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水沢、西川、河田って知ってる?今年の本命ダウンは“メイド・イン・ジャパン”

&GP / 2016年11月16日 19時0分

水沢、西川、河田って知ってる?今年の本命ダウンは“メイド・イン・ジャパン”

水沢、西川、河田って知ってる?今年の本命ダウンは“メイド・イン・ジャパン”

朝晩の冷え込みが厳しくなり、いよいよ本格的な冬アウターが必要に。そうなると、やはりダウンジャケットの出番です。

ダウンといえばモンクレール、デュベティカ、カナダグースなどの海外ブランドが有名。しかし! 今ファッション業界が注目しているのは、“メイド・イン・ジャパン”のダウンジャケットなんです!

 

■ダウンに求めるのは保温性だけ? 防水だったらもっとうれしい!

あったかいダウンを雨の日にも着たい! 寒い冬の雨天時に、誰もが一度は思うこと。そんな願いを叶えてくれるのが、“水沢ダウン”と呼ばれるデサント オルテラインのダウンジャケット「ストーム」(11万8000円)です。

水沢ダウン

この水沢ダウンこそが国産ダウンブームの火付け役。岩手県の水沢にあるデサントの工場で作られることから、このような名が付いています(シャープの亀山モデル的なものでしょうか)。

水沢ダウン

国内で精製されたダウンは保温性の高さもさることながら、安心・安全で高品質。そして水に弱いという羽毛の欠点をカバーするため、通常はステッチで作るダウンパックを熱圧着で仕上げている点がミソ。これにより水の浸入を抑えることができ、雨や雪の日でも着られるダウンジャケットになっているんです。

水沢ダウン

もちろんファスナーも止水仕様で、縫製が必要な箇所にはシープテープ加工が施されているため耐水性が非常に高い。羽毛が水に濡れないということは、ダウンの劣化を防いで保温性が持続するということ。少々お値段は張りますが、縫い目から羽毛が抜け落ちる心配もなく、長く着られるので買って損することはありません!

水沢ダウン

また表地には、4WAYストレッチ素材の“ダーミザクス マット 4WAY ストレッチ”を採用。防水透湿性と優れたストレッチ性を持つため、ストレスのない着心地が楽しめます。袖口も邪魔にならないようにカッティングされ、リブ付きなので防寒性も抜群。ちなみにボディ前面に付いているテープは“ストリームライン”と呼ばれるもので、ポケット部分への水の流れを抑制してくれるそうです。ハイテクですね〜。

水沢ダウン

水沢ダウンジャケットは、デサントのオルテラインから展開されています。このシリーズは、特定の年齢層やシーンを想定せず、かつトレンドに流されないデザインとモノ作りを根幹とするコレクション。国産による高い技術を駆使し、タウンユースはもちろんのこと、脇にベンチレーションを備えるなどアウトドアシーンでも快適に着られるウエアを手がけているんです。

 

■羽毛布団を着て歩く!? あの東京西川のダウンは気持ちイイ

やっぱり羽毛といえば布団でしょう。人気セレクトショップのナノ・ユニバースは、羽毛布団で有名な東京西川とのコラボダウンジャケットを展開しています。数あるラインナップのなかでも注目したいのが、こちらの「ポーラージャケット」(6万2800円)です。

東京西川

創業450年もの歴史を持つ、日本を代表する総合寝具メーカーの西川産業。そのポーランド産ダウンを使っていると聞くだけで、十分暖かいことが伝わります。

東京西川

ダウンには独自技術の “フレッシュアップ加工” を施し、高い保温性を担保するとともに軽量かつ衛生的に。そして背中の当たる部分には、非常に薄いアルミニウムを蒸着させたメッシュ素材 “メタルギア” を配置。体から発生する熱を反射することで、効率よく衣服内を温めることができます。

東京西川

西川ダウンによる優れた保温性もさることながら、ウエア自体のデザイン性の高さも魅力です。寒冷地で着用されるシベリアンコートをモチーフに、迷彩ファブリックを採用するなど随所にミリタリー要素をプラス。迷彩といってもトーンを抑えてあるので大人にもぴったり。あったかダウンなのに、いわゆるダウンジャケットとは違う見た目なので、洒落感のあるコーディネートが可能なんです。

東京西川

フードには本物のコヨーテファーが付いているので、安っぽくないし肌当たりが柔らかい。このファーは取り外しができるので、気分や着こなしにあわせてジャケットの雰囲気を変えることができます。

見た目が◎なうえ、暖かさは西川クオリティ。羽毛布団に包まれたような心地で、冬の街を闊歩できるダウンジャケットなんです。

 

■羽毛の品質は国内最高峰! 河田フェザー社製ダウンを採用

かのアバハウスが今季打ち出した、河田フェザー社製 “KWD ワールドプレミアム”ダウンを使用した「ジョーゼットダウンジャケット」(4万8600円)。このアウターは、大人たちがダウンに求める条件を網羅しているといっても過言ではありません。

河田フェザー

河田フェザー社とは、1891年創業の国内屈指の羽毛素材メーカー。実は日本で初めてスキー&タウンユース向けのダウンウェアを生産した企業で、だからこそウエアに適したダウンを熟知しているというわけ。

河田フェザー

もちろん羽毛の品質も国内最高レベル。精毛工場のある三重県多気郡明和町は、一年を通して乾燥した気候のため、羽毛の毛足(羽枝)がしっかり開き、付着したホコリや汚れが隅々まで除去できるのだとか。さらに、世界有数の降雨量を誇る大台ヶ原山地から流れてくる、超軟水の地下水で羽毛を洗浄。軟水は浸透力が高いため羽毛の隅々まで入り込み、垢や脂肪分をキレイに取り除くことができるそうです。

そして、世界でも希少な長期飼育の成熟した水鳥の羽毛を使用している点も見逃せません。成熟した水鳥の羽毛は丈夫で反発性が強く、かさも高いため保温性が抜群。この水鳥は、第三者機関の認証を受けた独自のトレーサビリティシステムで、飼育状況から羽毛の採取、加工や出品に至るまで一貫して管理しているのもポイントです。

河田フェザー

こうした厳格な品質基準と、羽毛の洗浄に適した環境で徹底洗浄することにより、ダウンボールがしっかり開いた高品質なダウンが生まれます。この河田フェザー社製ダウンを使うと、羽毛をパンパンに詰めることなく保温性を確保できるため、すっきりとしたシルエットのダウンジャケットを作ることができるんです。上のジャケットの写真を見ればわかりますよね?

表素材には、ドレスウエアにも使われるジョーゼット地を採用。上品な光沢とシボのある質感が、ナイロンとは異なるリュクスな雰囲気を醸し出します。また、スーツの上から羽織ることも想定し、ジャケットの裾がはみ出ない丈の長さに設計してあるのもうれしいですね。アームホールや身幅もタイトで、ダウンジャケットとは思えないほどスマート!

河田フェザー

フードの首が高いので防寒性はバッチリ。風が入ってくるようなこともありません。このフードは取り外し可能で、フードなしならビジネスシーンでも難なく着られます。冬の出勤にも、休日のお出かけにも使える、大人の男に相応しいダウンジャケットなんです。

河田フェザー

いずれも羽毛は信頼のジャパンクオリティ。保温性もデザイン性にも優れたメイド・イン・ジャパンのダウンジャケットなら、冬将軍からの猛襲にも耐えられるはず。ガジェットや道具にこだわるモノ好きこそ、ファッションにもこだわりを持って選んでほしいですね。

 

(取材・文/津田昌宏 写真/野町修平)

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