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空き巣対策が重要! 個人がすぐ導入できる防犯ガジェット3選

&GP / 2025年1月1日 7時0分

空き巣対策が重要! 個人がすぐ導入できる防犯ガジェット3選

空き巣対策が重要! 個人がすぐ導入できる防犯ガジェット3選

自宅の防犯対策、もう済ませましたか?

2023年頃から徐々に耳にするようになった「闇バイト」関連の窃盗・強盗ニュースですが、2024年には首都圏を中心に関連の事件が相次ぎ、それに伴って世間の防犯意識も高まりを見せています。しかし、「いざ防犯」と考えても、自分ごとになると、何から手につければ良いか悩ましいもの。

本稿では、「自宅への侵入窃盗」を予防する意図で、昨今の犯罪の傾向をおさらいしつつ、個人ですぐに導入できるであろう“ガジェット”視点での対策を考えてみたいと思います。

 

■特にリスクが高いのは一軒家の自宅で、留守と就寝時

まずは、すでに分かっている2023年のデータをチェック。警察庁が「令和5年の刑法犯に関する統計資料」としてオンラインで公開しているデータによると、住宅や企業の事務所、店舗などに侵入して窃盗を行う「侵入窃盗」のうち、自宅が対象になっていた認知件数(=犯罪の発生が確認された数)は、1万7469件でした。

例えば、平成26年(2014年)では4万8120件、令和元年(2019年)では1万9584件でしたので、自宅への侵入窃盗自体は全体として減少傾向にあるようです。とはいえ、単純計算で令和5年の1万7469件を365日で割ると1日あたり47〜48件。まだ決して少ない数ではありません。

続いて、侵入犯罪の詳細な種類もチェックしてみます。パーセンテージとしては、「空き巣」が11842件で約67.8%、「忍込み(就寝中の侵入窃盗)」が4625件で約26.5%、「居空き(在宅・起床時の侵入窃盗)」が1002件で約5.7%となっています。つまり、「家にいないとき・寝ているとき」に狙われるリスクが高いことが分かります。

さらに「一戸建て」「4階建て以上の共同住宅」「3階建て以下の共同住宅」ごとに、発生件数を見てみると、以下のようになります。

・一戸建て: 空き巣662件、 忍込み129件、 居空き44件
・4階建て以上の共同住宅: 空き巣208件、 忍込み14件、 居空き9件
・3階建て以下の共同住宅: 空き巣297件、 忍込み20件、 居空き4件

▲「空き巣」「忍込み」「居空き」の件数。数値の出典は警察庁「令和5年の刑法犯に関する統計資料」。グラフは筆者作成

こうした数値から、共同住宅よりも一戸建ての方が侵入窃盗のリスクが高いのがわかります。シンプルですが、「一軒家における留守・就寝時」の対策を施すことが特に重要になりそうです。また、共同住宅の場合も、階数を問わずに空き巣の合計を数えれば505件となり、「少ない」と判断するのは軽率です。こちらも留守時に備えた対策は欠かせないことがわかります。

 

■すぐ導入できるガジェット

今回は、個人が防犯用途にすぐ導入しやすいガジェットを3つピックアップして紹介しましょう。

1つ目は、ティーピーリンクジャパンが6月に発売した屋外で使える防犯カメラ「Tapo C425」(実勢価格:1万3651円)です。

「Tapo C425」の製品画像 ▲「Tapo C425」シャッターを収納するケース部分や、カーポートの支柱など、ちょっとした隙間にすぐ固定しやすいのが魅力だ

同機は、ねじ止めだけでなく、両面テープや、磁力などを使って簡単に装着できるのが秀逸。対応ソーラーパネルを組み合わせれば電源を引かずに利用できるので、個人でも手早く設置できるアイテムとして注目です。防犯カメラを設置しているという意識の高さをアピールするのにも良い一手。

2つ目は、Amazonが8月に発売したRingシリーズの屋内用セキュリティカメラ「Ring 首振り機能付きインドアカム」(7980円)です。

「Ring 首振り機能付きインドアカム」の製品画像 ▲「Ring 首振り機能付きインドアカム」。置いて使えるほか、壁取付け用の台座も同梱されている

製品名にあるとおり、首振り機能が備わっていて、留守中の自宅内を広い範囲でリアルタイムに見守れます。この製品でなくても構いませんが、この手の動作検知機能を備えたインドアカムがあれば、留守中の万が一の異変に気づきやすくなるでしょう。

そして、3つ目はコジットが8月に発売した「留守番ダミーテレビ」(実勢価格:3278円)。

「留守番ダミーテレビ」の製品イメージ ▲コジット「留守番ダミーテレビ」。暗くなるとセンサーが反応し、自動で色々な光のパターンが点滅する。4時間と8時間のタイマーも付いている

窓際に設置することで、光のパターンが変わって点灯し、家のなかでテレビを視聴しているように演出できます。シンプルですが、こういうアイテムも駆使してみると防犯対策の幅が広がるでしょう。

*  *  *

補助錠やセンサーライトなど、よくある防犯グッズの導入はもちろんですが、こうした防犯ガジェットの導入も併せて検討してみてください。

<文/井上 晃

井上 晃|スマートフォンやタブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスについて取材。Webメディアや雑誌に、速報、レビュー、コラムなどを寄稿する。X

 

 

 

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