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こたつ化できる「アルミユニットテーブル110」はキャンプの最強テーブルかも

&GP / 2024年12月21日 19時0分

こたつ化できる「アルミユニットテーブル110」はキャンプの最強テーブルかも

こたつ化できる「アルミユニットテーブル110」はキャンプの最強テーブルかも

【アウトドア銘品図鑑】

このところバーナーやメッシュなどをビルトインして自分好みのシステムキッチンを作れるテーブルが話題となっています。

アルペンアウトドアーズの「アルミユニットテーブル」シリーズもそんな人気アイテムのひとつ。

▲コンロラックは耐荷重25kg

バーナーのビルトインには、バーナーごとに専用プレートを用意しなくちゃいけないものが多いんですが一般的なんですが、「アルミユニットテーブル」シリーズは棚を作ってバーナーを載せるだけ。ゴトクにあわせた切り欠き付きプレートなんてものはないので、開口部のサイズさえあえば、バーナーの種類は不問。

バーナーがプレートで覆われないので操作性が損なわれることはないし、トラブルの不安もまずありません。それでいて天板とゴトクがほぼフラットになるので調理しやすい!

「アルミユニットテーブル110」(1万4990円)であれば家族で鍋料理を囲むのにも都合がいいと、2024年7月の登場以来、完売を繰り返している人気者。

これまでにランタンハンガーやラックといった拡張アイテムが登場していますが、新たに「アルミユニットテーブル」の特性を活かしたオプションが12月20日に発売されました。それが「こたつユニット」(1万2980円)。

発売直前に「アルミユニットテーブル」と「こたつユニット」のサンプルを取り寄せてみました。はたして年越しキャンプに使えるか!?

 

■「アルミユニットテーブル」の組み立てをおさらい

「アルミユニットテーブル110」は、脚フレームを開いて天板を載せるだけの簡単組み立てですが、いくつかポイントがあってそれを忘れると崩壊や事故の危険があるのでおさらい。

▲フレーム、横長天板×2、ロック付き天板×2、天板×8、コンロラック。重量7.5kg

パーツが多く感じますが、ネジ止めなどはなく組み立ての面倒くささはありません。
全体に黒いので見落としやすいのですが、フレームを広げたら4か所のロックをかけて脚が勝手に内側に倒れないようにしておきます。

ロック付き天板をはめこみます。フレームにスライド式のボタンがあるのでカチッと音がするまではめ込み、確実にロックさせましょう。

一段低くなっている面が内側になるよう、横長天板を取り付けます。ここはロックなどはありませんが、フレームにポッチがあるのでそれにはめることでズレにくくなります。

▲使用サイズは110×60×H39.5〜61cm

あとは天板をはめ込むのみ。脚はそれぞれを4mm単位で高さを変えられるので、段差のあるサイトでも天板を水平に保てます。

奥行きが一般的なテーブルよりも短いため、シェルターや2ルームテントのリビングに置いても行き来しやすいのも冬キャンプ向き。

▲バーナーの適応サイズは286〜341×192.5〜283×H122~129mm

屋外でキッチンテーブルとして使うなら、脚を一番低くしたロースタイルにしてバーナーをビルトイン。

バーナーを載せるためのコンロラックは、アームを引っかける位置によって高さを変えられます。カセットコンロなど高さのあるバーナーは内側のポッチを使用。

ゴトクまでの高さが低い分離型シングルバーナーを使う場合は外側のポッチに引っかけて。シングルバーナーを載せた場合、バーナー両側に空間が生まれるので天板を載せて作業台を広げてもOK。

テント内ではバーナーを使用できませんが、2段にすることでティッシュなど小物置き場としても重宝します。

 

■コンロラックを利用してスマートにこたつ化

「こたつユニット」は天板2枚とこたつ布団のセットです。

テーブルのこたつ化というと、封筒型寝袋をテーブルに被せるという単純なモノが定番ですが、「こたつユニット」のこたつ布団は240×210cm。一般的な封筒型寝袋は90×200cmほどなので「こたつユニット」のこたつ布団のほうが広く、すっぽり「アルミユニットテーブル110」を覆ってくれます。

▲収納サイズは、天板60×32×6cmで4.6kg、こたつ布団φ40×68cmで3.8kg

天板は2つ折りが2枚。これをベルクロでつなげて1枚の天板にするという構造。1枚の天板を載せるよりも扱いやすくなっています。

こたつ布団はグリーンとグレーのリバーシブル。はっ水加工済みで汚れにくいのも安心。

家庭用の電気こたつとは違ってただ布団をかけただけのテーブルなのに、潜り込んでみるとずいぶん寒さを抑えられました。

その秘密は5℃対応封筒型寝袋相当の厚みだから。

今回はフロアレスのシェルターに銀マットと厚手シート、こたつ真下にブランケットを敷いただけなので中綿入りのソックスなどで足先の冷えを防ぐ必要はありますが、太ももや膝あたりの冷えは格段に和らぎます。

さらにモバイルバッテリーで動くヒーター入り座布団や、座布団型の使い捨てカイロと併用すれば効果大!

ちなみに、当然ですが豆炭あんかなど火を扱うモノの使用は禁止です。

「アルミユニットテーブル110」のコンロラックに手持ちの湯たんぽを置いてあたたかさをじんわりアップグレードなんてことも可能。

ほかのテーブルでも「こたつユニット」でこたつ化できますが、湯たんぽを天板下にセットして足を自由に伸ばせるのは「アルミユニットテーブル110」ならではのメリットでしょう。

ちなみに小ぶりの「アルミユニットテーブル88」と「こたつユニット」を組み合わせれば、天板はフィットしないものの車内泊のこたつとしても使えそう。

▲座面高さ11cm。リラックスする背もたれ角度と肘掛けに注目

「撥水スーパーローチェア」(3999円)も同時発売。おしりが地面に触れないので腰周りが冷えにくいし、しっかりした肘掛けが付いているので立ち上がるのも楽ちんです。腰・ひざにやさしい大人仕様なので手に入れるとリラックス度が爆上がり。

「アルミユニットテーブル110」と「こたつユニット」、両方あわせるとなかなかの収納サイズになります。

「手持ちの封筒型寝袋を流用すれば省スペースでいいんじゃない?」とも思いますが、冬キャンプの敵は地面からの冷え。

夜はこたつ布団をいつものテントマットの上に敷き、その上で寝袋にくるまって眠ればかなりあたたかく朝までぐっすり眠れます。

それにシンプルなデザインなので、自宅に「アルミユニットテーブル110」と「こたつユニット」を持ち込みホットカーペットと組み合わせればおひとり様用こたつになり得る。

年越しキャンプから冬の趣味部屋まで、この冬は「アルミユニットテーブル110」×「こたつユニット」がじんわりあたためてくれそうです。

>> アルペンアウトドアーズ

>> [連載]アウトドア銘品図鑑

<取材・文/大森弘恵 撮影協力/アルペン>

大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。X

 

 

 

 

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