洗濯・乾燥性能など基本を押さえた実力派「洗濯機」5選【GoodsPress Award 2024】
&GP / 2025年1月15日 20時0分
洗濯・乾燥性能など基本を押さえた実力派「洗濯機」5選【GoodsPress Award 2024】
【GoodsPress Award 2024】
最新の洗濯機は、省エネ性能が向上し、お手入れも簡単で清潔に保ちやすい設計が特徴だ。特に注目すべきは、洗剤や柔軟剤を自動で投入する自動投入機能が増えていること。使いやすく進化しているので、ぜひチェックしてほしい。
* * *
ドラム式洗濯機で課題とされていた「頑固な汚れ」が、各メーカーの新モデルでは、より落ちやすくなっている。
東芝ライフスタイルは、ウルトラファインバブルやマイクロバブルを含む水を使用し、洗浄効果を高める技術を採用。繊維の奥まで汚れをしっかり落とし、再付着も防ぐ。パナソニックは花王と共同開発した「汚れはがしコース」により、予洗いなしでも頑固な汚れを落とせるようになった。
縦型洗濯機では、槽の黒カビや洗濯後のシワが課題だったが、シャープは「穴なし槽」を採用し、カビの発生を抑制。ハイアールは「スクラブボール」で槽外側の汚れをこすり落とす仕組みを導入している。日立グローバルライフソリューションズは、従来の高い洗浄力に加え、新モデルで衣類をほぐしながらすすぐことで、シワを抑える性能も向上した。
また、ドラム式洗濯機で主流となっていた洗剤や柔軟剤の自動投入機能が、縦型洗濯機にも広がっている。この機能があれば、毎回の計量を不要にし、手間を軽減できる。さらに、正確な投入が可能なため、洗濯の仕上がりも向上すると評価されている。買い換えの際は、自動投入機能を備えたタイプにも注目してほしい。
家電プロレビュアー 石井和美
家電プロレビュアー。家電のレビューを得意とする。小型の調理家電から冷蔵庫や洗濯機などの大型家電を生活者目線でレビュー。テレビ、雑誌、WEBなどで活躍中
【GoodsPress Award 2024】
ー生活家電部門 洗濯機ー
<大賞>
■汚れ落ちしっかり、乾燥はふんわり
東芝ライフスタイル
「ZABOON TW-127XP4」(実勢価格:37万円前後)
ドラム式洗濯機で気になるのは乾燥ジワですが、新機能の「うるおい上質仕上げ」では乾燥ジワを抑えてくれて、しっとり。アイロンがけの手間も減り、タオルもふわふわに。摩耗も防いでくれるので、生地も傷みにくく長持ちします!
独自の「抗菌ウルトラファインバブル洗浄EX」や、ふんわり肌触り良く仕上げる乾燥機能「ふんわリッチ速乾」を搭載したドラム式洗濯機。さらに「湿度センサー」が新たに搭載され、乾き過ぎによる縮みやシワを防ぎ、時短や節電にもつながる。
▲洗濯中でもウルトラファインバブルとマイクロバブルが洗濯槽への汚れの付着を抑制。槽洗浄は3〜4カ月に1回でOK
▲湿度センサーで乾き具合を見張りながら乾燥。ヒートポンプならではのやさしい低温風が衣類の傷みを防ぐ。しかも省エネ
▲ふたつの泡の発生装置を搭載。「ウルトラファインバブル」と「マイクロバブル」を含んだ水に変化させ、汚れをしっかり落とす
<基本機能追求賞>
■花王と共同開発した新機能でガンコ汚れを落とす
パナソニック
「ドラム式洗濯乾燥機 NA-LX129D」(36万8280円)
3つ目のタンクに洗たく用洗浄強化剤を使うことで、落ちにくい黒ずみも落ちやすくなります。子どもが着ている制服の白シャツが厄介でしたが、これで洗濯の手間と時間を減らせそう
「洗剤」「柔軟剤」に加え、「おしゃれ着洗剤」または「酸素系液体漂白剤」を自動投入できる「トリプル自動投入」が人気。花王と共同開発された「汚れはがしコース」は予洗いなしで、皮脂汚れも予洗いなしでラクに落ちる。
▲花王「極ラク汚れはがし」を先に投入し、洗い行程の前に汚れを落としやすい状態にすることで、ガンコな皮脂汚れもキレイに
▲蓄積した皮脂汚れも予洗いなしでラクに落ちる「汚れはがしコース」を搭載。3タンク目に専用洗剤をセットするだけ
<Wエコ賞>
■穴なし槽で清潔・節水、確かな洗浄力
シャープ
「全自動洗濯機 ES-SW11J」(実勢価格:19万8000円前後)
穴なし槽は、洗濯槽の外側や底裏についた黒カビや汚れが槽内へ侵入するのを防いでくれるので、清潔な水で洗い・すすぎができます。しかも節水できるのは嬉しいですね!
洗濯槽に穴がないので、水流の勢いが加速。竜巻状に巻き上がった水流での「もみ洗い」と、洗濯槽内壁のダイヤカット形状による「こすり洗い」のW洗浄効果で、少ない水でも汚れをしっかり落とす。開口部が大きく、大量の洗濯物も出し入れしやすい。
▲無線LAN機能を搭載。クラウドサービス「COCORO WASH」で、洗濯機の運転状況や終了を知らせてくれる
▲液体洗剤や柔軟剤をタンクに入れ、スタートボタンを押すだけ。液体洗剤・柔軟剤の銘柄をアプリに登録しておけるので簡単
<ベスト仕上がり賞>
■高濃度の洗剤液で、隠れ汚れまで落とす
日立
「全自動洗濯機「ビートウォッシュ」BW-X120K」(22万8800円)
「おしゃれ着」コースの運転時間が従来機種から約3割も短縮されました。弱い撹拌を加えることで、セーターやスカート、ワンピースなどお気に入りの衣類も3kg以下なら30分で終わります
高濃度洗剤液と大流量で高い洗浄力が特徴。さらに布傷みも抑えてスピーディに洗う「[衣類長もち]ナイアガラ ビート洗浄」に「ナイアガラ2段シャワー」を新たに搭載。下段シャワーが設けられ、衣類の洗いムラを抑える。
▲衣類をほぐしながらすすぎ、柔軟剤を効果的なタイミングで投入。運転時間や回転数を調整し、シワを抑える
▲少ない水で洗剤を溶かして高濃度の洗剤液をつくり、衣類にすばやく浸透させる。大流量の水で洗い流し、しっかり汚れを落とす
<ユニーク発想賞>
■スクラビングボールで黒カビを防ぐ
ハイアール
「全自動洗濯機 JW-XD100A」(実勢価格:9万9800円前後)
「液体洗剤・柔軟剤自動投入」のほかに、スクラビングボールで黒カビの原因を自動で洗浄できる「スクラブ自動槽洗浄」を搭載して10万円を切っており、コスパよし!
高い洗浄力とダメージ軽減を両立した「高濃度スパイラル洗浄EX」機能を搭載。低水位時からかくはんを始めることで、高濃度の洗剤液を衣類に素早く浸透させ、短時間でも繊維の奥の汚れまで落ちやすくなった。
▲クリアガラストップを採用しているので、フタを閉めた状態でも洗濯の様子や洗剤・柔軟剤のタンク残量が確認できる
▲「スクラビングボール」が、洗濯・すすぎ時に洗濯槽の外側に付着した洗剤カスを擦り落とし、汚れを水とともに排出
※2024年12月6日発売「GoodsPress」1月-2号合併号42-43ページの記事をもとに構成しています
<文/石井和美>
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