最近流行りの“ながら聴き”ができるオープンイヤー型イヤホンは飴耳の救世主となるか!?
&GP / 2025年1月26日 21時0分
最近流行りの“ながら聴き”ができるオープンイヤー型イヤホンは飴耳の救世主となるか!?
<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>
えっ!? もう1月が終わるって、知ってました? 奥さん!
ということで、あっという間に2025年も1か月が経とうとしています。何か寒いんだか寒くないんだか微妙な気温が続いていますが、皆さんお変わりありませんでしょうか? &GP編集部のテッシーです。先月も勝手にお伝えした通り、寒さに弱い筆者ですが、特に寒い時季は耳の中がキーンと痛くなることがしばしば。どうやら中耳が激弱のようです。
そこで対策(というか、まあ音楽がシンプルに聴きたいだけという説もある)として、イヤホンを付けて耳の穴を塞いで凌ごうとしています。冷たい空気が耳の中に入ってこないし、もちろん音楽は楽しめるし一石二鳥じゃんと毎度思っているのですが、実はひとつ悩みがありまして…。そう、筆者は飴耳(耳の中、及び耳垢が常に湿っている)なのです。つまり、毎回イヤーピースがほんのり汚れちゃうんですよね。外す度にティッシュ等で拭き取るのは地味に億劫だなと思っていたので、とうとう買ってしまいました。
▲来たわよ
そう、オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤンホホ(イヤホン)、JBL「SOUNDGEAR SENSE」(購入時価格:1万3563円)を!
最近、“ながら聴き”できるオープンイヤー型が流行ってるじゃん? イヤカフ型と迷ったんですけど、前に使っていたイヤホンがJBLだったのでこちらにしてみました。イヤカフ型って筆者みたいなマヌケ、いや、ドジでノロマな亀だったら落としそうですし。
▲箱の中身は何じゃろな?
早速開封。中にはイヤーピース、チャージャー兼ケース、USB Type-Cケーブル、ネックバンド、あとは取扱説明書。
▲意外と悪くないデザインやん? 素敵やん?
ケースのサイズは大体10cmほどでしょうか。イヤーピースの形状が形状なだけに、今まで使っていたカナル型のケースよりも1.5倍くらい大きいのかしら。普段はバッグに入れて持ち運ぶので、そこまで気にはなりませんでした。
▲横から見るとこんな感じ。3cmくらいの厚さかなと
バッテリー残量はケースのフタを開閉すると、サイドが光るのでその長さでわかる仕様。何だか厨二心をくすぐられるのは筆者だけでしょうか(いや、そんなことはないはず)。
▲ネックバンドの使い方は、バンド側に空いた穴にイヤーピースを挿すようなイメージ
最初開けたときに、何だコレと思っていた長細いコードみたいなのはネックバンドでした。後で実際に試してみたいと思います。
▲いざ、スマホと接続!
さて、いい加減スマホと接続してみます。ていうか、今のイヤホンってスゴいんですね。5年ぶりくらいに購入したからすっかり浦島太郎気分になっていたというか、専用アプリ「JBL Headphones」を落としてイヤホンに近づけたらすぐにBluetooth接続するか勝手に聞かれ、すぐにペアリングできました。こんな簡単にできるのか…(当たり前なのかもしれませんが)。
そして驚いたのが、このアプリ。何だよ…、使いやすくて機能も豊富じゃねぇか…。
▲専用アプリ「JBL Headphones」。直感的な操作感がイイ!
▲イヤホン本体を見つける機能まで…多機能ですね~(白目)
▲左右それぞれカスタマイズまでできんのかよ!
▲イコライザー。プリセットでは6種類から選べ、自分好みにさらにカスマイズ可能
ざっとメインの機能だけでもこんなに…。科学の日進月歩っぷりに思いを馳せます。モノ媒体の編集者のクセに何も知らねえなって? まだ入って半年足らずだから許して! でも初心者だからこそ気付くこともあると思う! それでご勘弁を!!
■軽くて装着感も良好(メガネがなければ)! オープンイヤーの開放感は好きな人は好きなのかも
いよいよ、実際に試聴してみます。筆者はクラブミュージックが好きなので、イコライザーは「EXTREME BASS」で、曲はThe Chemical Brothers「Music : Response」にしてみました。
▲どらどら…
ムムム…! まず付け心地ですが、ギュッとした窮屈さはなく軽くて良好。ただ、写真の通りメガネやサングラスとの相性は最悪です。同時に付けるのはなかなか至難の業かもしれません。ちょっとそこは残念な点かなと…。裸眼やコンタクトの人は快適に装着できると思います。
そして音質。あら、意外とクリアで低音も出ているじゃないの。ただ、やはりオープンイヤー型の弊害と言いますか、音がやはり“抜け”ますね。個人的にはズンズンと内蔵(脳)を抉りに来てほしいところですが、それは難しい模様。まあ、オープンイヤー型なんだからわかりきってはいましたが。でも何と言うか、野外ライブで音楽を聴いているような開放感とでも言うべきか、爽快感みたいなものもありました。当然ですが、完全に好みで分かれそうです。
▲めちゃめちゃメガネが浮く…。うーん…
そして所謂“ながら聴き”ですが、確かに密閉型と違って外の音は聞こえてきます。てことは逆に音漏れも結構しちゃうんじゃないの? と思っていたのですが、音漏れはほぼないようでした(家族に確認済み)。よっぽど大音量じゃない限り、電車などで周囲に迷惑をかけることはなさそうなので、オープンイヤー型で懸念していた部分は払拭できました。
▲軽(かり)ぃ!
ちなみにイヤーピースは各13.1g。他と比べてどうかはわかりませんが、耳にフックするタイプということもあり、個人的には長時間使用してもまったく苦にならない軽さでした。ていうか、イヤホンだけでも連続使用約6時間、充電ケース合わせたら+18時間で24時間も使えるみたいです。以前使っていたイヤホンより4倍くらい長い。
▲ネックバンド、付けてみた
また、ネックバンドを付けるメリットって何かあんのか? って恥ずかしながら思っていたのですが、ちょっと外したいときとかに便利ですね。そのまま首に下げていられます。Oh! LOVE IS ENERGY! いいじゃん、いいじゃん、いいじゃん(EE JUMP)!
▲とにかく耳の中に入れなくて済むのがサイコー(ガンダム)
他にも、IP54等級で防水防塵対応だったり、2台のデバイスに同時接続できるマルチポイント対応だったり、あるとうれしい機能が搭載されているのですが、と・に・か・く! 1番言いたいのは初めにも申しましたが、耳の中に入れなくて済むからイヤーピースが汚れないってこと! 毎回外す度に拭かなくて済むってこと! イヤホンを使い出して何年? もう20年以上経ちますが、今までチェックしてこなかった自分を恥じたい! あとは本当にメガネ・サングラスをかけていても装着しやすい形状にしてくれれば完璧! JBLさん、オナシャス!
と、いうことで今回もなかなか良いアイテムを買ってみてしまったようです。もし、これからイヤホンを購入しようと考えている人や何を選べば良いかわからない人の、参考に少しでもなれば幸いです!
ちなみに今回のタイトルはフィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』をちょっとだけ意識しました。気付いた人、もしいたらエライ!
>> JBL
<取材・文/手柴太一(&GP)>
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