先進的な走りと“いざという時に”活躍する安心感。EV&PHEV厳選3台【GoodsPress Award 2024】
&GP / 2025年1月25日 20時0分
先進的な走りと“いざという時に”活躍する安心感。EV&PHEV厳選3台【GoodsPress Award 2024】
【GoodsPress Award 2024】
自動車は、EV&PHEVに絞ってアワードを開催。乗り物ライターの増谷茂樹さんに、自動車としての完成度の高さ、ユーザーの使い勝手の良さ、そして市場的な影響。この3点を加味して選んでもらった。
* * *
温室効果ガスの排出量をゼロにするカーボンニュートラル。2050年を目標に進められている世界的なこの取り組みにより、電気自動車を増やしていく流れは今後も変わることはないだろう。そんな中でも、増谷さんの話によると、市場には変化が見られ始めているそう。
「化石燃料を燃やさずに走れるクルマを増やす必要がある点は変わりませんが、世界的にはピュアEVの成長がやや減速し、プラグインハイブリッド(PHEV)の人気が伸びています」
2024年の大賞に輝いた1台もPHEV。次に買う1台はEVだけでなくPHEVも視野に入れることをおすすめしたい。
乗り物ライター 増谷茂樹さん
クルマ・バイク・自転車などタイヤが付いている乗り物について、取材・執筆を続けている。雑誌やWebなど幅広いメディアに寄稿し、EVなど電気で動く乗り物が好き
【GoodsPress Award 2024】
ーライフスタイル部門 EV&PHEVー
<大賞>
■人気のクロスオーバーSUVがさらに進化
三菱自動車
「アウトランダー PHEV」(526万3500円~)
22.7kWhの大容量バッテリーにより100kmを超えるEV走行が可能。バッテリー状況に応じてエンジンを発電、駆動に活用でき、通常のハイブリッド車と同じように使えます。給電も可能なので、災害時など、いざというときにも安心です(増谷さん)
世界初のSUVタイプで4WDのPHEVとして2013年にデビューしたアウトランダー PHEV。そんな同モデルが2024年秋、大幅改良されてリリース。洗練と上質をテーマに改良が行われ、駆動用バッテリーの刷新によるEV航続距離の伸長、加速性能の向上など、さらなる進化を遂げた。
▲走りに加え、内装・外装もアップデート。さらに、ヤマハと共同開発したオーディオシステムを全グレードに採用
▲4種類のグレードから選べ、先行注文では、最上級グレード“P Executive Package”の注文が全体の約半数を占めた
<未来基準EV賞>
■最上級の乗り心地とサポート
日産
「アリア」(659万100円〜)
今年から全グレードが購入できるようになりました。最上級グレードにはステアリングなどを制御する運転支援システム“プロパイロット2.0”が標準装備されていて、先進的な走りが味わえます(増谷さん)
日本古来の伝統美に着想を得てデザインされたEVクロスオーバーSUV。運転のストレスを軽減する運転支援機能や、コンシェルジュのようにドライブをサポートしてくれる最新技術の数々を搭載。これにより快適なドライビングが楽しめる。
▲4WDモデルには電動4輪制御技術“e-4ORCE”を採用。素早いレスポンスやスムーズな加速を体感することができる
<グッドルッキングEV賞>
■今年デビュー。新時代のMINI
BMW
「THE NEW MINI ACEMAN E」(491万円~)
BMW MINI初の電動専用モデルです。MINIらしいデザインながら、クロスオーバータイプの車体で荷室も広く、使い勝手も良好。バッテリー容量と最高出力が異なる2種類から選べます(増谷さん)
2024年にMINIが発売した新型EV車。複数のドライビングアシスト機能によって快適な運転が可能。さらに、フル機能の音声アシスタントを初めて搭載。「Hey MINI」と呼びかける、またはボタン操作で起動し、ナビや空調管理などを声で操作できる。
▲タッチスクリーン機能付きの円形有機ELセンター・ディスプレイがオシャレ。ラゲッジ・スペースも広々
※2024年12月6日発売「GoodsPress」1-2月合併号60ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/NOHOHON-PRODUCTION>
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