スポーティ&インテリア充実!マイナーチェンジの三菱「アウトランダーPHEV」はプレミアム感のある仕上がりで好感度大!
&GP / 2024年12月29日 9時0分
スポーティ&インテリア充実!マイナーチェンジの三菱「アウトランダーPHEV」はプレミアム感のある仕上がりで好感度大!
三菱自動車がSUV「アウトランダーPHEV」のマイナーチェンジを実施し、2024年10月31日に発売。12月中旬に試乗したところ、プレミアム感の強い仕上がりで、好感度大だ。
現在のアウトランダーは第3世代にあたり、2021年12月に発売された。プラグインハイブリッドモデルとしては、いまのモデルは第2世代。最新モデルでは、駆動用バッテリーの性能が強化され、満充電での航続距離は従来より20km超延びて100km超となった。
今回改良を受けたアウトランダーPHEVの概要は下記となる。
・EV走行距離が従来の20kmから100km超に延伸
・乗り心地と走りのためサスペンションとタイヤを最適化
・内外装デザインを一部変更
・インフォテイメントシステムのモニター大型化
・コネクテッド機能の拡充
・シートベンチレーション採用
・ヤマハと共同開発のオーディオ搭載
・最上級グレードとして「P Executive Package」新設
開発者は「先代はスポーティでしたが、今回は少し“カド”を丸めました」と言う。それによって、より広いターゲットへのリーチをめざしている。
三菱自動車は、プラグインハイブリッドにこだわってきた。バッテリーの大型化などハイブリッドよりも価格は高くなるが、バッテリーでの走行距離が長いなど、メリットを重視しているからだ。
昨今は、欧米でも、BEV(バッテリー駆動のピュアEV)でもなくハイブリッドもない、いいとこどりの選択としてプラグインハイブリッドが見直され、市場が拡大中だ。
アウトランダーPHEVも「バッテリー駆動によるスムーズな加速と高い静粛性に慣れた顧客の次の選択になりうる」(開発担当者)として、市場の反応は上々だという。
■スポーティさは抑えながらもクルマ好きは楽しめる
もちろん、魅力は、単にバッテリーでの走行距離が長いだけでなく、クルマとしてよく出来ている点だ。さきに触れたように、開発者はスポーティさを少し抑えたというが、ダイレクト感のあるハンドリングは、クルマ好きも十分楽しめる。
モーターを駆動に使いつつ、4輪の駆動力を制御する「S-AWC」という独自の技術で、旋回性能を高めているのも、アウトランダーPHEVの特長。実際に、カーブでも1750mmの全高を意識させないスポーティな身のこなしを感じさせてくれた。
なにより、上質感を狙ったインテリアと、乗り心地の良さと、室内の静粛性が、うまく調和している。企画としてブレのなさがおおいに評価したいポイントだ。
■ヤマハと共同開発“音を追求した”オーディオ
オーディオも、今回はおおいにこだわった部分だそう。夏にわざわざオーディオだけの試聴会を開いたぐらいで、三菱自動車の担当者は、いい音の追求に余念がないようすで、そこも特筆点だろう。
ヤマハと共同開発の「ダイナミックサウンド・ヤマハ」は、車両のグレードによって2種類。シャシーにはじまり騒音低減のさまざまな対策をほどしたそうだ。
最上級グレード「P Executive Package」に用意される「ダイナミックサウンド・ヤマハ・アルティメット」は12スピーカーと、デュアルアンプ。かつ車速に応じて音量や音質を自動調整するサウンド補正機能もそなえ「常に最高の音楽体験を提供」するとしている。
じっさいに、細かなニュアンスも拾ってくれるいい音と感心。空間的余裕がおおきな後席にいるひとも、ドライブが楽しくなりそうだ。P Executive Packageいがいの車両は8スピーカーの「ダイナミックサウンド・ヤマハ・プレミアム」で、上記「アルティメット」はオプションでえらべる。
価格は、ベースグレード「M」(526万3500円)にはじまり、「G」(587万9500円~)、「P」(631万4000円~)、そして「P Executive Package」(659万4500円~)で、「M」は5人乗りのみ、そのほかのグレードは7人乗りの設定もある。
【Specifications】
三菱アウトランダーPHEV P Executive Package
全長×全幅×全高:4720×1860×1750mm
ホイールベース:2705mm
2359cc4気筒ガソリン+電気モーター プラグインハイブリッド 4WD
最高出力:98kW(エンジン)+85kW(モーター)
最大トルク:195Nm(エンジン)+255Nm(モーター)
車重:2180kg
燃費:17.2km@L(WLTC)
価格:659万4500円(5人乗り)/668万5800円(7人乗り)
>> 三菱自動車
<文/小川フミオ、写真/三菱自動車>
オガワ・フミオ|自動車雑誌、グルメ誌、ライフスタイル誌の編集長を歴任。現在フリーランスのジャーナリストとして、自動車を中心にさまざまな分野の事柄について、幅広いメディアで執筆中
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