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[Gear Maniax #005] 機能を絞り使いやすく!スケール別体型コンパス

&GP / 2016年12月9日 19時0分

[Gear Maniax #005] 機能を絞り使いやすく!スケール別体型コンパス

[Gear Maniax #005] 機能を絞り使いやすく!スケール別体型コンパス

今回ご紹介するのは、スウェーデンのコンパスメーカー SILVA社の新型コンパス「トレイルラン」です。

まず、目を引くのはあるべきはずのものが付いていないそのスタイル。ベースプレート型のコンパスにはほぼ漏れなく付いている、地図に当てて使用する縮尺ゲージ。しかし、このコンパスにはありません。プレートの先端にはセンチメートルの縮尺があるだけ。なぜこのような仕様になっているのか、製品の特徴を交えてご紹介しましょう。

 

■手にすっぽり収まる絶妙なサイズ感

一応縮尺ゲージは無いわけではなく、実は別体式になっています。

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別体式にした理由は、単純にプレートを小さくしたかったからのようです。しかし、コンパスそのものは他のベースプレートモデル同様、直径53mmと充分に大きいものが付いています。大きいと見やすいですし、回しやすいですよね。つまり、ボディは小さいが視認性や操作性を損ないたくない、そんな意図が見えます。

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実際に握るとその理由がよく分かります。エンド部分は三角形に絞られ、手の平にスッポリと収まるサイズ感。太く、伸縮性のあるランヤードは手首に巻きつけられます。ライムグリーンでとても目立ち、暗がかりでもその存在を主張します。コンパスのリムはゴム製で滑りにくく合せやすいのが特徴です。

トレイルを駆け抜けるランナー、ライダーにとって、目標までの距離は「重要であるが、さほど重要ではない」ものかもしれません。優先事項としては方位が第一となります。第一ではありますが、精密である必要はありません。コンパスと一口にいってもその仕様でさまざまな使われ方をします。これまでのコンパスは、方向、距離、現在地等が一つのコンパスで分かるように作られている物がほとんどでした。ひとつのアイテムでより多くの仕事ができるように工夫されていたわけです。しかし、競技やレジャーの内容が変われば、「不必要」な部分が出てきます。それらを削いで特化したものがこの「トレイルラン」コンパスです。

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同社の安価なコンパスに比べ、針の静止は早く安定しています。走りながら方向を確認するランナーにとって重要な性能のひとつです。また、必要箇所に蓄光効果があり、ライト等で照らすことで淡く緑色に光ります。24時間を越える超長距離レースでは夜間も走り続けることがあるかと思うので、蓄光は充分な効果が得られると思います。アスリートの要求から生まれたこのコンパスは、シンプルなデザインながらユーザーの要求を的確に応える性能を持っています。

 

(文・写真/アカリセンター・HATTA)

通販サイト・アカリセンターで懐中電灯の専門販売員をしておりますHATTAと申します。世界中の懐中電灯やギア物をお客様に紹介しております。ブログも絶賛更新中!
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