2台持ち派必見！大手キャリアと格安SIMを併用可能なSIMフリースマホ

NTTレゾナントは、オリジナルブランドのAndroidスマホとして「g07」（グーマルナナ）を発表しました。2015年4月に「g01」「g02」「g03」を発売して以降、幅広いユーザーのニーズに合わせた機種を作り続けているgooのスマホですが、今回は少しニッチな需要に合わせた端末の登場です。

 

■今秋以降注目度が高まる「DSDS」に対応

g07の最大の特徴は「DSDS」に対応している点です。

「DSDS」とは、「デュアルSIM デュアルスタンバイ」という意味で、2枚のSIMを挿しておき、必要に応じて使うSIMを切り替えられる仕様のこと。

DSDSが有効な場面として代表的なのは、海外でのスマホ利用です。2枚のSIMカードが挿せるので、日本のSIMカードと現地のSIMカードをセットしておき、渡航先では現地のSIMを、日本に帰ってきたら日本のSIMを使えます。このとき、いちいちSIMカードを抜き差しする必要がありません。

対応するネットワークは、LTEが B1(2100) / B3(1800) / B8(900) / B19(800) 、3G（W-CDMA）はB1(2100) / B6(800) / B8(900) 、海外で利用できるGSMは850 / 900 / 1800 / 1900 MHzとなっています。NTTドコモの主要バンド帯が利用できるので、通信面での不安はないでしょう。

また、会社の回線と個人の回線といった仕事とプライベートで使い分けたい場合も、2枚のSIMカードを1つの端末で使えるので便利です。格安SIMに乗り換えたいものの心配だという人は、データ通信は格安SIMで、定額通話はキャリアのSIMでといったように、徐々に移行していくこともできます。通話時にはNTTドコモのSIMだけでなく、ソフトバンクSIMの利用も可能です。

▲NTTレゾナント ポータルサービス部門長の鈴木基久氏

NTTレゾナント ポータルサービス部門長の鈴木基久氏は、こういったモデルを発売したきっかけは、検索されるキーワードの傾向にあったといいます。

2016年の夏頃から急に検索され始めた「DSDS」は、日本のSIMフリー端末市場では、gooでも取り扱っているモトローラの「Moto G4 Plus」が対応したことをきっかけに、他社からも続々と対応モデルが登場しているのが現状です。また、同社ではDSDS対応モデルの企画を2015年の夏ごろから進めていたそうです。

 

■約2万円のコスパを重視した価格はgooのスマホならでは

g07は、5.5インチフルHDのIPS液晶を搭載したモデルです。大きさは約152×75.6×7.9mm、重さは約150g。

片手で持つには少し大きいサイズ感ですが、ディスプレイはとてもクリア。カラーはホワイトパネル、ブラックパネルの2色で、gooのスマホで初となるアルミボディを採用しています。

1.5GHz駆動×4コア、1.0GHz駆動×4コアのオクタコア。RAMは3GB、ストレージは32GB。メインカメラは1300万画素、インカメラは800万画素。さらに、指紋認証センサーや急速充電にも対応するなど、申し分のないスペックです。

これだけのスペックを備えたスマホでありながら、価格はなんと税抜1万9800円！　他社のDSDS対応モデルの多くが3万円前後というなか、かなりお得なモデルとなっています。

また、直販サイトのgoo Simsellerでは、g07を購入した先着907名にgooポイントで3000ポイント（3000円相当）がプレゼントされます。これにより、実質1万6800円で端末を手に入れられるそうです

大手キャリアのラインナップとは、ひと味異なるスマホのラインナップが魅力のgooのスマホ。海外出張が多い人や2台持ちをそろそろ辞めたいと思っていた人にとっては、ぴったりな選択肢かもしれません。

>> goo Simseller

 

（取材・文／今西絢美）

いまにしあやみ／エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。