1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

吉田由美の眼★三菱自動車の復活のカギは「エクリプス クロス」の“名もなき赤”にあり!?

&GP / 2017年3月25日 12時0分

吉田由美の眼★三菱自動車の復活のカギは「エクリプス クロス」の“名もなき赤”にあり!?

吉田由美の眼★三菱自動車の復活のカギは「エクリプス クロス」の“名もなき赤”にあり!?

ジュネーブモーターショーは、数ある自動車ショーの中でも屈指の華やかさを誇り、世界中のメーカーが最新のスーパースポーツカーやラグジュアリーカーを初公開する、注目の舞台です。

2017年も話題のモデルが多数、公開される中、日本のメーカーが昨今のカートレンドであるSUVを、彼の地で初公開したのが目につきました。

その中のひとつが、三菱自動車の「エクリプス クロス」。スタイリングにこだわりながら、SUVとしての機能も妥協せずに開発された意欲作で、三菱自動車にとっては久しぶりの新型車。そして、同社にとっては、久しぶりの明るいニュース、ともいえますね。

三菱 イクリプス クロス

そんなエクリプス クロスを目の当たりにして、私の頭の中には「吾輩は赤である。名前はまだ無い」…なんてフレーズが駆け巡っていました。

■往年の人気クーペ「エクリプス」の名が復活!

「エクリプス」といえば、かつて三菱自動車がアメリカで生産し、米国マーケットで大ヒット。日本にも逆輸入されていたスポーツクーペが思い出されます。

三菱 イクリプス

三菱 イクリプス

三菱 イクリプス

そして今回、あえてSUVにエクリプスの冠を付けてきたところに、三菱自動車の意気込みが伝わってきますね。

デザインコンセプトは“VIBRANT & DEFIANT”(きらめき&挑戦)。ひとクラス上のSUV「アウトランダー」のDNAを残しつつ、クーペのようなスタイリッシュなフォルムに仕立てています。ちなみに、ボディサイズは全長4405mmと、アウトランダーより20mmほどコンパクトになっています。

三菱 イクリプス クロス実はこのエクリプス クロス、2013年の東京モーターショーにコンセプトモデルが出展されていました。当時はまだ、クーペスタイルのSUVは多くなく、なかなか新鮮に見えました。三菱自動車では早々に企画が立ち上がり、開発がスタートしていたらしいのですが、その後の同社をとりまくさまざまな事情により、作業はなかなか進まなかった、とのこと。

デザイン本部長の國本恒博氏も「本当はもっと早く世に出したかった」と語るエクリプス クロス。外観でまず目につくのは、そのフロントマスクでしょう。三菱自動車の今後のデザインには、順次、この“ダイナミックシールド”と名付けられたスタイルが採用されるのだとか。

三菱 イクリプス クロス

そして、クーペスタイルを実現するためにルーフラインの後端を下げているものの、ラゲッジスペースはしっかりと確保され、リアシートの足元スペースも犠牲にされていないなど、SUVならではの機能性を上手に融合させています。

三菱 イクリプス クロス

そんなエクリプス クロスで私が一番注目したいのは、なんといってもボディカラー。新開発されたという、まばゆい赤は、見た目にも美しく、開発陣の思い入れも強い色なのだとか。しかし、この赤いボディカラーには、まだネーミングがありません…。それを聞いて私は、夏目漱石の小説『吾輩は猫である』の有名なフレーズを思い出しました。「吾輩は赤である。名前はまだ無い」…。

マツダの“ソウルレッドプレミアムメタリック”や、レクサスの“ラディアントレッドコントラストレイヤリング”など、最近、印象的なネーミングを与えられた赤いボディカラーを採用するメーカーが増えています。三菱自動車の赤は、果たしてどんな名前になるのでしょう?

もし私が、このボディカラーの名付け親になれるとしたら“ダイヤモンドクリアレッド”って名付けたいな。三菱自動車のブランドマーク“ダイヤモンド”と、再生を祈っての言葉“クリア”。ダイヤモンドクリアレッドをまとったエクリプス クロスの登場をきっかけに、三菱自動車の起死回生を祈っています!

三菱 イクリプス クロス

(文/吉田由美 写真/吉田由美、三菱自動車)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください