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【スーツの基礎知識】今さら聞けない!?ジャケット着こなし基本マナー

&GP / 2017年4月1日 11時0分

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【スーツの基礎知識】今さら聞けない!?ジャケット着こなし基本マナー

いざスーツを購入したものの、意外と知らないのがその着こなし方。そこで「ボタンは全部留めるのが正解?」「ポケットのフラップは出したままでいいの?」といった、ビジネスジャケットの基本的な着こなし方を9項目紹介します。今さら聞けない初歩的なマナーだけに、知らずに恥をかくことがないようにしたいですね。

■一番下のボタンは留めない

ジャケットの一番下のボタンは開けておくのがルール。これは普段からスーツを着ている人には常識でも、スーツを着慣れていない人にとっては意外と知らないマナーです。一番下のボタンを留めない理由は、このボタンがそもそも留めるためではなく、飾りとして付いている飾りボタンだからです。そのため留めるのはマナー違反で、周囲からは白い目で見られてしまうことも。一番下のボタンを留めるとジャケットにもシワができるなど、メリットはまったくありません。

 

■着席時はボタンをすべて外す

椅子に座るときは、ジャケットのボタンはすべて外します。これはジャケットのシワや型崩れを防ぐための基本マナーですが、スーツ歴が長くても意外と知らないという人も。また、年配の方には「ボタンを外すのは失礼」と考えている人も多く、面接や重要な会議では、着席時でもボタンを留めることが求められる場合もあります。しかし、そういったシーンでも、着席時にボタンを外してもマナー違反にはなりません。座るときはボタンをすべて外し、立ち上がるときは上のボタン(2Bの場合)を留めるのがビジネスマナーといえます。

 

■ポケットのフラップは出したままでOK

ジャケットの着こなし方で迷うのが、“フラップは出していていいのか?”。フラップとはポケットのフタのことで、雨よけ・ホコリよけとして取り付けられています。そんなフラップですが、ビジネスマナーにおいては出したままでいいんです! “屋外では出す、室内ではしまう”とも言われますが、ビジネスでは基本的には出したままでOK。しかしながら、パーティシーンでのドレススーツや、冠婚葬祭の礼服ではフラップをしまうのがマナーなので注意しましょう。

 

■サイドポケットは空っぽにしておく

ジャケットのサイドポケットには、物を入れてはいけません。“ポケットなのに!?”と思う人もいるかもしれませんが、ポケットに物を入れるとジャケットが型崩れし、シルエットの美しさが損なわれてしまいます。ついつい物を入れてしまいがちですが、膨らんだポケットは見た目がBAD。薄いメモ帳などは内ポケットに収納し、サイドポケットには何も入れないのがマナーです。
 

■ジャケットを選ぶ際に気を付けたい5つのポイント

ここからはスーツ選びの際に気を付けてほしい基本マナーを紹介します。

 

①袖からシャツが1〜1.5cm見えるのがベスト

まずは袖丈から。ジャケットの袖は手首の骨が隠れるくらいの長さがベスト。それより短いのはNGで、逆に親指にかかるくらい長いとだらしない印象を受けます。そして腕を下ろしたときに、シャツの袖が1〜1.5cmくらい見えるのがスーツのルールです。このジャケットとシャツの袖が、正しい位置でバランスよく出ていないと、サイズが合っていないことになりマナー違反となってしまいます。

 

②シャツの襟が少し見えるように

ジャケットの後ろ襟から、シャツの襟が少し見えるように着るのも基本です。だいたい1.5〜2cmくらい出るのがベストで、シャツの襟が隠れていても出過ぎていてもNGです。これには見た目のほか、スーツの汚れを防ぐ効果があり、肌に直接スーツがあたらないようにすることで、生地を長持ちさせることができます。とはいえ難しく考える必要はなく、体型に合ったジャケットやシャツを選べば、おのずとベストな状態に見えるものです。

 

③みぞおちにこぶしがひとつ入るサイズを選ぶ

近年、タイトなスーツが人気ですが、あまりにジャスト過ぎるのも考えもの。ジャケットはボタンを留めた状態で、みぞおちの少し上くらいに、こぶしがひとつ入るくらいのゆとりが必要です。ボタンを留めたときにシワになるほどパツパツなのはNG。かといってブカブカではシルエットが美しくありません。自分の“腹具合”と相談して、ジャケットを選んでください。

 

④肩幅がジャストサイズなものを選ぶ

ジャケットのサイズで一番重要なのが肩幅です。肩の丸みが出ることなく、そして肩口がつまめるほど大きくないジャストサイズを選びましょう。肩幅がぴったり合っていると、見た目の美しさはもちろんのこと、ジャケットが軽く感じられて動きやすいというメリットもあります。

この写真はNG例です。後ろから見ると、首元あたりに横にシワがついていることがわかります。これは “つきじわ” と呼ばれ、肩幅がキツイ場合や、極端なイカリ肩の人に出るシワです。自分ではなかなか気付きにくいですが、スーツの後ろ身頃にシワがつくのはだらしなく見えます。肩が合っていないとベントも開いてくるので、タイトすぎるジャケット選びは避けたいところです。

 

⑤着丈はお尻が隠れるくらいが◎

最後にジャケットの着丈ですが、これはお尻がギリギリ隠れるくらいが好ましい。お尻が完全に隠れるほど長いとだらしない印象を受けます。またタイトスーツの流行で、ショート丈のジャケットも人気ですが、ビジネスマナーを考慮するならスタンダードな長さがベスト。流行に左右されることもないので、長く着られて多少の体型の変化にも対応できます。

(取材・撮影協力/ニューヨーカー

 

(取材・文/津田昌宏 写真/伊藤恵一)

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