温水＆スチームで汚れを浮かして頑固な油汚れは削って落とせ！【シーン別“男”の大掃除ギア】

【シーン別“男”の大掃除ギア】

長年培ったキッチンのギトギトした汚れは、固形となって取りづらくしぶとい。また驚くことにキッチンの汚れはトイレよりも汚いことがあるのだとか…。ここでは家の中で最も汚れているとされるキッチン周りで有効な掃除グッズとその掃除術をプロに聞いてみた！

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「実はキッチンって、トイレよりも汚れがひどいです。メディアでの実証で、結果が出たときは正直私も驚きました」と開口一番に切り出したのは、便利屋エイトピース代表の塩月孝仁さん。そんなキッチン周りでのプロと素人の掃除の違いを次のように語る。

「まずはキッチンに置いてあるものを全て片付ける準備から始めてください。当たり前に聞こえますが、プロは必ずここから始めます。特にキッチン周りはこびりついた油汚れなどを研磨落とす際にモノが置いてあると作業しにくく、飛び散って二度手間にもなるので」

確かにプロの現場で二度手間のリスクを考えると、こういった基本がキッチン掃除を円滑にするコツなのかもしれない。そして掃除術について次のように続ける。

「五徳やコンロなど、分解できるものはとにかく細かい状態に。次にこれら分解したパーツを今回紹介した『マジックリンEXPOWER』でつけおき。ポイントは冷水でなく温水です。これだけでも、かなり時短に繋がりますよ」

エイトピース代表　塩月孝仁さん
ハウスクリーニングはもちろん、家具の組み立て草刈り・剪定など幅広い業務を担う便利屋さん。一般用から業務用まで幅広い掃除グッズを網羅する

【キッチン編掃除術5カ条】

第1カ条　キッチン周りのモノは片付ける！
第2カ条　掃除の手順は上から下へ
第3カ条　五徳やコンロなどは分解できるアイテムは先に外す！
第4カ条　油ヨゴレがひどいものはまとめてつけ置き
第5カ条　冷水でなく温水で汚れを浮かせ！

■圧倒的な持続力を誇るパワルフスチーマー

ケルヒャー
「スチームクリーナー SC 4 DELUXE」（6万5780円）

我々掃除のプロも使っているくらいで、連続でいつまでも使い続けられる持続性の高さが魅力です。スチームクリーナーをガチで使うならこれ一択！（塩月さん）

同ブランド家庭用スチームクリーナーの最上位モデル。内部のボイラーに水を送る、サブの給水タンクを搭載しているため、ボイラー式ながら休憩することなく、持続してパワフルなスチームを使うことができる。

▲かさばる電源コードやスチームホース、アクセサリーなどをまとめておけるアクセサリー収納エリアを本体に搭載

▲16種類のアクセサリーが標準装備し、シーンに合わせて付け替えることで手の届かない隙間や角も簡単に掃除できる

■頑固な油汚れ、こびりつき汚れにも効果的！ 強力発泡で浮かして落とす

花王
「マジックリン EXPOWER こびりつき汚れ用つけおきパウダー」（実勢価格：990円前後）

キッチン周りの油でギトギトになったコンロの五徳やレンジフードなど、ありとあらゆる小物をこれに浸け置いてあとはサッと流すだけの便利アイテム！（塩月さん）

五徳・鍋・フライパン・換気扇・魚焼きグリルなど、キッチン周りで有効な一本。強力な発泡パワーでこびりついた汚れをはがしとる。錆防止剤を配合し、除菌・ウイルス除去・消臭までもサポートする。容量は320g。

■スリムボディで頑丈、手元にしっかりフィットする

オルファ
「Gスクレーパーslim」（実勢価格：1529円前後）

こびり付いた油汚れや焦げ付きもカリカリこするだけでOK。掃除するときのポイントとして、なるべく刃を寝かせて使うことがコツです（塩月さん）

耐久性・耐溶剤性に優れたガラス繊維入り強化ポリプロピレンとエラストマーのダブルインジェクション成型により、スリムボディながら頑丈。また、握りやすく滑りにくいラバーグリップで手元にしっかりフィットする。

■力強いモーターが頑固な汚れにアプローチ！

ボッシュ
「Brush コードレスクリーニングブラシ」（1万1000円）

同メーカーならではの力強く持続するモーターと、使い勝手が◎。収納も省スペースで収まりUSBで充電出来るのも有り難いですね（塩月さん）

ハイパワーモーターを搭載しており、ブラシがほぼ一定の回転スピードを維持できる。また防水性能（IPX5）も備えており、水周りの清掃もサポート。各種アタッチメントが揃っているため、幅広いシーンで活躍可能だ。

▲剛毛ブラシ、極細ブラシ、マジックテープ式パッドホルダー、マイクロファイバー製キズ防止バッドなど、各シーンで活躍するアクセサリーが付属

■さまざまな隙間掃除で活躍可能！ プロ御用達の一本

TRUSCO
「チャンネルブラシ J型 ナイロン TB-2042」（869円）

実際に現場で使っていてストックで大量に用意しているくらい愛用しています！ 小回りがきいて、家中のあらゆる隙間掃除に使えますよ（塩月さん）

元々は塗装工が塗装前に錆をとったりゴミを落としたりする為に生まれたアイテム。スチールの固いタイプ（TB-2323）はコンロの五徳や鍋の底の焦げ付き、ナイロンの柔らかいタイプはシンク周りの隙間や蛇口周りで擦るだけで楽に汚れが落とせる。

■吸水性と吸油性を兼備！ 繰り返し洗って使える

スコット
「ショップタオル ブルー55枚×10ロール」（3198円）

油汚れのひどい場所で雑巾を使うと、かえって汚れてしまい洗うのが面倒ですがその点こちらは吸油性に優れて、汚れたら捨てればいいので便利です（塩月さん）

自動車修理場やガレージなどでの円滑油、液体、オイルが溢れた際にきれいするなど多目的に利用できるプロ仕様のペーパータオル。車のメンテナンス時だけでなく吸水性、吸油性から“家庭用の掃除グッズ”としても人気を集めている。

>> 特集【シーン別“男”の大掃除ギア】

※2024年12月6日発売「GoodsPress」1月-2号合併号 104-105ページの記事をもとに構成しています

＜文/GoodsPress編集部＞

 

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