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もう決めた?6つの「定額制音楽配信サービス」を改めて確認してみる

&GP / 2017年1月24日 7時0分

もう決めた?6つの「定額制音楽配信サービス」を改めて確認してみる

もう決めた?6つの「定額制音楽配信サービス」を改めて確認してみる

スマホの普及に伴い、聴き放題の音楽配信サービスが増えています。月額料金を支払えば、膨大な楽曲をスマホやパソコンで好きなだけ聴けるのが魅力です。ようやく海外で話題のサービスも日本で利用できるようになったいまこそ、人気の6つの定額制音楽配信サービスの特徴を知っておきましょう。

 

■音楽に加えPVも見放題「Apple Music」


Appleが提供する「Apple Music(アップルミュージック)」は、洋楽はもちろん、邦楽のラインナップも豊富な定額制音楽配信サービスです。「個人プラン」は月額980円での利用が可能で、「ファミリープラン」なら月額1480円で家族6人まで利用できます。また、学生向けに月額480円のプランも用意されています。

さらにお得な料金で使いたいなら、「Apple Muisc カード」を使わない手はありません。10か月相当の利用料金で12か月間使えるようになっており、翌年以降も年額9800円でメンバーシップを更新できるというメリットがあります。


自分の音楽の趣味に合わせた楽曲をレコメンドしてくれる「For You」機能はもちろん、「見つける」タブではミュージックビデオやアーティストへのインタビュー映像も視聴できます。さらに、「Radio」では世界各国に毎日 24 時間放送で無料配信するラジオ「Beats 1」も楽しめるので、未知の音楽との出会いを求める人に最適です。 楽曲によっては歌詞表示にも対応しています。

Apple Music経由で追加した楽曲やプレイリストは「iCloudミュージックライブラリ」に保存され、ストリーミング再生するだけなら、デバイスの容量を消費しません。保存できる楽曲数は10万曲あるので、ライトな音楽ファンからコアな音楽好きまでが満足できるでしょう。

>> Apple Music

月額料金:個人プラン980円/ファミリープラン1480円/学生プラン480円
無料体験期間:3か月間
音質:256kbps
歌詞表示:〇
オフライン再生:〇
対応デバイス:iPhone、iPad、Android、PC、Apple TVなど

 

■最大5万曲のアップロードに対応「Google Play Music」

Googleが運営する「Google Play Music(グーグルプレイミュージック)」は、月額980円の「個人プラン」と月額1480円で家族6人で共有できる「ファミリープラン」のふたつのプランが用意されています。

また、Google Play Musicを契約すると、Google Play で配信されている映画、テレビ番組、音楽アルバム、楽曲、有料アプリ、有料ゲームが10%オフで買えるという特典もあります。Google Playでコンテンツを購入する頻度が高い人にはお得なサービスですね。

機能面では、視聴傾向に合わせたレコメンド機能が強化されており、位置情報や天気、時間などに併せたプレイリストの表示にも対応しています。多くの機能はApple Musicに近いものがあるのですが、歌詞表示には対応していません。

パソコンに「Google Play Music Manager」をインストールすれば、手持ちの音楽データ最大5万曲をアップロードして、スマホやパソコン、Android TVで聞くことが可能。Google Play ストアで購入した曲は、曲数の制限にはカウントされず、手持ちの楽曲をクラウド上で管理しやすいのも強みといえます。

>> Google Paly Music

月額料金:個人プラン980円/ファミリープラン1480円
無料体験期間:30日間
音質:最大320kbps(高/標準/低で調整可能)
歌詞表示:×
オフライン再生:〇
対応デバイス:iPhone、iPad、Android、PC、Android TV

 

■無料プランが最大の強み「Spotify」

2016年11月に日本でのサービスを開始した「Spotify(スポティファイ)」は、4000万以上あるすべての楽曲を無料で聴けることが最大の魅力。ただし、この無料プランには機能制限があります。

無料プランは数曲再生するたびに30秒程度の広告が流れたり、最高音質の320kbpsではなく高音質の160kbpsでの再生のみに対応していたりするのです。また、スマホではシャッフル再生しか行えず、1時間に6回までしか曲のスキップができません。ラジオ感覚で使うのであれば無料プランでも十分ですが、フル機能を使いたいのであれば月額980円の「Premiumプラン」への加入がオススメです。

現状では邦楽のラインナップにやや偏りがあり、ほかのサービスに比べるとまだまだ少ない印象があります。とはいえ、新譜は続々と増えているので、今後の成長に期待したいところ。音楽のジャンルに合わせたイコライザを設定できたり、ストリーミングとダウンロードの音質を個別に調整できたりと、視聴面での機能は充実しています。

楽曲やアルバム単位で視聴するというよりは、ジャンルやシーンに合わせたプレイリストを楽しむのがこのサービスの醍醐味。プレイリストの更新頻度が高いので、トレンドを知りたい人にもぴったりといえるでしょう。

>> Spotify

月額料金:Premium 980円/Free無料
無料体験期間:7日間
音質:96kbps/160 kbps/320kbps(自動判別機能あり)
歌詞表示:○
オフライン再生:〇
対応デバイス:iPhone、iPad、Android、PC、PS3/4など

 

■音楽を使ったコミュニケーションができる「LINE MUSIC」

「LINE MUSIC(LINEミュージック)」は、LINE、ソニー・ミュージックエンタテインメント、エイベックス・デジタルの3社が中心となって立ち上げた、LINE MUSIC株式会社による音楽配信サービスです。制限なしの「プレミアムプラン」は月額960円、ひと月に20時間聴ける「ベーシックプラン」は月額500円で、いずれのプランも学割が用意されています。

楽曲のラインナップは10~30代向けのものが中心で、時間帯に合わせたプレイリストのレコメンドや、楽曲の歌詞表示に対応しています。基本的な機能はまんべんなく押さえたサービスです。

ストリーミング再生とオフライン再生への保存を低音質で行う「通信量節約モード」を搭載。「カスタムモード」にすれば、音質の設定が個々に行えます。データ通信量を気にするユーザーにとっては、最初から節約モードがオンになっているのはありがたい仕様ですね。

LINE MUSIC上の楽曲は、LINEの友だちにシェアしたり、LINEのプロフィールにBGMとして設定できます。さらに、LINEの無料通話の呼出音や着信音として設定することもできるなど、LINEユーザーにとっては便利な機能が満載です。

>> LINE MUSIC

月額料金:ベーシックプラン500円(学割300円)/プレミアムプラン960円(学割600円)
無料体験期間:30日間
音質:64kbps/128 kbps/320kbps(自動判別機能あり)
歌詞表示:○
オフライン再生:〇
対応デバイス:iPhone、iPad、Android、PC

 

■月20時間までの無料プランが登場「AWA」

「AWA(アワ)」は、月額960円で無制限で音楽が聴き放題になる「Standardプラン」と、一部機能に制限がある無料の「Freeプラン」があります。Freeプランは2016年11月7日から登場したプランで、月20時間の再生が可能。ただし、オフライン再生には非対応で、1曲あたり90秒までしか聴けないという制限があり、同じ無料プランでもSpotifyのような使い方はできません。

AWAが面白いのは、自分で作成したプレイリストをほかのユーザーにも公開できる点。ほかのユーザーが自分の作成したプレイリストを再生した回数やお気に入りへの登録数がわかるのが楽しいですよ。プレイリストはSNSでシェアできるので、いろんな人に見てもらえます。

個人がプレイリストを公開できることもあり、プレイリストのラインナップの多さはほかのサービスとは桁違い。オフィシャルのプレイリスト作成者も多数いて、有名なDJやアーティストなどのプレイリストを手軽に楽しめるのもAWAならではといえるでしょう。

>> AWA

月額料金:Standardプラン960円/Freeプラン無料
無料体験期間:30日間
音質:64kbps/96kbpps/128 kbps/320kbps(Wi-Fi接続時のみ)
歌詞表示:○
オフライン再生:〇
対応デバイス:iPhone、iPad、Android、PC

 

■エフェクトにこだわるなら「KKBOX」推し

2013年から日本でサービスを開始した台湾発の定額制音楽配信サービス「KKBOX(ケーケーボックス)」は、アジア最大のサービスです。月額980円もしくは90日間2940円で利用でき、保存できる楽曲数は最大4000曲。音楽のジャンル分けがかなり細かく、「Rock」ひとつをとってもかなり詳細なジャンルに絞り込まれたプレイリストが用意されています。

最大の特徴は、ヘッドホン用の高音質エフェクト「DTSエフェクト」機能を搭載している点。広い範囲から音を感じられる「ワイド」、前方から音が広がる「フロント」、高音と低音を際立たせて細かな音が感じられる「トラディショナル」の3つのモードがあり、これまでのイコライザとは一線を画す機能だといえます。

また、「公開再生(DJ)」をオンにすることで、ほかのユーザーと一緒に楽曲を聴きながらチャットができる「Listen with」機能を搭載。有名人やアーティストが公開再生することもあるので、多彩な楽しみ方が可能です。

>> KKBOX

月額料金:自動更新プラン980円(Apple IDでの購入時は1080円)/90日パッケージ2940円
無料体験期間:1か月
音質:128 kbps/320kbps
歌詞表示:○
オフライン再生:〇
対応デバイス:iPhone、iPad、Android、PC

 

定額制音楽配信サービスは好みの音楽の幅を広げたい人にぴったりのサービスです。いずれのサービスも無料の使用期間が設けられているので、自分に合ったサービスを見つけてみましょう!

 

(文/今西絢美

いまにしあやみ/エディター、ライター いまにしあやみ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。

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