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氷点下を保つシャープの「日本酒保冷バッグ」で"超雪冷え”を味わおう

&GP / 2017年3月29日 20時0分

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氷点下を保つシャープの「日本酒保冷バッグ」で"超雪冷え”を味わおう

お酒を飲むうえで、温度管理は非常に重要なポイントです。日本酒には「熱燗」や「冷や」といった温度帯による10個の名称があるのですが、これまで氷点下の温度帯は存在していませんでした。その理由は、氷点下で提供できる技術が確立されていなかったから。

そして今回発表されたのが、日本酒を氷点下にキープする「保冷バッグ」。さらに、−2度で味わうことを想定して味づくりを行った、埼玉の石井酒造が限定醸造する純米吟醸酒「雪どけ酒 冬単衣(ふゆひとえ)」も登場します。この−2度のおいしさを体験する機会があったので、さっそくレポートしたいと思います!

■−2度の秘密は「蓄冷材料」にアリ

今回発表された日本酒専用の保冷バッグには、シャープが液晶材料の研究で培った技術をベースに開発した「蓄冷材料」が使われています。

この蓄冷材料には「−24度から+28度の温度領域の特定温度で蓄冷する」という特長があるのです。まだ試作段階ですが、上記の写真のような蓄冷材料を保冷バッグに入れるそうです。

通常、-18度程度の冷凍庫で約6時間入れておけば、蓄冷材料は凍ります。保冷バッグに蓄冷材料をセットしたら、あとは冷蔵庫で冷やした日本酒を入れましょう。すると約30分程度で氷点下になり、周囲温度が23度の環境だと約2時間その効果を発揮します。テーブルに出しっぱなしでもOKです。さらにそのまま注げるので、グラスに注ぐ瞬間まで-2度をキープできます。

開発したのはシャープの社内ベンチャー「テキオンラボ」。今回発表されたのは日本酒専用の保冷バッグですが、今後はワインなど別のジャンルでもこの技術を応用していくそうです。

 

■−2度のおいしさを実際に体験してみた!

−2度というのは、これまでの日本酒にはない飲み方です。今回は、石井酒造の「純米酒 豊明」の新酒と「純米酒 権現桜」の2種類を常温と−2度で飲み比べてみました。

豊明を常温でいただくと、新酒ならではの爽やかさのなかに、お米の甘みが感じられます。口当たりの良い日本酒といった感じです。続いて、−2度にしたものをいただいてみると…。味がまったく違います! 口に入れたときのひんやりした温度はもちろんのこと、とにかくキリッと引き締まっていて、新酒の良さがさらに引き立っていました。

ピンク色の濁り酒の権現桜も同様で、最初は少しまったりした甘みと酸味を感じるお酒だったのが、−2度のものは別の日本酒のような味わいに。口の中に少し置いておくと、徐々にお米の甘みが感じられるようになり、これこそが「雪どけ」のネーミングの由来であることを実感できました。

■これから仕込む「雪どけ酒 冬単衣」に期待

今回の体験会ではまだ用意されていませんでしたが、保冷バッグは「雪どけ酒 冬単衣」とセットで販売されます。

通常、新酒は雑菌が繁殖しにくい冬場に仕込み、冬から春にかけて市場に出回ります。しかし、氷点下の冷たさを一番楽しめる夏に届けられるように、今夏仕込むそうです。最初は氷点下のキリッとした味、次に甘い香り、最後に米本来の上品な甘みが感じられるように作られる冬単衣の仕上がりがいまから楽しみです!

こちらの保冷バッグと日本酒(4合瓶)のセットは、クラウドファンディングサービス「Makuake」にて、購入の募集が開始されています。価格は6600円(税込・送料込)で、購入者への発送は7月中旬予定です。

家飲みやホームパーティーはもちろん、日本酒好きな人へのプレゼントにもおすすめ。これから訪れる暑い夏をキリッと冷えた日本酒で乗り切りましょう!

>> Makuake「-2℃で味わう新しい日本酒体験。雪がとけるように味わいが変わる「雪どけ酒」冬単衣」

 

(取材・文/今西絢美

いまにしあやみ/エディター、ライター いまにしあやみ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。

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