充電台がロボット!? シャープの最新スマホ「AQUOS R」は驚き満載
&GP / 2017年4月18日 22時0分
充電台がロボット!? シャープの最新スマホ「AQUOS R」は驚き満載
シャープがスマートフォンの新シリーズ「AQUOS R」を発表しました。従来はキャリアによって「ZETA」「SERIE」「Xx」と変えていたフラッグシップのシリーズ名を「AQUOS R」に統一し、ハードウェアが共通するモデルとして発売するそうです。
▲発表会に登壇した取締役専務 兼 IoT通信事業本部長の長谷川祥典氏(左)と、IoT通信事業本部 パーソナル通信事業部 商品企画部長の小林繁氏(右)
この「R」には、新シリーズのコンセプトとなる4つの意味が込められています。
・Reality(臨場感のある映像美)
・Response(なめらかで俊敏なレスポンス)
・Reliability(長く使える信頼性)
・Robotics(人工知能がかしこくサポート)
と聞いても、どんなスマホなのかイメージしにくいですよね? 筆者は開発中のモデルにいち早く触れることができたので、その特徴を紹介しましょう。
■HDR対応の高精細ディスプレイを搭載
AQUOS Rには、5.3インチのIGZOディスプレイが搭載されています。従来モデルの画面解像度はフルHD(1920×1080ドット)でしたが、約1.8倍のWQHD(2560×1440ドット)に進化し、120MHz駆動のなめらかで鮮明な倍速表示にも対応しています。さらに、HDR(ハイダイナミックレンジ)に対応し、動画再生時の白飛びや黒つぶれを防ぎ、隅々までリアルで鮮明な画質で表示できるようになっています。
▲左がAQUOS R。HDR対応により、従来よりも広範囲の輝度と色域が表示可能になり、映像の奥行き感が向上
▲
■カメラの性能もトップクラス
従来から評価が高かったカメラも、誰もが高画質や便利さを実感できるレベルへと進化を遂げました。メインカメラが超広角22mmで、F1.9の明るいレンズを搭載。有効画素数は2260万画素で、光学式手ブレ補正にも対応しています。また、被写体から5cmくらいの距離に近づいてもピントが合うなど、接写の性能も向上させたとのこと。フロントカメラにも23mmの広角レンズを採用し、1630万画素でセルフィーを楽しめます。
▲左がAQUOS R。広角レンズの採用により、従来よりも広い範囲を写せるようになった
▲こんなに近づいても、ピンぼけせずに撮影可能
▲背景と人物を認識し、最適な構図に自動補正される新機能「インテリジェントフレーミング」も搭載
▲フロントカメラも広角で、画質も良好
クアルコム製の最新CPU、Snapdragon 835(2.36GHz×4コア + 1.9GHz×4コア)を搭載し、RAMは4GB。パフォーマンスの面でも、トップクラスと呼べるスペックを実現しています。
端末が熱くなりにくい新開発のサーモマネージメントシステムを採用し、防水・防塵性能に加えて、水滴がついた状態でも快適に操作できるタッチパネルを導入するなど、シャープがこれまでに培ってきた技術が漏れなく搭載されています。iPhoneやXperiaなど他メーカーに奪われたシェアを再び奪取するための渾身の1台と言ってもいいでしょう。
▲カラバリはMercury Black(左)と、Zirconia White(右)。背面パネルの手触りも◎
▲持ちやすさ、落としにくさにも配慮された側面
■エモパーと連携する動く充電台が楽しい
その意気込みは、スマホと同時に発表された周辺機器にも表れていました。そのひとつが「ROBOQUL(ロボクル)」という充電台です。AQUOS Rをセットすると、フロントカメラがユーザーの顔を検知し、ユーザーの方に向けて通知を伝えてくてる仕組み。人工知能を利用した「エモパー」とも連携し、「明日の天気を教えて」「最新ニュースを教えて」などと話しかけて、必要な情報を入手することも可能。いわば、スマホがロボットに早変わりするようなアイテムです。
▲充電用クレードル「ROBOQUL」は、ユーザーの顔を探して210度回転する。同梱になるか、別売になるかは未定
もうひとつは「AQUOS Frosted Cover」という、シャープ純正のフリップカバー。半透明のカバーで現在時刻や電話着信などは確認でき、メールの通知などプライベートな情報は隠せる仕組み。ただし、通知があった際に、カバーをなぞると、曇ったガラスを拭くような感覚で、通知が浮かび上がるという仕掛けになっています。
▲参考展示されていた「AQUOS Frosted Cover」の試作品
▲カバーで覆われたまま指でなぞると通知が見える
■シャープが本気で100万台を目指す勝負モデル
「AQUOS R」は、近々大手キャリアが発表するであろう夏モデルのラインナップのひとつとして発表される見通しです。スマホメーカーは販売目標を公表することは少ないのですが、シャープは販売目標を「100万台超」と宣言し、自信を示していました。シャープはSIMフリー市場にも参入しているので、SIMフリー版が登場する可能性もなきにしもあらずでしょう。
▲発売後1年間で100万台以上の販売を目指す。将来的には、海外展開も視野に入れているとのこと
持ちやすく操作感も軽快で、カメラも驚くキレイに撮れる。ものすごく満足度が高そうなスマホでした。「発売後2年間は最新のAndroid OSにアップデートさせる」という約束もあり、長く使い続けたい人も安心できそうです。今夏のシャープは本気です。おそらく、いつも以上に本気です。スマホの買い替えを考えている人は、発売日や価格など、正式な発表を待ちましょう!
(取材・文/村元正剛)
むらもとまさかた/ITライター
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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