挙動が怪しくなり新型Mac miniに乗り換えしまして、キーボードやらマウスやらを見直している今日このごろ。&GP編集部、アウトドア・動画担当のヤマケンです。

間に合わせに買った1000円程度の格安マウスは、手首は痛いし、クリック重めで指が辛い。何よりデスクが狭くて使いにくい! なんか良いマウスないかなとAmazonをお散歩していたところ見つけた、Logicool(ロジクール)のトラックボールマウス「M575S」(7400円)。

10年前に友人から「トラックボールはいいぞ!」とすごい熱量で布教されのですが、当時1万円超えのモノが多く、泣く泣く諦めた記憶…。そんな私にとって憧れのトラックボールマウスが7400円。これは試すしかない! ということで買ってみました。

結論から言えば、デスクが狭い人にとっての最適解のひとつかも! スムーズなポインターの動きに、細かい操作もなんのその。それより何より、マウスそのものを動かさなくていいって想像以上にラクでした。

■マウスを動かさないからどこでも使える&疲れにくい

ロジクール「M575S」を狭いデスク上で使っている様子

一番の特徴はマウス本体を動かすことなくPC操作ができるので、場所や環境を選ばずに使用できるということ。親指でトラックボールと呼ばれる球体を動かしてカーソル操作をするので、デスクが狭くてもマウスを置けるスペースだけあればOK。置ければいいので、膝の上でだって使えます。

マウスを動かさないメリットには“疲れにくさ”も。「M575S」を使ってから気づいたことですが、マウス本体を動かすのって意外と手首が疲れるみたいで、「M575S」を使い始めて3日後にはなんとなく手首がラクになったような感覚がありました。

ロジクール「M575S」と一般的なマウスを比較した画像

また、マウスの形状にも秘密が。一般的なマウスと違い、傾斜が付いた独特の形で、手首を返すことなく自然な手の角度でマウスを掴めます。クリックも重すぎることもないし「今までのクリックやスクロール操作ってなんだったの?」と思うくらいの快適感。使ってみるまでは「そんな確度が違うだけで変わるかよ」なんて思ってましたが、全然違います。欲を言えば左クリック脇のボタン(手前側)がもうちょっと押しやすければなぁ、なんて。

■スムーズなカーソル操作でブラウジングから動画編集までOK

ロジクール「M575S」を操作している様子の画像 ▲親指の先を使って操作すると細かい作業がしやすい

「そんなことより、カーソル操作はどうなんじゃい!」ということで、これが予想以上にスムーズで細かい操作までしっかり対応できます。例えば、文章の一部をドラッグ&コピーするような場合も、慣れてしまえば普通のマウスと同じように操作可能。ブラウジングはもちろん、こうして原稿を書いたり編集作業をするのも問題なくできますし、動画編集だってなんのその。

ロジクール「M575S」を制御できるアプリ「Logi Options+」のスクショ画像 ▲アプリ「Logi Options+」でボタンの機能割当やカーソル速度の設定が可能

ただ、快適に使うためにやったほうが良いこととして、“カーソル速度を速めに変更する”ことをおすすめします。カーソル速度の設定が遅いと、大きくカーソルを動かしたい場合、何度もボールを転がす必要があり、ややイライラ。速くするとちょっとの操作で大きくカーソルが動くようになるので、より使いやすく、疲れにくい使用感になります。

ロジクール「M575S」とLogi Boltレシーバーの画像 ▲BluetoothかLogi Boltレシーバーで接続。マウス裏にレシーバー収納スポットも

ちなみに購入直後〜3日までの間はボールを小さく回したときに物理的になにかに引っかかる挙動が。気づいたときにはスルスルーと動くようになっていたので今は問題ありませんが、念の為。

■導入して1週間は違和感と疲労感&デスクが広いなら別の選択肢も

と、ここまでべた褒めになってますが、気になった点をいくつか。

まず、前腕の張り。“前腕の筋肉緊張を軽減する”のが売りのマウスなのですが、導入直後は逆に前腕がうっすら張る感覚が結構気になりました。おそらく操作に不慣れで編に力が入っていたのでしょう。1週間くらい使うと体が慣れていくのか張りはなくなり、これまでより疲れにくいと感じられましたが、慣れるまでは地味なダルさが。

ロジクール「M575S」と「LIFT」を並べた画像 ▲「M575S」と「LIFT」。疲れにくさは「LIFT」だけど、狭いところでの使いやすさは「M575S」

また、デスクが広く、マウスを十分に動かせる環境があるなら、他のマウスも選択肢に乗るかなぁと言うのが正直なところ。実はこの「M575S」の直前に同じくロジクールの「LIFT」(9790円)を購入。デスクの狭さゆえの動かしにくさから、「M575S」を今回試しに買ってみたわけですが、手首の疲れにくさやクリックによる指の疲労感は「LIFT」に軍配が。上記の通り「M575S」も一般的なマウスに比べれば十分疲れにくい使用感ですが、「LIFT」のほうが上手かも。そもそも「LIFT」が縦に握るタイプの変則的なマウスなので好みが分かれますが、デスク上に十分な広さがある場合は無理にトラックボールマウスでなくても良いかも知れません。

ロジクール「M575S」の詳細写真

そもそも「M575S」自体、2024年現在も販売が続いているものの旧モデルのようですし、ロジクールには「MX ERGO S」という上位版もあります。「トラックボールマウスに興味はあるけど、ハマらなかったらどうしよう…。」なんて人がトライするのに、使用感的にも価格的にもちょうどいいのがこの「M575S」なのかなぁなんて思います。個人的には大満足ですけどね!

 

>> Logicool

<文/山口健壱(&GP)>

 

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