まさに“バカ盛り”2.7kg！ 大衆酒場 ちばチャン 上野公園店の「焼きそば 大バカ」は10人以上で頼みたくなる巨大な山！

＜“デカ盛り”発見伝！＞

美味しいものをお腹いっぱい、思いっきり食べたい…。実際に食べられるかどうかは置いておくとして、漠然とそんな気持ちが常にどこかにあるのが世の男たちではないでしょうか。そして、そんなロマンを叶えてくれる、“デカ盛り”と呼ばれるメニュー。我々&GPが見つけてきた、ワンパク“デカ盛り”メニューをぜひご賞味あれ！

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ある情報筋から「あそこに行けば、デカイものがいろいろあるよ〜」という話を聞き、今回向かったのは「大衆酒場 ちばチャン 上野公園店」。上野公園の入口すぐそば、京成上野駅から徒歩数十秒の場所にあるお店です。

店内は奥に広くなっていて、テーブル席がいっぱい。桜のシーズンやイベントなどで大混雑している時でも、ちょっと待てば入れそうです。

▲店内。2人席やファミリー向けの6人席、団体席までさまざま。しかも京成上野駅から近いので、空港に向かうスカイライナーに乗る直前でも一杯いける!?

席に案内され、卓上のメニューを見てみると、おお〜、確かに、いろいろデカそうなものがある〜！ 名物の欄に「ジャンボタルタルチキンカツ」（528円）や「枝豆 バカ」（748円）、「枝豆 大バカ」（1089円）、「ポテトフライ 大バカ」（1099円）などの文字が。

「うちでは大盛り、デカ盛りのことを『バカ・大バカ』と呼んでいるんですよ」と、話す店長。

「バカ盛りは他にも『イカのゲソ揚げ』や『山盛りソーセージ』にもありますね。『大バカ』で人気なのはやはり、ダントツで『若鶏の唐揚げ』（1518円）です」

おお〜。こんなに盛り盛りの店だったとは！

▲メニュー。おつまみメニューに「バカ」「大バカ」の文字が至るところに。そしてドリンクにも「バカ」サイズが！

さらに、「バカ」「大バカ」盛りのメニューは料理だけじゃない！ ドリンクメニューにも「ちばチャン名物 バカジョッキ」シリーズがあり、カクテルやウィスキー、ソフトドリンクにも「バカ」サイズが！ なんかいろいろと豪快だぞ、「ちばチャン」。

メニューを見ただけで圧倒されたけれど、今回のお目当てはこれ！ 「ちばチャン焼きそば 大バカ」と「ちばチャンフラッシュサワー バカ」で注文決定です！

■優勝力士が持っているアレですか!? 巨大な赤い盃に盛られた「ちばチャン焼きそば 大バカ」2702g！

▲巨大な盃に盛られた、「ちばチャン焼きそば 大バカ」（1099円）。料理長さん、大盤振る舞いしていると思う

目の前に登場したのは、力士が優勝した時に飲んでいるあの盃ですか？ みたいな大きな器に盛られた山のような焼きそば。もぉ、見ただけで1人じゃ絶対に無理。1099円って値段的に、そこまでデカくないんじゃね？ とちょっと舐めていたことを猛烈に反省。気を取り直して早速計測です。

直径33cm、高さ11cmの器に、重さ2702g（器の重さは除く）。うっは〜！ まさに「バカ盛り」！ 1099円で2.7kgって、元取れるの？ 大盤振る舞いすぎで思わず笑っちゃいます。

▲器の重さ（約0.5kg）を入れるとトータル3.2kg。当然ですが片手で持ってかっこむのは無理。そもそも1人で食べ切れる量じゃない〜！

オフィシャルの重さを店長さんに聞いてみると「公式2kg、なんですけどね」とにっこり。料理長さん、普段からこの量出しているとしたら、大盤振る舞いすぎですよ〜！ いいんですか〜っ！

「焼く前の焼きそばの麺が通常200g。その10倍なので、こうなっちゃいますね〜」とさらに笑顔で話す店長。ということは、すでに焼きそば麺だけで2kg確定じゃん！

「オリジナルの焼きそばソースに豚肉、キャベツ、タマネギ、ニンジン、干しエビが入っています。ウチの焼きそばは、酒のアテになるよう、コショウをビリッと利かせています。注文を受けてから炒めているので、おいしさが違うんですよ」

なるほど、チェーン系居酒屋の中にはレンチンもあるだろうなぁ。それにしても、2702gを一気に炒めるって、かなりの力技！

▲直径33cmの山。食べても食べてもこの山が減らない！ 密度の高い焼きそばマウンテン！ 赤いのは紅ショウガではなく干しエビ

早速一口！ 確かにコショウが利いていて、後からビリッてくる！ でもソースの旨みが濃厚だから、このビリッとドスッとのバランスがいい！ そして、時々来るキャベツのザクザク感、干しエビの存在感とか、これはお酒だけではなくご飯も進みそうなおいしさです。

山盛りだから、好きなだけ小皿にとってバクバク食べ進めます。が、取っても取ってもちっとも減らないっ！ 山、多少は低くなったの？ ちっともそう見えないんだけれど！ 目の前にドーンと鎮座する焼きそばの山。難攻不落ってこのこと!? 掘っても掘っても中からさらに焼きそばが出てくるような印象です。

▲大バカ盛りにはバカジョッキで飲む！ 通常のジョッキと比べてこんなにもデカい「ちばチャン フラッシュサワー」（902円）

ソースとコショウで濃厚になった口の中を洗い流すのは、店長おすすめ「ちばチャン名物 バカジョッキ」シリーズの「ちばチャン フラッシュサワー」。フレッシュじゃなくてフラッシュ。

「ライムとシークワサーの果汁入りのサワーだから、さっぱり飲めておすすめですよ」

なるほど、それは焼きそばと合うに違いない！ 「ちばチャン フラッシュサワー」を飲みつつ、焼きそばをワシワシと食べ進めます。

▲麺約2kgにソース＆具。フライパン2つで作るって！ 振るのが大変そう！

ちなみにこの「ちばチャン焼きそば 大バカ」、どれくらい出るんですか？

「週に2食ぐらいですね。4名だとよっぽどお腹を空かせてこないと食べきれないので、6〜8名で注文するのがおすすめです。でも時々1〜2名で注文するお客様もいますよ」

うわわ〜。それはエライコッチャになりそうな。

「食べきれない場合、お持ち帰りしていただくことも可能なので、無理しないでほしいですね」

ちなみに容器代は無料。だけれど、大量に残して持ち帰りは流石にアウト、ということで。

▲焼きそば2.7kg、大ジョッキが約1リットル。これを1人で完食するには神に選ばれし胃袋じゃないと無理〜！

しっかりとした旨みと、コショウのビリビリ感が舌に蓄積されていくから、サワーをついゴクゴク飲んでしまう。でも、そうなると焼きそばがお腹の中で膨らんでいく〜！

20分くらいを過ぎたところで、箸がピタッと止まる。口は欲しがっているけれど、胃も食道も、もぉ〜みっちみち。隙間ゼロ。そしてほんのちょっぴり眠たくなってくる、ということはもう限界です。店長さんにお願いして、パックをもらい、持ち帰って食べることにしました。

▲「冬は当店自慢のもつ鍋、チゲ鍋（それぞれ2〜3人前1078円）がおすすめ。鍋であったまる前に枝豆スタートもいいですよ〜」（料理長）

「うちはナマモノ以外なら持ち帰ってもいいので、臆せずチャレンジをしてほしいですね」と店長。ちなみに、おすすめの味変とかありますか？

「『追加マヨネーズ』（110円）ですね。小さいボトルでお出ししています」

確かに、ソースに負けないマヨネーズはいい味変になりそう。ただ、小さいボトルだと足りないかもしれない…。「追加大根おろし」（55円）もあるけれど、個人的にちょっと違うんだよなぁ。

▲腹ペコ集団で忘年会や新年会をするなら焼きそば含む「バカ盛りコース」もおすすめ。すっごいことになりそうだけれど

そして、食べつつ気になっていたのが店に貼られていたコース料理のチラシ。あの〜、この、「バカ盛りコース」って？

「あぁ、それはウチのコースメニューで一押しのものですね。3〜100名から注文できて、6品で1人3,300円、飲み放題付き。ウチの1番人気の唐揚げやポテトフライ、そしてこの焼きそばなどを、人数に合わせたバカ盛りでお出しします」

2025年の最初を食べ倒し＆飲み倒ししたいという人には最強のコースかもしれません。

「寒い季節はやはり鍋を食べてほしいですね。ウチのもつ鍋は白味噌ベースで、九州の有名店をリスペクトしたものです。ウチは元々ラーメン店なので、スープのこだわりは半端ないですよ」

それは気になる。

「1人からでも注文できるので、気軽に味わってください」

1人鍋オッケーというのはありがたいなぁ。しかも本格的なスープ。

月〜木は23:30までだけれど、金土日＆祝前日は翌4時までの営業なので、始発少し前まで一晩中飲んで食べて、ということも可能。コロナ以降、営業時間が長い店が減ったので、それも好ポイントです。

活気のあるスタッフに、さまざまな「バカ」「大バカ」ボリュームのメニューが楽しめる「大衆酒場 ちばチャン 上野公園店」。次回は鍋であったかく楽しむか、それとも他の大バカメニューに挑むか。また近いうちに来たいと思います！

「大衆酒場 ちばチャン 上野公園店」
住所：東京都台東区上野2-14-30
TEL：[phone]
営業時間：月～木17:00～23:30、金・祝前日17:00～翌4:00、土12:00～翌4:00、 日・祝: 12:00～23:30
定休日：なし

>> 【連載】“デカ盛り”発見伝！

＜取材・文／いしざわりかこ　撮影／小嶋 裕＞

 

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