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ポイズンだらけ!「毒毒毒毒毒毒毒毒毒毒展・痛(もうどく展2)」に行ってみた

&GP / 2017年3月18日 9時2分

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ポイズンだらけ!「毒毒毒毒毒毒毒毒毒毒展・痛(もうどく展2)」に行ってみた

2014年夏に開催され、94日間で約20万人の来場を数えた伝説の展示会「毒毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどく展)」。第2弾となる「毒毒毒毒毒毒毒毒毒毒展・痛(もうどく展2)」が、3月16日より開催されています(6月25日まで)。今回は“毒を持つ生き物”を全て一新、さらに「見る・嗅ぐ・触れる」など五感で“毒”を体感できるとのこと。さっそく行って参りました。何だろう、仕事なのになぜか漂うこの罰ゲーム感。

■約25種類の毒々しい動物たちが待っています!

今回のもうどく展2では“毒を持つ生き物”を3つのコンセプトをベースにゾーン分けを行っています。まず最初のゾーンは「魔女の毒薬調合室~防御するための毒を持つ生物~」。お出迎えしてくれたのは色鮮やかな斑点模様が特徴の淡水エイ「ポルカドットスティングレイ」。そして鮮やかすぎる緑色に闇を感じる「チョウセンスズガエル」です。あれ、何かすげえカワイイんですが(笑)。さらにナマズの一種アカザとイモリの仲間「ファイヤーサラマンダー」を経て…。

DSC_0013 ▲「ポルカドットスティングレイ」尾びれにタンパク毒のある棘があります。美しい…

GE DIGITAL CAMERA ▲「チョウセンスズガエル」大きさは4cmほど。皮膚から毒汁が出ます

GE DIGITAL CAMERA ▲「ファイヤーサラマンダー」危険を感じると神経毒を3mくらい吹き出すそうです

続いて、でっかい「ヤスデ」。隣の展示枠は「プルビアンジャイアントオオムカデ」…なんですが、この日は骨の下に潜り込んで姿が見えず。残念。毒薬調合室のイメージにぴったりのキノコ(模型)も展示されていました。

▲全長20cmほど。温厚な性格とのこと(笑) ▲「ヤスデ」全長20cmほど。温厚な性格とのこと(笑)

▲飼育員も手を焼くほど攻撃的なんだとか。怖ぇ ▲「プルビアンジャイアントオオムカデ」飼育員も手を焼くほど攻撃的なんだとか。怖ぇ

■各ゾーンは色で判別。カメも毒を持ってるの?

続いてのゾーンは緑を基調とした「マッドサイエンティストの研究室~毒を利活用する生物~」です。「バラハタ」や「モンガラカワハギ」、「イソギンチャク」などの海洋生物、毒キノコを食べて自ら毒を持つようになるという「ミツユビハコガメ」や毒持ちの代表格である「コバルトブルータランチュラ」などが展示されてます。

GE DIGITAL CAMERA ▲「バラハタ」熱分解しないシガテラ毒を持つ可能性あり。食べると危険

GE DIGITAL CAMERA ▲「タランチュラ」隅っこの方で縮こまってました

▲「ミツユビハコガメ」 ▲「ミツユビハコガメ」食中毒等の症例が少ないため、毒レベルは不明

GE DIGITAL CAMERA ▲ネコザメの一種「ポートジャクソンシャーク」。ぬいぐるみみたい

ゾーンの最深部で展示されているのは、実は「もうどく展2」の目玉でもある「シマスカンク」です。スカンクと聞いて思い浮かぶのは強烈なガスですが、実際には悪臭を放つ分泌液を放出します。ご機嫌なのか、ものすごくリラックス(笑)。

GE DIGITAL CAMERA ▲ちなみに展示の「シマスカンク」は、輸送中や展示中にぶっ放さないよう臭腺を切っているんだそうです

シマスカンクのガラスボックスの横には、いやでも目に飛び込んでくる一角が。何とこのコーナーでは、3000種類の香りを操る調香師・匹田愛さんが実際にスカンクの臭腺を嗅いで調合・再現した「スカンクの分泌液の臭い」を体験できます。スカンクが臭いということは知っていても、実際に臭いを嗅いだことがある人はほぼ皆無のはず。そしてそれは自分も該当…ということで、嗅いでみましたよ。…ああ、うん、なるほど(言葉が出ず)。

GE DIGITAL CAMERA ▲ボタンを押すと臭いがシュッと出てきます。展示用に弱めてあるので安全無害

展示ルートの最後は「レッドゾーン~死亡例のある生物~」。人を死に至らしめたことがある危険な毒性物を展示しています。「アカエイ」や「ドクウツボ」などと並び、意外にも「マゴイ」がメンバー入り(胆嚢が毒として作用するそうです)。またこのゾーンでは、猛毒ヘビの「エラブウミヘビ」の薫製を触ることができます。

GE DIGITAL CAMERA ▲「マゴイ」レッドゾーンとは最も縁がなさそうなのに…

▲「ハブの剥製」これは納得。シャァァァァ!という声が聞こえてきそうです ▲「ハブの剥製」これは納得。シャァァァァ!という声が聞こえてきそうです

GE DIGITAL CAMERA ▲「エラブの剥製」生物を触っている感覚はゼロ。沖縄地方では立派な食材です

■実際に見る上でのポイントを聞いてみました

今回の展示を案内してくださった、サンシャインシティコミュニケーション部の川口さんにお話を伺いました。

DSC_0024

――今回で2回目の開催になりますが、やはり前回の反響は大きかった?
川口:はい、前回の『もうどく展』では多くのお客様にご来場いただきまして、今回もより多くのお客様に興味を持って楽しんでいただけるようにと思っております。

――来場されるお客さんはどのような層が多いんでしょうか。
川口:小さいお子様から年配の方まで幅広くご来場いただきました。前回はあまりかわいらしい生き物を展示していなかったのですが、20代から30代の女性の方も結構多かったですね。

――前回の「もうどく展」から展示生物を一新されましたね。
川口:防御するための毒を持つ生物、毒を利活用する生物、死亡例のある生物の、3つのコンセプトに沿った約25種類の生物を選んでいます。さらに水族館本館の方でも毒のある生物を展示していますので、合わせてご覧いただけたらと思っています。おすすめはポルカドットスティングレイでしょうか。見た目が綺麗なのに毒針を持っていて、エイということで裏側の顔がかわいいです(笑)。あとはシマスカンクですね。見たことはあっても、実際に臭いを嗅げる機会はほとんどないと思います。今回の展示で、ぜひ体感していただけたらと思っております。

ということで、これにてレポートは終了。本文で紹介しきれなかったものを含めて全部で約25種類が展示されていますが、展示会のスペースがさほど大きくないため20~30分ほどで全ての展示生物を観察できます。各展示生物にはプレートで生態や特徴、持っている毒の強さが淡々と説明されてますよ。普段なかなかお目にかかれない珍しい生物ばかりということもあり、時間が経つのもあっという間。スカンクの臭いを嗅いだのも、今にして思えば罰ゲームどころかご褒美でした(笑)。

入場料金は600円(水族館本館利用時及び年間パスポート所有の方、サンシャインシティ内の対象施設・イベントを利用の方は400円)。営業時間は10時~20時(最終入場は終了30分前)。

>> 毒毒毒毒毒毒毒毒毒展・痛(もうどく展2)

 

(取材・文/葛西正明)

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