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炊いて焼いて温められる!「HOTデシュラン 2」って弁当箱…なの?

&GP / 2017年4月19日 19時0分

炊いて焼いて温められる!「HOTデシュラン 2」って弁当箱…なの?

炊いて焼いて温められる!「HOTデシュラン 2」って弁当箱…なの?

ランチタイムは、オフィスで働く人がほっとひと息つける時間。そんなときに食べるお弁当は、温かいものがいちばんですよね。保温性の弁当箱を使ったり、レンジで弁当を温め直したりと “温かい弁当” の探求方法は人それぞれだと思います。

しかし、 “作りたての弁当を食べる” という発想をお持ちの方はなかなかいないのでは? 今回は、米を炊きながらおかずを温められる「HOTデシュラン 2」という弁当箱を紹介します。“弁当はあらかじめ作ってきたものを温め直すもの” という概念を打ち破る「HOTデシュラン 2」で何ができるのか、実際に使ってみました。

■「HOTデシュラン 2」って何?

「HOTデシュラン 2」は、筒のような形状が特徴の弁当箱。ひと目見ただけでは、弁当箱に見えませんが、カバーを外すと米を炊くための釜や、おかずを保存するケースなどをセットできます。

本体の電熱板を熱することで、「HOTデシュラン 2」では「米を炊く」「おかずを焼く・煮る」「沸かす」といった3つの調理が行なえます。まずは、最大の特徴でもある、米を炊く機能を試してみます。

 

■“弁当箱”で米を炊いてみた!

米を炊くには、付属の釜に米と水を入れ炊飯スイッチを押せばOK。米の量にもよりますが、約40分で炊きあがります。なお、米を炊くときに出る蒸気で、あらかじめ作ったおかずを温め直すことも可能。家から出来合いのおかずを持ってきた場合は、米を炊く時間を利用しておかずも温めるのもよいでしょう。

▲電熱板に固定ストッパーをセットする

▲電熱板の上に釜をセットし、米と水を加える

今回は無洗米を使用したため、米1に対し1.3の割合で水を加えました。説明書によると、白米を使う場合、米1:水1.2の割合になるそうです。あくまで目安なので、ここは好みによる調整が必要です。ちなみに、釜には水の分量を計る目盛があるのですが、見えづらいので要注意。水の量は、あらかじめ計っておくことをおすすめします。

米のセットが終わったら、次はおかずを準備します。ケースにおかずを入れ、フタをしたら釜の上にセット。

▲おかずをケースに入れる

▲フタをし、釜の上に重ねる。このとき、大きいケースが下になる

釜の上にケースを重ねたらカバーをかぶせます。ストッパーをしっかり閉め、本体の「炊く」ボタンを押しましょう。

▲釜の上にケースを重ねた状態

▲カバーをかぶせ、ストッパーをしっかり閉める

▲「炊く」ボタンを押す

ボタンを押すと、電熱板による加熱が始まります。加熱が終わると「0」が点滅するので、カバーを外すと…

おかずケースに水滴が! これなら「なかのおかずもしっかり温まったのでは?」と思い、実際にフタを空けてみると、上に置いた小さいケースは「まぁ温かいかな」という程度でした。おかずに完璧な温かさを求める人には少し物足りないかもしれません。下に置いた大きいケースは、釜の上に直接置いただけあって、温かさをしっかり確認できました。どの食材をより温めたいかによって、入れるケースを選ぶ必要がありそうです。

さて、肝心の米はと言うと…

しっかり炊けています! 芯もなく、水分もしっかり吸っているので「柔らかめのご飯が好き」という人の期待にもしっかり応えられます。

■新機能“焼く”を試してみた!

ここまで、「HOTデシュラン 2」最大の特徴である “米を炊きながらおかずを温める” 機能を紹介してきました。実は、この機能自体は2010年に販売された「HOTデシュラン」ですでに実現されており、「HOTデシュラン 2」はその後継機なのです。

追加された機能は、「焼く・煮る」「沸かす」の2点。今回は “焼く” 機能を試してみたいと思います。電熱板の上に今度はフライパンをセットしましょう。好みの具材をバーベキュー感覚で焼けそうです!

▲電熱板から固定ストッパーを取り外し、フライパンをセット

▲「焼く/煮る」のボタンを押す

ボタンを押すと、熱加減を3段階で調整できます。ここでは、中火程度の「2」に設定しました。ウインナーを入れ、熱していきます。

途中、熱加減を「3」に変更。火を使うときのようにスピーディーな調理できませんが、焼くのに少し時間がかかる程度で、具材に火が通らない、なんてことはありません。

▲ウインナーにしっかり焼き目がついた

「焼く/煮る」ボタンを押せば、肉じゃがのような煮物も作れます。もはや “卓上フライパン” の趣きすらある「HOTデシュラン 2」。さすがにオフィスでの “バーベキュー” は難しいですが、夜中に台所を汚さず、自分が食べる分のおかずだけ作りたいときに活躍しそうです。

 

■持ち運びには難しいけれど…

「お米が炊ける!」「付属のフライパンで加熱調理ができる!」そんな異色の “弁当箱” として紹介してきた「HOTデシュラン 2」ですが、1点課題があるとするなら、“持ち運びが難しい”という点でしょうか。1.6kgの本体を通勤カバンに入れるのには抵抗があります。

とは言っても、大きさ自体は高さ23cm、奥行き14.5cmと、これだけの調理機能を備えている割にはスリム。デスク下やロッカーなどに保管し、食事時に取り出す、といった使い方はできそうです。

 

「HOTデシュラン 2」の魅力は “手軽さ” よりも “その場での調理” が可能な点にあると言えます。弁当を作るために早起きができない人も、米と残り物の食材があればオフィスで作りたての、それも栄養価の高い食事を楽しめます。一方、「手早く弁当を作ってランチの時間になったらすぐ食べたい」という人は、保温性のある弁当箱を使い、前の晩の残り物を温かいままオフィスに持ち込む方がよいかもしれません。

「HOTデシュラン 2」の販売価格は1万79円です。

>> 「HOTデシュラン 2」

 

(取材・文/神戸紅実子

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かんべくみこ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」に所属。”平成生まれ昭和育ち”ながら、スマホやアプリに関する記事を若者文化に乗り遅れまいと執筆中。東横線ユーザーだが、ときどき中央線沿線にも出没する。

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