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スマホより小さい!話題の「自撮りドローン」がついに日本上陸!

&GP / 2017年3月28日 7時0分

スマホより小さい!話題の「自撮りドローン」がついに日本上陸!

スマホより小さい!話題の「自撮りドローン」がついに日本上陸!

ポケットに入るカメラ搭載のドローン「AirSelfie」が、ついに正式販売される。2016年11月に、クラウドファンディング “Kickstarter” で出資を募り、わずか2日で45,000ポンド(現在のレートで約538万円)を集めたドローンが早くも正式販売をリリースされたのだ。

 

▲ちっちゃ!  表面積はスマートフォンより小さい上に、プロペラを含め、筐体に突起物がないためリアルにポケットに入れられる。アルマイト加工されたアルミ筐体にチープさは感じられない

自撮りドローン「AirSelfie」の特徴は、何と言っても軽さとコンパクトさ。重さは約61gで、サイズはW67.4×H94.5×D10.6mm。アルミ素材の筐体で外周をぐるりと巡らせた設計により、プロペラが外にはみ出すことはない。スマートフォンが入るズボンのポケットなどであれば、「AirSelfie」がリアルに入れておける。

価格は、本体を収納/充電できるスマートフォンケースとのセットが3万1598円、バッテリー内蔵のケースとのセットが3万2818円。同社Webサイトで予約を受付中で、出荷は5月を予定している。

「AirSlfie」は、名前が示すように、上空からの自撮りを目的としたドローン。これまでも自撮り可能なドローンは何台も発売されている。だが、それらのドローンと違う点は、ポケットに入れられることの他にもある。1つは搭載カメラのスペック。動画は1080p/30fpsで、静止画は500万画素で撮影可能だ。この本体サイズで、このスペックのカメラを搭載しているドローンは、多くない。

▲フロントに解像度500万画素の静止画撮影が可能なカメラを搭載。動画時解像度は1080p

▲本体底面には、高度センサーとカメラセンサーを搭載。カメラセンサーにより飛行を安定させる

どのくらい気軽に飛ばせるのか? というのが分かるのが次の動画だ。

操作に慣れた同社CEOが、風のない室内で操っていることもあるが、ユーザーに難しい操作を要求することはなさそうだ。

飛ばし方は簡単で、AirSelfieとスマートフォンのペアリングが終わったら、専用アプリの “Take Off” をスライドし、空中に軽く投げるだけで飛び立つ。あとは静止画であれば “Photo” ボタンをタップし、動画なら“Video”ボタンを押せばいいだけ。着陸時は、AirSelfieを近くに引き寄せ、“Land”をスライドし、手でキャッチする。誤って落としてしまっても、重さ61gと軽量なので、傷つくリスクは少ないだろう。

そのため、例えば旅先などで撮りたいなぁと思ったら、スマートフォンのようにAirSelfieをポケットから取り出して、気軽に撮影できる。もちろん自撮り棒があればいいじゃん、という意見もあるだろう。だが、AirSelfieの場合は、20m上空からも撮れるという利点がある。被写体自体は小さくなってしまうものの、上空からのアングルで気軽に撮れる写真も、バリエーションの1つとしていいものだ。

▲上空20mからの俯瞰写真が撮れるのが自撮り棒との違い。風の影響も受けて、なかなか思い通りに撮れるかは分からないが、旅の思い出としては面白い写真

いわゆるドローン規制の対象外(重量200g以上が対象)なので、いちおう合法的に街中でも飛ばせる。もちろんマナーを守った上で飛ばそう、というのは言うまでもないし、今後同様のドローンが増えれば、規制の対象となる可能性もあるだろう。

コンパクトさと軽さを追求しているための弱点としては、バッテリーの小ささ=飛行時間の短さがある。内蔵バッテリーは260mAh。フル充電までにかかる時間が約40分なのに対し、飛行可能時間は約3分間。また、ユーザーの顔を認識し自動追跡して撮影する機能や、自動で帰還する機能も備えていない。

こうした弱点を把握しつつ、手軽に操れる自撮りドローンとして、購入しても損はないはずだ。

>> AirSelfie

 

(取材・文/河原塚英信)

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