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iPadで漫画を描きたいと思ったときにチェックしたい3つのアプリ|iPad Hacks

&GP / 2025年1月5日 15時0分

iPadで漫画を描きたいと思ったときにチェックしたい3つのアプリ|iPad Hacks

iPadで漫画を描きたいと思ったときにチェックしたい3つのアプリ|iPad Hacks

【iPad Hacks_66】

今年は何か新しいことにチャレンジしたいな、と思ったときに「漫画を描いてみたい…」と思い浮かんだ人もいることでしょう。本格的な道具を揃えようとすればハードルも高く感じがちですが、手元にiPadとApple Pencilがあれば、すぐに挑戦できます。

本稿では、そんなときに使える漫画制作向きのアプリを3つ紹介します。とにかく、鉄は熱いうちに…。絵の実力がどうとかは考えず、まずはチャレンジしてみましょう。

 

1.「CLIP STUDIO PAINT」

1つ目はド定番ツールと言っても過言ではない「CLIP STUDIO PAINT」。プロの漫画家も使うツールです。iPadOS 17以降に対応しており、同バージョン以降に対応するiPadを持っている場合には有力候補となるでしょう。

ただし、基本的には利用に有料購読が必要。無料版でも試し描きは可能ですが、保存や出力操作ができません。

有料プランとしては、月520円(税込、以下同)または年3200円(≒月換算で266円程度)の「PRO」か、月1050円または年8900円(≒月換算で741円程度)の「EX」の2種類を選択できます。イラストを前提にするならば「PRO」、漫画をがっつり描くつもりならば「EX」を選ぶと良いでしょう。初回利用時には無料期間もあります。

機能としては、トンボ(印刷/裁断/製本の目標になる枠)の表示、コマ割りの適用、レイヤー分け、トーン貼りなど、必須機能をひと通り備えています。また、マンガ用のフォントなどが使えることも嬉しいポイント。

「CLIP STUDIO PAINT」の使用画面イメージ ▲「CLIP STUDIO PAINT」。PC向けツールがベースになっているので、iPadだとUIや操作は煩雑に感じるが、やはり機能は豊富。例えば、3Dデッサン人形を表示できるので、キャラクターを描く練習をしやすいプラットフォームだとも感じる

また、Mac版を含めPC向けのソフトも展開されているので、将来的にPC×液晶ペンタブレットなどの導入も検討してみたいという方は、こちらを選んでおくと、機材こそ変わるものの、比較的慣れたUIのまま移行しやすいというメリットも出てくるでしょう。

ただし、ツールのUIがPCを前提としたデザインであり、かつ多機能すぎるゆえ、入門時の学習コストは比較的高めです。解説記事や動画などを検索して、快適な使い方を探しつつ、じっくり学べる根気ある人向けの選択肢と言えるでしょう。

 

2.「アイビスペイントX」

2つ目は、App Storeのカテゴリランキングでも上位の常連である「アイビスペイントX」です。iPadOS 15.0以降に対応します。

基本無料で使えるので、お金をかけずに始められるのがメリット。広告表示のない買い切り有料版「アイビスペイント」(1500円)も別アプリとして用意されていますが、無料版でアプリ内課金(月300円または年3000円)をしてプレミアム会員になれば、広告表示も消え、有料版との機能差もなくなるので、無料版で始めるのがオススメです。

こちらも漫画制作に必要な基本機能は、ひと通り備わっています。画面内のUIも比較的スッキリしており、iPadでの扱いやすさも魅力です。

アイビスペイントX ▲「アイビスペイントX」。広告表示部分が画面を狭くしてしまうものの、無料で使えるのは嬉しい。ツールとしてもシンプルで扱いやすい印象だ。お絵描きの延長線上で漫画にも挑戦できるといったイメージ

ただし、Mac版は展開されていないため、長期的に同じツールを使い続けたいという前提になるとiPadで書き続けるか、Windows PC版に移行するかという選択になる点は理解しておきましょう。

 

3.「MediBang Paint for iPad」

3つ目は、「MediBang Paint for iPad」です。iPadOS 13以降に互換性があります。こちらも基本無料で利用できますが、全ての機能を利用したり、広告を非表示にしたりするには、有料プラン購読が必要です。プランは複数種類ありますが、価格は月350円〜。無料利用では動画広告表示が煩わしいので、もし常用するならば有料利用一択でしょう。

MediBang Paint for iPadの使用画面イメージ ▲MediBang Paint for iPadは、上述の2つのツールのちょうど真ん中くらいのイメージ。機能は充実しているが、UIはiPadに収まっており、扱いやすい。トーンなどの素材も充実していて遊びやすい印象だ

こちらもシンプルな仕様ながら、コマ割りやトーンなどの機能を一式利用できるのが◎。アプリのUIも扱いやすいので、iPadとの相性も良いです。なお、将来的にPC版アプリへの移行などを考えた際にも、Mac版の選択肢があります。

*  *  *

ちなみに、別に絵を描きたいわけじゃない、絵を長時間描くのは苦痛…という人は、テンプレートのイラストのみを駆使して漫画ネームを書くためのアプリなども存在するので、そういった選択肢も検討してみると良いと思います。

作品を公開する・しないは問わず、何かに没頭する時間は心地よいものです。スタイルには拘らず、自由にiPadでの創作活動を楽しんでみてください。

>> [連載] iPad Hacks

<文/井上 晃

井上 晃|スマートフォンやタブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスについて取材。Webメディアや雑誌に、速報、レビュー、コラムなどを寄稿する。X

 

 

 

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