2024年のトレンドを代表する「スマホ&タブレット」5選【GoodsPress Award 2024】
&GP / 2025年1月1日 20時0分
2024年のトレンドを代表する「スマホ&タブレット」5選【GoodsPress Award 2024】
【GoodsPress Award 2024】
何かと「生成AI」が枕詞になる今日この頃だが、スマホやタブレット自体には、堅実なアップデートが多かった印象だ。今回は、そんな2024年を彩ったスマートフォンの中から、特に面白かった5製品をピックアップした。
* * *
2024年はコスパの年だった。例えば、アップルはAppleIntelligence対応を目的に、スタンダードモデルの性能を底上げ。ProシリーズではないiPhoneや、iPad miniでも、最新モデルではAAAタイトルのゲームもプレイできるようになった。また、グーグルはOSアップデート対応期間を長期化してきていたが、今年はこれが廉価帯のAシリーズにも拡大。Pixel 8aは7年間も使えるスマホになった。
そして、縦折り型のフォルダブルに関してはモトローラの「motorola razr 50」がミッドレンジ相当のSoCを備えながらも、デザインや使い勝手を洗練させており、ユーザーの潜在的なニーズを的確に捉えた1台だったと言える。
こうしたコスパの際立った良質なモデルが多かった1年のなかで、フラッグシップモデルとして、ひときわ目立っていたのがシャオミの「Xiaomi 14 Ultra」である。いわゆるコンデジ市場が縮小しつつある昨今、ライカ監修のカメラを備え、カメラキットを付属させた本機は、「カメラは好きだけどミラーレス一眼を買うほどじゃない」というライトユーザー層の食指を多く動かしたに違いない。コンセプトの面白さを前提に、オープンマーケットだけでなくMNOでの取り扱いもあった点を踏まえ、大賞に取り上げた。
ITライター 井上 晃
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスなどを取材。Webメディアや雑誌に記事を寄稿する。X:@kira_e_noway
【GoodsPress Award 2024】
-デジタル・ガジェット部門 スマホ&タブレット-
<大賞>
■ライカと共同開発した、太陽も綺麗に撮れるカメラスマホ
Xiaomi
「Xiaomi 14 Ultra」(19万9900円)
20万円近い高額な機種でありながらも、購入特典としての専用グリップなどを含めたフォトグラフィーキットを使うことで、カメラスマホとしての楽しさを味わえるのは魅力。シンプルにロマンを感じられる1台でした
ライカと共同開発した4眼の背面カメラシステムを備えた6.73型のフラグシップスマートフォン。5月に発売され、MNOではauでも取り扱われた。SoCにSnapdragon 8 Gen 3を備えるなど性能面も充実。おサイフケータイは非対応だが、IP68の防水防じん性能は完備。
▲メイン(23mm)、望遠(75mm)、ペリスコープ(120mm)、超広角(12mm)の4眼で、どれも5000万画素
▲23mmから135mmまでの6つの焦点距離をカバー。さらに光条写真にも対応するなど柔軟な運用が可能だ
▲購入者特典として、2万2000円相当のフォトグラフィーキットがプレゼントされるなど、太っ腹な企画も話題に
<ベストタブレット賞>
■ちっちゃいのに、すごくパワフル
Apple
「iPad mini (A17 Pro)」(7万8800円~)
Apple Intelligenceをサポートし、AAAタイトルのゲームプレイにも対応したデバイスとして、7万円台は最安の選択肢。ストレージも底上げされ、コスパはかなり高いです
10月に発売されたiPad miniの3年ぶりの新モデルで、チップセットが「iPhone 15 Pro」などと同じ「A17 Pro」へ刷新されるなどマイナーチェンジを遂げた。最小ストレージも従来の64GBから128GBへと増量されている。
▲AAAタイトルのゲームアプリに対応。対応のコントローラーも多く、ゲーム機としてのポテンシャルにも注目だ
▲iOS 18.1から提供されている生成AIアシスタント機能「Apple Intelligence」をサポート。日本語対応は25年予定
<フォルダブル賞>
■いよいよ成熟した縦折り型スマホ
モトローラ
「motorola razr 50」(13万5801円)
前世代と比べてサブディスプレイがグッと広くなり、コード決済やゲームプレイまでも閉じたまま利用できる自由度の高さが魅力です。手を伸ばしやすい価格なのも嬉しい
開いて6.9型、閉じて3.6型の画面が使える縦折り型のフォルダブルスマートフォン。ヴィーガンレザーを使った上品な仕上げながらも、IPX8の防水性能や、おサイフケータイの対応など、日常利用の使い勝手にも優れる。
▲ステレオスピーカーはDolby Atmosに対応。120Hz駆動のメインディスプレイと合わせコンテンツ視聴にも◎だ
▲SoCはミッドレンジ向けのMediaTek Dimensity 7300Xを搭載。メモリは12GB、ストレージは512GBを備える
<ハイコスパ賞>
■AI機能も豊富で7年間使える
Google
「Google Pixel 8a」(7万2600円)
OSアップデートが7年間保証されたハイコスパなスマホ。従来世代から値上げはあったものの、7年使うなら1万円/年相当で運用できる計算に。機種変更が面倒な人こそ狙い目
5月に発売された廉価Aシリーズにおける最新モデルで、サイズは6.1型。AI活用機能が充実する。背面カメラはメイン(6400万画素)+超広角(1300万画素)の2眼構成だ。IP67の防水防じん性能を備え、FeliCaも搭載。
▲廉価シリーズでありながらも「Gemini」や、「かこって検索」などAIを活用した主要機能にはしっかり対応する
▲SoCには23年の上位機「Pixel 8」と同じTensor G3チップを搭載。メモリは8GB、ストレージは128GBだ
<エンタメスマホ賞>
■新チップ搭載で大画面がより魅力に
Apple
「iPhone 16 Plus」(13万9800円~)
本世代では、SoCに「A18」を搭載し、ProではないスタンダードラインでありながらもAAAタイトルのゲーミングに新対応。Plusの大画面をさらに活かしやすくなりました
9月に発売されたiPhone 16シリーズの大画面モデルで、ディスプレイサイズは6.7型。A18チップを搭載し、日本でも今後展開されるApple Intelligenceをサポートしたことがトピックだ。アクションボタンやカメラコントロールなども新搭載された。
▲カメラを向けた対象物を素早く検索できる「Visual Intelligence」機能も、カメラコントロールで操作できる
▲端末右側面に新しいボタンの「カメラコントロール」を搭載。押したり、なぞったりしてのカメラ操作が可能だ
※2024年12月6日発売「GoodsPress」1月-2号合併号20-21ページの記事をもとに構成しています
<文/井上 晃>
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