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SIMフリースマホ「HUAWEI nova」に向く人、「HUAWEI nova lite」に向く人

&GP / 2017年5月25日 19時0分

SIMフリースマホ「HUAWEI nova」に向く人、「HUAWEI nova lite」に向く人

SIMフリースマホ「HUAWEI nova」に向く人、「HUAWEI nova lite」に向く人

格安SIMが使えるSIMフリースマートフォンとして、HUAWEI(ファーウェイ)が機種のラインナップを増やしています。価格の安さと性能を重視した高コスパなモデルとしては、若者向けブランドとして展開する「nova」シリーズを展開。MVNOのセット販売でも入手しやすいのが特徴で、「安くても良い機種が欲しい」という人にオススメです。

本記事では、novaシリーズで展開する「HUAWEI nova」と「HUAWEI nova lite」に焦点を当て、両機種の特徴を比較しつつ、どんな人に向いているかを解説します。

■「HUAWEI nova」は丸みのあるメタルボディを採用

HUAWEI novaは5型のフルHDディスプレイを搭載する端末。OSにはAndroid 6.0、CPUにはSnapdragon 625(8コア、2.0GHz)を搭載するミドルレンジ仕様。RAMは3GB、ROMは32GBです。外部メモリは最大128GBまで対応します。

「nova lite」と相対的に見ると、こちらが上位モデルに相当します。ちなみに同機のAntutu Benchmarkスコアは約64000といったところ。

▲HUAWEI nova。同社の「Emotion UI 4.1」を採用

同機のボディは、マグネシウムとアルミの合金を採用。サンドブラスト仕上げの表面は、優しい肌触りです。カラーラインナップは「ミスティックシルバー」「チタニウムグレー」「ローズゴールド」の3色を展開。

▲写真のカラーはローズゴールド

背面カメラは1200万画素。P9のようなデュアルレンズではありませんが、普段使いには十分な画質で撮影できます。前面カメラは800万画素でF値2.0です。

▲ピクセルサイズは1.25μm、F値は2.2。暗所で使える「ローライト」モードも搭載

なお、背面には指紋センサーを搭載。ロック解除のほか、背面スワイプ操作で通知パネルの表示や、写真表示の切り替えなども行えます。

▲ポートはUSB Type-C。バッテリー容量は3020mAhで急速充電にも対応する

ちなみに、同機はジャイロセンサーを搭載しているので、「ポケモンGO」のAR表示など、ゲームアプリとの相性も◎。

■「HUAWEI nova lite」の方がちょっと大きい

一方、「HUAWEI nova lite」は5.2型のフルHDディスプレイを搭載。liteと言いながらも、novaと比べてこっちの方が少し大きいです。

▲HUAWEI nova lite。同社の「Emotion UI 5.0」を採用。ソフトウェア面はこちらの方が最新版だ

OSにはAndroid 7.0、CPUには自社のKirin655(8コア、2.1GHz+1.7GHz)を搭載します。RAMは3GB、ROMは16GB。こちらも外部メモリを最大128GBまでサポートします。

性能面で異なるのはCPUとストレージ容量。とはいえ、novaに大きく見劣りはしません(同機のAntutu Benchmarkスコアは約54000でした)。

▲上がnova、下がnova lite。ディスプレイの色合いはnovaの方が緑が綺麗に表示され、nova liteの方が全体的に赤みがかる傾向があった

nova liteの背面はガラスパネルを採用。デザインとしては、楽天モバイルで扱う「honor 8」に近いでしょうか。カラーラインナップは「ホワイト」「ブラック」「ゴールド」の3色を展開します。

▲背面中央には指紋センサーを搭載。こちらもスワイプ操作(スライドジェスチャー機能)に対応

背面カメラは1200万画素、前面カメラは800万画素。F値も含め、スペックの数値上ではnovaとの差はありません。ただし、後述しますが、実際の使用感には差が見られました。

▲ポートはmicro USB。バッテリーは3000mAh搭載

なお、nova liteはジャイロセンサー非搭載です。

■カメラの画質には差が感じられた

両機のカメラで実際に写真を撮影してみました。下記3枚の写真は左側がnova、右側がnova liteとなります。

余白の色味に注目すると、nova liteの方が全体的に青みかかっているのが分かります。また、ミニカーの写真を比べると、novaの方がコントラストが高くなっています。

▲左がnova、右がnova liteのカメラアプリの動画解像度設定画面

動画の画質にも差があります。novaの方が最大解像度が高く、手ブレ補正も利用できる(HD画質以下の場合のみ)ようになっています。

カメラを頻繁に使う場合には、「nova」を選んだ方がメリットが多そうですね。

 

■au通信網の通信対応にも差が

ネットワーク対応についても差がありました。下記画像の赤字部分がnovaのみの対応項目となります。

▲通信方式の比較

B18はauが使用する800MHzの周波数帯(プラチナバンド)です。au VoLTEにはソフトウェアアップデートで対応。キャリアアグリゲーションにも対応予定となっています。

NTTドコモ・au回線問わずに使えるのはnovaの方というわけですね。

 

■まとめ

au回線を使用する格安SIMでは、nova一択ですが、NTTドコモ回線のサービスでは、nova liteも検討してよいでしょう。

IIJmioのホームページを参考にすると、novaの価格は一括3万4800円(税抜、以下同)、nova liteは一括1万9800円。価格差は1万5000円あります。

デザインについては、novaの方が筐体の質感が良く、感じられる人が多いでしょう。

ディスプレイはnova liteの方が大きいですが、画質はnovaの方が優位です。ただし、目を凝らして比較しなければ、そこまで差は目立ちません。

一方、カメラの性能にはそこそこ差があります。SNSなどへの写真投稿が多い人は、novaの方がオススメです。

>> ファーウェイ

 

(取材・文/井上 晃

いのうえあきら/ライター いのうえあきら/ライター

スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。編集プロダクション「ゴーズ」所属。

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